化学物質過敏症についての掲示板のログ3

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科学的であること 投稿者:rasyoumon  投稿日: 9月 5日(金)21時04分27秒

週刊誌の書評に促されて佐藤健太郎という人が書いた「化学物質はなぜ嫌われるか」 という本を読みました。
「公害」「薬害」「化学物質」等についてのマスコミ報道の無責任さ、素人(私もその一人)のいいかげ んさ、について、目から鱗です。
NATROMさんは、この本を評価されますか。


Re:卵が先か鶏が先か 投稿者:NATROM  投稿日: 8月15日(金)23時05分48秒

これはまた返答に困る内容ですねえ。化学物質過敏症とされている患者さんは精神疾 患を有する率が高いという報告はあるようですが、どちらが先かは明確になっていないと思います。ご相 談の例では、鬱病(本当に鬱病かどうかはよくわかりませんが)のエピソードがいつから始まったのかに ついて情報があれば、参考になると思います。1年半前から鬱病のエピソードがあるならば、よしんば床の ワックス掛けが増悪要因になったとしても、「既に、鬱病的兆候があった」と言えるでしょう。しかし、 北里の診断書を覆すのはやっかいであろうと考えます。


 投稿者:yukiro  投稿日: 8月15日(金)18時18分54秒

初めて投稿します。
最近、一緒に仕事をしていた人が、職場環境が原因で『化学物質過敏症』になった、というのです。さら にそのため、「鬱病」を併発したと言います。ところが、これまで1年半近く一緒に仕事をしていて、朝、 起きれないからといって仕事を突然休んだり、突然、ヒステッリックな言動があったり、仕事に対する集 中力もなく、まともに仕事をすることもなく、周りの者に迷惑をかけてばかりいました。私は、この人は 少々精神的に変なのではないかと思っていたりしましたが、職場の清掃をし、床のワックス掛けをした日 に、突然、倒れて、私たちの心配を振り切ってそのまま帰宅し、翌日から出て来なくなりました。しばら くして北里研究所による「職場環境によるシックハウス症候群である」という内容の診断書を提出しまし た。「職場環境による」と言われても、その人の一方的な説明だけによって決め付けることができるもの なのでしょうか?また、その人自身は代理の人を通じて「職場により化学物質過敏症にされたのであり、 さらに鬱病にまでされた」から「職場は責任をとるべきである」と言ってきました。
 私が、疑問に思うのは、この人は、既に、鬱病的兆候があったのであり、その後、「化学物質過敏症」 になったのではないかということです。
鬱病を既に有している人が化学物質過敏症になりやすいのか、それとも、化学物質過敏症になると鬱病が 引き起こされるのか、本当に疑問です。どのように考えればよいのでしょうか。ご助言ください。


お久しぶりです 投稿者: 555  投稿日: 6月30日(月)17時11分23秒

NATROMさん お元気ですか?
前回通り過ぎに気ままに書き込みし、そのままになってしまっていました。ところが、久しぶりに立ち寄 らせていただいたら、丁寧なお返事が書いてあってびっくり。
本当に失礼しました。
実は、QEESI問診票のことを調べていたら、またまたNATROMさんの名前を拝見し、懐かしくなって性懲りも なく立ち寄らせていただいた次第です。
相変わらず、憎まれ役になっていますね。でも、CSを自称する人も情けないというか……。議論吹っかけ ておきながら、形勢不利と見るや捨て台詞をはいて逃げるのはどうにかならないものでしょうか。NATROM さんて忍耐強い人ですね(感心)。

立ち寄らせていただいた置き土産として、QEESI問診票に関する話題を一つ。
微量化学物質による健康被害としてはSHSとMCSが有名ですが、この両者は必ずしもイコールではありませ ん。発症メカニズムもまだ解明されていないわけですが、とりあえずSHSの研究は、かなりまともな動きを 示し始めています。
厚生労働省の補助金による研究事業は石川哲先生を中心に進められてきましが、最近は同じ北里大学の相 澤好治先生が主任研究者になっています。先生は広義のSHSを4つの型に分類することを提案していて、1 型は化学物質による中毒、2型は新築や増改築に伴う化学物質曝露、3型は化学物質曝露とは関係ない心 理的要因、4型はアレルギー疾患や他の疾患の増悪と分類しています。
要は、SHSといっても必ずしも化学物質ばかりが原因でないということですね。2型が55%と最も多いので すが、これに次いで3型も25%おり、精神的・心理的原因も軽視できないことがわかります。ただし、こ れらを同列に扱うことはできないので、相澤先生は2型のみを狭義のSHSとして扱うことを提案しています 。私も、妥当なお考えだと思います。
こうして厳選された患者さんを調べていくことで、SHSの発症と関係する具体的な化学物質、あるいはその 発症メカニズムが科学的に明らかにされていくものと期待できます。特に微量トルエン吸入による脳の賦 活化をfMRIで観察する研究に重きを置いている様子で、脳の機能低下が過敏性を招くと考えている私も、 今後の研究成果に期待できるようになってきました。

ではMCSとの関係ですが、相澤先生はQEESI問診票で「MCSの可能性大」とされた患者さんを4つの類型に当 てはめてみたんですね。その結果、サンプル数は少ないものの、男性では90%の方が化学物質曝露と関係 のある1型と2型に該当しました。ところが、女性では54%にとどまり、3型に該当する方が34%もいた といいます。このことから、「女性ではより慎重にQEESIを評価する必要がある」と追記しております。
確かに、QEESIは自己申告式ですから、自分の症状を冷静に分析できる人もいれば大袈裟に書いてしまう人 もいるでしょう。QEESIはあくまでも問診票であり、その得点によって診断が確定するものではないという 点に注意が必要です。ちなみに、日本におけるQEESI問診票の有効性については、尚絅学院大学の北條祥子 先生が詳細に検証しております。

最後に、内山巌雄先生がQEESIを用いてCS患者が70万人いるとかいったお話。一頃に比べれば、ずいぶん少 なく見積もるようになったのではないですか? もっと厳密になれば、さらに真性の患者さんの数は少な くなるでしょう。この件に関しては、内山先生を責めるよりも、マスコミの無知を責めるべきかとも思い ます。科学的根拠も不確かなまま大袈裟に騒ぎたて、「自分も化学物質過敏症に違いない」って勘違いし ちゃった人を大量生産しました。そのくせ、その後の地道な研究成果は一切報道しないんですよね。いま だにダイオキシンとかビスフェノールAなんて騒いでいる人がいるのも、みんなマスコミに責任があるよ うな気がします。
それともう一つ。日本で化学物質のことを調べようと思っても、なかなかまともなサイトがヒットしない んですよ。同じことを英語で検索すると、ちゃんとした論文が出てくるわ出てくるわで……。こんなとこ ろにも、科学よりも感性を重視する国民性が現れているような気がします。だから、「科学」的に考える NATROMさんが煙たがられてしまうわけ。お気の毒です。


ありがとうございました 投稿者:ナキウサギ  投稿日: 6月28日(土)19時19分17秒

話の途中で勝手を言って誠に申し訳ありませんが、投稿を一時中断させていただきた いと思います。昨年暮れから自宅で行われている歯科治療ですが、免疫力が弱く期待するような結果が得 られないため、歯科治療が終わる9月頃まで、PCの使用を控え免疫力を上げたいと思います。歯科治療 が終わりましたら、再び続きをご質問したいと思いますので、その際はまたよろしくお願いします。

北里受診の際、北里の医師から酸素吸入と点滴の指示が出て(量など具体的にメモが私に渡され)、帰郷 してすぐ大学病院の主治医からその治療を受けました。その酸素吸入の量は低酸素で、恐らく一般的な酸 素吸入の量とは随分違うと思うのですが、宮田先生が厚生労働科学研究の6年間の結果を市民に披露した 際に、何故その酸素量なのか、ということを「鬱血」と併せてご説明されています。

私がその酸素量で酸素吸入を受けた結果、どのように顔色(血流)が変化していったか、また、静脈血酸 素分圧がどのように変化していったか、ケミカル・イエロウと呼ばれる黄疸のような症状がいつ出たか、 など、その酸素量や静脈血酸素分圧の検査結果などの数値とともに具体的にお話しする事ができますので 、私の体に一体に何か起きていたのか、宮田先生が説明されているようなことが本当に起きているのかな ど、NATROMさんのご意見を次回秋に伺いたいと思います。

ご紹介いただいた論文は、早速コピーが入手できるように手配しましたので、すぐ読めると思います。
多くの時間を割いて誠実に質問に答えてくださったこと、心から感謝したいと思います。
ありがとうございました。


血流低下と静脈血酸素分圧 投稿者:NATROM  投稿日: 6月27日(金)22時12分16秒

>正常になった今現在の自分と比べると良く分かるのですが、手の甲も腕も体が全体 的に白く、「色が抜けている」と表現したほうが適切なぐらい、モンゴリアンとしての黄色味もなければ 、血の気の赤味もないような白さでした。

ここだけ見たら貧血か血流障害のように見えます。貧血はあっても極めて軽度であることはわかっていま すので、血流障害でしょう。末梢での酸素消費低下が起こったとするならば、末梢での酸素消費低下→静 脈血酸素飽和度上昇→血流低下という順番で起こったのでしょう。

私も詳しいことは知らないのですが、末梢への血流を調節する機構が体には備わっているはずです。運動 するなどで末梢の酸素消費が増えると、血流量は増える方法へ働きます。静脈血酸素飽和度のセンサーが あって、静脈血酸素飽和度低い→血流上昇、静脈血酸素飽和度高い→血流低下という調節をしているのか もしれません。

もう一つ、末梢での酸素消費低下がなくても上記症状および静脈血酸素飽和度上昇を説明するメカニズム として、シャントがあります。シャントとは毛細血管を介さず、血液が動脈から静脈へ直接流れることで す。どこかにシャントがあれば、末梢へ行くべき血流がシャントにとられますので末梢血流は低下します 。一方でシャントを介して動脈血が静脈へ流入すると静脈血酸素飽和度は上がります。


>「もっと派手な症状」とは、具体的にどのような症状でしょうか?

足の動脈が動脈硬化で閉塞する病気があるのですが、しびれたり、歩くと筋肉が痛くなったり、力が入ら なくなったり、皮膚潰瘍を作ったりします。上肢の急性動脈閉塞症も一例だけ診たことがありますが、「 しびれて右手に力が入らない」と、脳梗塞に似た訴えがありました。脳の酸素消費量が減れば、意識障害 が起きます。化学物質過敏症はきわめて多彩な症状を呈しますので、上記したような症状もあるでしょう が、単に酸素消費の低下だけで説明できないような症状も多くあります。


(無題) 投稿者:ナキウサ ギ  投稿日: 6月24日(火)11時58分21秒

返信が遅れ気味で申し訳ありません。最近あまり体調が優れず、長い書き込みが出来 ないため、北里の宮田幹夫先生が説明されている「鬱血」と私の症状については、次回に説明させてくだ さい。

>手の平と比較して指先だけが白くなったりしませんでしたか?

手の平がどうだったかはあまり記憶にありませんが、指先だけが白かったわけではありません。正常にな った今現在の自分と比べると良く分かるのですが、手の甲も腕も体が全体的に白く、「色が抜けている」 と表現したほうが適切なぐらい、モンゴリアンとしての黄色味もなければ、血の気の赤味もないような白 さでした。

>それほどの酸素消費の低下が起こっているなら、もっと派手な症状が出そうな気がします。

「もっと派手な症状」とは、具体的にどのような症状でしょうか?

私のCSの病状が1番悪かったとき、何が1番すごかったかって、神経の症状がすごく(精神ではなく) 、特に、実際に見ている映像と自分の認識に時間差や誤認が生じたりして、「一体自分の脳に何が起きて いるのだろうか」と、そういう自分がとにかく怖かったです。この期間は危険なので、車の運転も控えま した。

また、内出血や全身倦怠感、息切れ(酸素が入ってこない感じ。過呼吸を15歳のとき1度経験したこと がありますが、それとも全然違います)も凄かったです。



血流低下と静脈血酸素分圧 投稿者:NATROM  投稿日: 6月19日(木)19時55分13秒

貧血で10.5というとヘモグロビン値だと思いますが、だとすると非常に軽症でありそ れだけで手の指の異常な白さは生じません。手の平と比較して指先だけが白くなったりしませんでしたか ?


>つまり、このことは、「自律神経の働きがうまくいかないと、血流量が増加する場合もあるし、低下ずる 場合もある」ということでしょうか? 

これはありえる話です。


>もしそうであるなら、化学物質のうちすくなくともホルムアルデヒドについては、人体に血流低下を及ぼ す。しかし、NATROMさんがご説明されたように、血流低下は、静脈血の酸素飽和度がむしろ低下するため 、話が合わず、ホルムアルデヒドによる血流の低下と静脈血酸素分圧が高くなることは、別に考えたほう が良い、ということでしょうか?

ホルムアルデヒドが末梢の血流低下を起こすかどうかは保留です。網膜の血流と四肢末梢の血流はまた違 うでしょうし、個人差もあるでしょう。ただし、血流の低下が静脈血酸素分圧を高くすることはないと思 います。


>つまり、末梢での酸素消費の低下が、血流量の低下および静脈血酸素飽和度上昇を引き起こしている、と いう可能性を考えたほうが良い、ということでしょうか?

なんらかの手段で末梢での酸素消費の低下を直接証明できればいいのですが。個人的には静脈血酸素飽和 度上昇を起こすほどの末梢での酸素消費の低下はきわめて考えにくいと思います。それほどの酸素消費の 低下が起こっているなら、もっと派手な症状が出そうな気がします。


なお静脈血酸素分圧(PvO2)とQEESIスコアの関係はこんな感じです。【環境と皮膚アレルギー】 化学物質 過敏症(解説/特集/抄録あり)、長谷川眞紀(国立病院機構相模原病院 アレルギー・呼吸器科)、皮膚アレル ギーフロンティア(1348-7280)4巻3号 Page135-139(2006.11)よりの引用です。


血流低下と静脈血酸素分圧 つづき 投稿者:ナキウサギ  投稿日: 6月18日(水)14時36分36秒

>「静脈血酸素分圧とQEESIの症状スコアのあいだには相関はみられない」

この論文に書かれている結果を伺って、俄かには信じられない、という想いです。
私の場合は、悪くなっていく過程においても良くなっていく過程においても、静脈血酸素分圧の検査数値 と比例していましたし、大学病院シックハウス外来の主治医も、回復期に静脈血酸素分圧の検査数値を毎 月測定し、問診と併せて診断の目安にしていたので、相関があると思っていました。ただし、自律神経失 調症の状態とも比例していましたし、貧血があったのが、貧血が治った、という時期とも一致しています ので、この論文の結果を信じたいと思います。

しかしそうは言っても、北里の宮田幹夫先生が、先の先輩患者さん同様「鬱血」について説明されていら っしゃるので、次回再びこれらの件について、私の病状と併せてNATROMさんのご意見を伺いたいで す。

今日はもう疲れました。再び2・3日或いは4・5日休んでから、続きをお伺いしたいと思います。ご紹 介くださった論文を、是非探して読んでみたいと思います。自分なりに何か分かるかもしれません。ご紹 介ありがとうございました。


(無題) 投稿者:ナキウサ ギ  投稿日: 6月18日(水)14時35分35秒

早く坂部貢先生の話に行きたいところなのですが、そこにたどり着くまでの道程は遠 そうです。 もう少し、静脈血酸素分圧や酸素量の低下、鬱血について、ご意見をお聞かせください。

>手の指の異常な白さは、酸素消費の低下というよりもむしろ血流量の低下もしくは貧血が原因として考え られます。

>可能性として考えられるのは、末梢での酸素消費の低下が、血流量の低下および静脈血酸素飽和度上昇を 引き起こしているというものです。

確かに貧血が、CS発症少なくとも3年前からありました。5年前にも腹痛で検査したときも貧血があり ました。 しかしその数値は常に10.5ぐらいで、特に薬による積極的に治療は必用とされていません でした。しかし、酸素・点滴療法を5日間受けましたが、3日目から徐々に顔色が良くなってきたので、 貧血とは関係ないかもしれません。(次回詳しくご説明したいと思います)

私は、NATROMさんの上記の説明を伺って、また、大学病院眼科での黄班部の検査結果と併せて、自 分の場合は「血流量の低下」が起きていたのかな、と思っています。

これに関連したことですが、2005年3月、石川先生が中心となって研究されている厚生労働科学研究 の研究結果を、市民向けに披露したフォーラムが北里研究所で開かれた際、参加されていた旭川医科大学 眼科学講座の吉田晃敏教授が、

「・・前略・・
 「正常」な方とシックハウス症候群の方を比較した。網膜の血流はまったく変わらなかったが、黄班部 の血流は、極端ではないが、統計的には患者さんで明らかに落ちていた。患者さんたちが「しっくり見え ない」と言うのは、ひょっとしたら黄班部の血流が弱っているからかもしれない。
 シックハウス症候群の患者さんは、自律神経に異常をきたす場合があるが、黄班部の血流は自律神経に 支配されているので、それで血流が悪くなっていることが考えられる。
 うちの学生8名について、解剖実習前後の血流をを調べた。解剖実習ではどうしても、ホルムアルデヒ ドをたくさんかいでしまう。やはり網膜の血流は解剖前後では変わらなかったが、視神経の血流は解剖後 に落ちてしまった。化学物質が間違いなく目の血流をすくなくすることが分かった。
 今後は、もうちょっと詳しい検査をシックハウス症候群の患者さんたちに提供できないか、そして、血 流悪化のメカニズムをもうちょっと解明することにより、患者さんたちが血流をあげるにはどうしたら良 いかということを研究していきたい。」

「化学物質過敏症(CS)支援センター 2005年4月30日発行 会報誌24号」より

と、述べられています。 

NATROMさんは、静脈血酸素分圧が高くなる原因について、最初のご説明では、「血流量の増加」を 疑われ、「化学物質過敏症とされる人は自律神経の働きがうまくいっていないため、末梢への血流量の調 節がとれていないのかもしれません。」と説明されました。吉田先生は、その反対で、自律神経の異常で 血流悪化を示唆されています。

つまり、このことは、「自律神経の働きがうまくいかないと、血流量が増加する場合もあるし、低下ずる 場合もある」ということでしょうか? 

もしそうであるなら、化学物質のうちすくなくともホルムアルデヒドについては、人体に血流低下を及ぼ す。しかし、NATROMさんがご説明されたように、血流低下は、静脈血の酸素飽和度がむしろ低下するため 、話が合わず、ホルムアルデヒドによる血流の低下と静脈血酸素分圧が高くなることは、別に考えたほう が良い、ということでしょうか?

つまり、末梢での酸素消費の低下が、血流量の低下および静脈血酸素飽和度上昇を引き起こしている、と いう可能性を考えたほうが良い、ということでしょうか?


静脈血酸素分圧と化学物質過敏症 投稿者:NATROM  投稿日: 6月14日(土)09時21分27秒

>「化学物質過敏症の症状が酷い」というのは、何をもって凄い、というふうに考え ていらっしゃるのでしょうか???

自覚症状の酷さは自己申告でわかります。問診やアンケートですね。論文が見つかりましたので、より正 確に言いなおしますと「静脈血酸素分圧とQEESIの症状スコアのあいだには相関はみられない」です。 「QEESIの症状スコア」とありますので、「化学物質に曝露したときの、その反応の仕方、症状の出方」で はなく、「化学物質に曝露しているしていないに関係なく、体の状態の悪さのこと」を指していると思わ れます。論文は以下。

【環境と皮膚アレルギー】 化学物質過敏症(解説/特集/抄録あり)
Author:長谷川眞紀(国立病院機構相模原病院 アレルギー・呼吸器科)
Source:皮膚アレルギーフロンティア(1348-7280)4巻3号 Page135-139(2006.11)

北里が化学物質過敏症の重症度の診断をどのようにやっているかは存じません。「QEESIのスコアが高いも のを重症とする」という方法は、ある程度は合理的だろうと思います。ただし、症状を過大に(あるいは 過小に)答える人もいるでしょう。おそらくは、QEESIのスコアも参考に、医師がある程度主観的に判断し ているのではないでしょうか。


>私のこれらの話を総合的に見て、酸素消費の低下か、それとも血流量の増加か、いずれとお考えになりま すか???

よく分かりません。手の指の異常な白さは、酸素消費の低下というよりもむしろ血流量の低下もし くは貧血が原因として考えられます。普通の人と比べて、血流が同じで末梢の酸素消費の低下が低下した として、手の指は白くなりません。顔色も同じです。ただし、血流量が低下したら静脈血の酸素飽和度は むしろ低下するため、話が合いません。可能性として考えられるのは、末梢での酸素消費の低下が、血流 量の低下および静脈血酸素飽和度上昇を引き起こしているというものです。血流量は末梢での酸素消費量 によってコントロールされますので、末梢で酸素消費が低下すれば、血流量も低下しておかしくはありま せん。血流量の低下は静脈血酸素飽和度を低下させる方向に働きますが、末梢での酸素消費の低下による 静脈血酸素飽和度上昇のほうが強ければ、最終的には静脈血酸素飽和度は上昇します。

「体中の血管がうっ血(浮腫)した状態にあり酸素が取り込めていない」ということは可能性は低そうで す。浮腫を起こした人の採血はよく行なっておりますが、別に普通の色をしています。確かに、わざわざ 静脈血の酸素飽和度など測っていませんので、「浮腫のある患者さんは、きちんと測れば静脈血酸素飽和 度は上昇しているんだ」という可能性はないとは言えません。しかしそれにしても、浮腫ぐらいで静脈血 の酸素飽和度が変わるんだったら、既に誰かが測っていそうなものです。


その2 投稿者:ナキウサ ギ  投稿日: 6月12日(木)16時17分12秒

話がそれましたが、私が新築の職場を離れてから2週間後に初診で罹った大学病院で の静脈血酸素分圧は38で、ひどく腫れていた鼻・喉・気道の炎症も治り、咳発作型喘息も良くなってき ているような状態でした。同時に眼科でも眼底の黄班部の血流の状態を検査されましたが、流れてはいる もののとてもゆっくりで、正常の範囲ではあるがあまり良い状態ではないように説明を受けました。

ちなみに、私は初診時に、CSの患者もたくさん診ていた主治医に「化学物質過敏症ではないか?」と自 ら尋ねましたが、主治医は検査結果や問診から、私は化学物質過敏症を発症していない、と診断されまし た。実際、この頃はまだ印刷物も読めましたし合成洗剤も使用していましたし、徐々に回復していたこと から、私も曝露された職場を離れてこのまま回復していくものと信じていました。ところが、何かをきっ かけとして再び喉や鼻が炎症を起こし喘息が悪化し、たかだか1ヵ月半の間に、坂を転げ落ちるように悪 くなっていきました。

私は肌の色がとても白いですが、大学病院の初診時既に、手の指は白いというより青白く見えるほど異常 に白く、アングロサクソンの人達と接する機会も多かったですが、その異常な白さに自分でも気付いてい ました。初診時の1ヵ月半後に休職する頃には顔も真っ青でした。

私は、静脈血酸素分圧が高くなることについて、先輩患者さんから、体中の血管がうっ血(浮腫)した状 態にあり酸素が取り込めていないのだ、と聞いています。

また当時は、パソコンを使用したり印刷物を見たりすると、途端に手足が異常なほど冷えましたが、主治 医からは、これは自律神経失調症に伴うために起きている、と説明を受けています。

私のこれらの話を総合的に見て、酸素消費の低下か、それとも血流量の増加か、いずれとお考えになりま すか???

よろしくお願いします。


再び質問2つ その1 投稿者:ナキウサギ  投稿日: 6月12日(木)16時16分0秒

お忙しい中、返信ありがとうございました。

実は私は、石川先生が中心となって研究されている厚生労働科学研究の結果を知るにつけて、北里の診断 や医師の主張に矛盾を感じてきて、また、ナンシー・アンドリアセンの番組を観たことや自分の体験から 、この1年半で化学物質過敏症に対しての考えが少し変わり、患者が苦しいと感じる反応する物質を避け ることで病状から回復するのは、「結果」であって、「化学物質・電磁波が原因」ではないのではないか 、と疑問に思っています。また、それに対しての自論があり、坂部貢先生の見解(資料出てきました)と 併せていろいろお伺いしたので、もうすこし質問にお付き合いいただければ幸いです。私は毎日のPC使 用が辛いですし、1度に長文は書き込めないので、返信に関しては急ぎませんので、お時間の許すときに いただければと思います。

坂部先生の話は長くなるので、次回に回します。
今回は、もう少し静脈血酸素分圧について教えてください。しかしその前に、NATROMさんは、

>ちなみに、静脈血酸素分圧が高いからといって、化学物質過敏症の症状が酷いというわけではなかったは ずです。

と、書かれていますが、「化学物質過敏症の症状が酷い」というのは、何をもって凄い、というふうに考 えていらっしゃるのでしょうか???
例えば、化学物質に曝露したときの、その反応の仕方、症状の出方のことを仰っているのでしょうか?  それとも、化学物質に曝露しているしていないに関係なく、体の状態の悪さのことを仰っているのでしょ うか?

私の場合は、静脈血酸素分圧が高いときは、体の状態はとても悪かったです。全身倦怠感がひどかったで すし、下痢もするし、体の中心が何処だか分からなかったですし、脳の収縮感と膨張感が交互に現れ、足 もあまり動かず、口の周りの筋肉やや手の指などがこわばり、声を出そうとしても腹筋に力が入らなくな り、搾り出すような声しかでなくなりました。しかし、この頃は自分では「化学物質に反応している」と いう自覚はありませんでした。つまりこれは、マスキングされている、というふうに言われています。

化学物質を取り込まないような生活をするように指導を受け、合成洗剤を石鹸に変え芳香剤や家具などを 自宅から外に出した途端、空気室が綺麗になるたびに、次はこの家具、このイス、畳・・・というふうに 次から次へと空気室が綺麗になればなるほど、臭いや刺激が分かるようになり、臭いや刺激が分かると苦 しくそのままではいられませんし、無理に我慢していれば症状として現れる。静脈血酸素分圧が良くなり 全身の状態が良くなるのに反比例して、化学物質や臭いが分かるようになっていきました。体の状態は良 くなり元気になっていくのに反比例して、逆に化学物質に接したときの「反応」が、とても大きく出るよ うになっていったのです。つまり過敏性が増したのです。でも体は健康になったのです。

実は私は未だもって、化学物質過敏症の診断において、軽症とか中症・重症と診断されるとき、医師が何 の検査・どの症状を他の患者さんと比較されて診断されているのか、全く分かりませんし、また、それに ついての臨床環境医の記述を見たことがありません。

患者さんの中には、自身のHPで「身体の状態」と「生活用品の使用状況」(反応する度合い)から、C Sの重症度を判断されている方もいらっしゃいます。

また、私は、平成14年度に行われた環境省下の二重盲検法によるホルムアルデヒド負荷検査に参加する 予定でした。それについては北里の医師から、年齢がちょうど条件に合うことと無料で参加できる、とい う理由から参加を促され説明を聞き承諾しましたが、帰郷してからの自分の病状を考えてキャンセルしま した。 

地元の大学病院で当時主治医は80〜90人の患者さんを診ていらっしゃいましたが、その中でも私は体 の状態が1番悪く、主治医からは重症と診断されていました。また、北里でも目の追従運動や左足に痛み を感じないこと、足が上手く動かない理由について、1ヵ月後の電話再診で、大脳皮質に酸素が回ってい ない状態、と説明を受けていたことから、自分は北里でも重症と診断されていると思っていたので、後に 厚生労働省から検査結果が国民に開示されたとき、この検査に参加された被験者の病状が、軽症〜中症者 になっていたことにとても驚きました。

さらに、東大大学院の柳沢先生が書かれた本「化学物質過敏症」の中では、「重症の患者は化学物質の臭 いも感じず、「頭を石で殴られたような衝撃が走る」と表現する」といった趣旨の記述があるのですが、 私の症状とぴったり符合することから、自分は重症と思っていたので、北里の医師が二重盲検法の被験者 をどのような基準で選んだのか、重症度の診断基準は何なのか、とても疑問に思っています。


静脈血酸素分圧/身体総負荷量 投稿者:NATROM  投稿日: 6月11日(水)01時37分12秒

>NATROMさんは、静脈血酸素分圧が高くなる原因は、何が考えられるとお考え になりますか?

化学物質過敏症とされている患者さんの中に静脈血酸素分圧が高い人がいるのは事実のようです。その原 因として、大雑把に言えば、末梢での酸素消費の低下か、血流量の増加の二つが考えられます。臨床環境 医は前者のメカニズムを考えているようですが、化学物質過敏症の結果として代謝が落ちているのなら、 全身の酸素消費量も低下しているはずなので、証明は可能だと思います。それが「化学物質」によるもの かどうかは別として。

私は、血流量の増加のほうがありそうだと考えます。(「化学物質」が原因かどうかはともかく)化学物 質過敏症とされる人は自律神経の働きがうまくいっていないため、末梢への血流量の調節がとれていない のかもしれません。骨格筋の酸素消費は安静時と運動時でかなり違うはずで、運動時には血流量はそれに 見合うだけ増えています。血流量を調節している自律神経の障害によって安静時にも関わらず血流量が増 えると、消費されなかった酸素が静脈に戻るので静脈血酸素分圧が増えます。

いわゆる「自律神経失調症」の方の静脈血酸素分圧をかたっぱしから測れば、何か分かるかもしれません 。臨床環境医は、「静脈血酸素分圧の低い自律神経失調症患者は、実は化学物質過敏症なのだ」などと言 いそうですが。ちなみに、静脈血酸素分圧が高いからといって、化学物質過敏症の症状が酷いというわけ ではなかったはずです。論文はいま手元にありませんが探せばあると思います。


>「種々の化学物質が体内に蓄積されていって、化学物質を受け入れる、人によって大きさが違うコップ( 化学物質を人体が受け入れることができる許容量)の限界を超え溢れたときに発症する、というふうに捉 えられていらっしゃるのでしょうか?

概ねそうです。


>「繰り返し受ける化学物質の「影響」がその人の限界を超えたとき」と補足されています。

コップや樽の喩えよりかは良さそうですが、それでも曖昧さが残っていると私には思われます。『化学物 質Aの頻回の暴露により「限界」を超えれば、微量の化学物質Aに反応するようになる』というのは理解で きます。しかし、化学物質Bにまで反応するようになる理由が私にはわからないのです。化学物質Aと化学 物質Bが似たような性質を持つというならともかく。もちろん、「限界」を超えた結果、化学物質全般への 感受性が変化したのだという可能性はありますが、そうすると化学物質Cには反応しないのはなぜだろう? という別の疑問が生じます。

私が化学物質過敏症に懐疑的な理由の一つが、反応する物質B、B'、B''と、反応しない物質C、C'、C''の リストが、多くの場合、既知の科学知識からは予想できないことです。パソコンの出す電磁波や「3m先の 野菜の残留農薬」に反応しやすく、「スギやヒノキや桜の端材を燃やした煙」や無農薬野菜に含まれてい るであろう天然農薬に反応しにくいのは奇妙なことです。坂部先生の補足によっても、この奇妙さは十分 説明されていないと思います。


質問2点 投稿者:ナキウ サギ  投稿日: 6月 9日(月)23時29分15秒

こんばんは。
以前から私は静脈血酸素分圧のことを口にしてきましたが、そのことについて、内科がご専門であるNA TROMさんのご意見を伺いたいです。また、もう1つ「臨床環境医の主張」の中に書かれている「総身 体負荷量」についてもご意見を伺いたいので、よろしくお願いします。

先にお断りしておきますが、あくまでも上記2つの件は質問であって、NATROMさんの主張に対する反論と か批判ではなく、また、議論をしに来たわけではありませんので、その点をまずご理解ください。

化学物質過敏症患者の中には、私のように静脈血酸素分圧が高くなる患者がいます。正常値は25−40 (単位分かりません)と、地元大学病院の主治医から説明を受けています。新築の職場でシックハウスを 発症し、曝露された職場を離れ一旦は、鼻・喉・気管の炎症も治まり、喘息も回復し、また、化学物質に 曝露された職場を離れた2週間後の静脈血酸素分圧は、38でした。

その3ヵ月後には、初診時とは比較にならないほど全身の状態が悪化し、最も悪いときでは70ぐらいだ った、と主治医から聞いています。もっと悪い患者では120ぐらいの人がいる、と何かで読んだことも あります。採血の血も、数値が高いときは、朱色で濁りのない本当に綺麗な血液です。回復期に1ヶ月ご とに採血し検査されましたが、検査値が低くなるにつれて、血液もどす黒くなっていきました。
NATROMさんは、静脈血酸素分圧が高くなる原因は、何が考えられるとお考えになりますか? 

2つ目の、「総身体負荷量」についてですが、NATROMさんは、「臨床環境医の主張」のなかで、

『「総身体負荷量」は、コップや樽に喩えられます。有害な「化学物質」という水が、人体という「コッ プ」にたまってゆき、それがあふれたところで症状が生じるというのです。』

と、書かれていますが、これは、臨床環境医の書物をお読みになって、「種々の化学物質が体内に蓄積さ れていって、化学物質を受け入れる、人によって大きさが違うコップ(化学物質を人体が受け入れること ができる許容量)の限界を超え溢れたときに発症する、というふうに捉えられていらっしゃるのでしょう か?

私も発症後しばらくの間は、上記のように捉えていました。しかし、北里の坂部貢先生がある資料の中で この件について、上記のように「化学物質が人体に蓄積されていって、その人が持つコップの許容量を越 えたときに発症」というのではなく、繰繰り返し受ける化学物質の「影響」がその人の限界を超えたとき 」と補足されています。
(それが書かれた資料が自宅にあるはずなのですが見当たらず、出典元を提示できません。)

後者の坂部先生の補足であってもNATROMさんに言わせれば、学術的な検討に耐えられるものではな いのでしょうが、私はこの説明を聞き、2007年の年始に観た脳科学者のナンシ−・アンドリアセンの P.T.S.D.を発症する仮説に似ているように思い、CSについて私なりの持論があります。(推論で科 学的根拠は何もないので、ここではお話しませんし、臨床環境医の説と少し違います。)

NATROMさんは、坂部先生の補足を聞いてどのようにお考えになりますか?

以上2点、よろしくお願いします。


(無題) 投稿者:  投稿日: 5月12日(月)19時38分44秒

専門的な事は言えませんが、
いわゆる化学物質過敏症のなかに、
シックハウス症候群が含まれる、って感じだとしっくりきますね。
当事者としては、
化学物質全般に過敏になる症状、
って事がもっと広い意味で使われて認知されればな、と思います。
その上で、物質の種類によりこういう症状が多く出る、のようにデータが蓄積されていくのが理想かな・ 。。と。
時間はかかるでしょうけど。


(無題) 投稿者:K  投稿日: 5月12日(月)19時32分14秒

久々にみましたが・・その後仕事場が変わり鉄工所のような場所に一日いっただけで 、
更に病状が悪化し、昼食中〜深夜に酔いがひどく、
不眠、倦怠感、しまいには嘔吐してしまい、
さすがに限界とおもいつつ何科にいったら良いかも判らず、今日神経科にひとまずいって薬を処方されま した。ちかいうち内科も行く予定です(胃腸化では診断できないといわれましたので)。
確かに元々神経質で喘息もちで素養はあったのだと思いますし、本当に「化学物質そのもの」に反応して こういった症状がでたかどうかはわかりません。
おっしゃるとおり、シックハウス+心因性かもしれませんね。
ついでに当事者からの経験で言わせてもらいますと、
「同じ容量その人が反応していた物質に再度曝露されても、全く同じ症状が出るとは限らない」とおもい ます。
感覚的なものですが、要するに大丈夫な時もあればダメな時もあるって事です。
喘息の時もそうでしたし、時期が4,10月など季節の変わり目に喘息が悪化する事、
同じようにうつ病もその傾向がある事からも、全く医学で説明がつかないとは私は言えないとおもいます 。
ただ確実な症例症状、統計がとりにくいだけかな。。と。
実際喘息ほどの人間はかからないと思いますしね。
私の症状はすべてが化学物質のみで起こっているとは思いません。
元々神経質で喘息などもあり身体的な不安を感じると体調が悪くなる、といった素養があったのでしょう 。
*化学物質」の負荷によって症状が誘発されなかったら、私ならいくぶんかは安心します

要するに同じ条件で、必ずおきるものではないのかなと思います。私も喘息持ちでしたが(今はほぼでて ない)、もう一度出せといわれてもでないし、良く発作が出ていた時期にも、出やすい状況にしても出た りでなかったりです。化学物質過敏症と言う名前は確かに投げやりな感じはしますが、これを広義に考え て欲しいというか。
この薬品で必ずこういう症状がでる、というものではないとおもいます。
ですから思い込みの面も実際かなりあるとは思います。
また、薬品の種類によっても実際に交感神経などの機能を阻害したり、
精神疾患の元になる可能性も十分にあるとおもっています。
ひとまず当事者としては、化学物質過敏症の定義やその症状がはやくまとまって、
病状として世の中に認められて欲しいということです。
定義内容は別として、
各種汚染された空気に人が悪寒を感じないようなレベルに反応するのは確かですので・・


それで細かい実験って具体的に何ですか? 投稿者: NATROM  投稿日: 5月 8日(木)00時06分9秒

「北里でクリ−ンル−ム内に設置された特殊ブ−スの中でやっているかなり細かい実 験って、具体的にどういう実験ですか?」という質問に、ゼウシーニャさんは答えていません。なぜです か?ゼウシーニャさんは分かっているのでしょうか?


>おたくこそ、何言いたいんだか。

私が何を言いたいのかは、通常の日本語の読解力がある人にはわかると思いますが、ゼウシーニャさんの ためにわかりやすく言いましょう。「ゼウシーニャさんは、医学や科学についてよく理解していないがた め、化学物質過敏症についてありがちな誤解、すなわち『患者本人が化学物質によって症状が悪くなると 感じているのだから、症状の原因は化学物質に違いない』という誤解に陥っているのではないか」と私は 言いたいのです。誤解でないのなら、上記した質問に答えていただけますでしょうか。実際のところは、 「化学物質過敏症」の患者さんの症状は、「化学物質」ではないかもしれませんよ。


>化学物質過敏症に一度なってみてちょ。そうすりゃ話しが早い。

よしんば私が化学物質過敏症になったとしたら、ダブルブラインド下での負荷テストを受けたいです。な ぜなら、負荷テストをしないことには、症状の原因が「化学物質」なのか、それ以外なのか、自分では判 別不可能だからです。「化学物質」の負荷によって症状が誘発されなかったら、私ならいくぶんかは安心 しますが、どういう訳だかそれでは納得しないような方々もいるようですが。


(無題) 投稿者:ゼウシー ニャ  投稿日: 5月 6日(火)03時31分16秒

ヘンなところ。ここ。

おたくこそ、何言いたいんだか。

化学物質過敏症に一度なってみてちょ。そうすりゃ話しが早い。

はなしにならん。


ゼウシーニャさんへ 投稿者:NATROM  投稿日: 4月17日(木)22時55分46秒

言いたいことがあれば、はっきり言ってはいかがですか。北里でクリ−ンル−ム内に 設置された特殊ブ−スの中でやっているかなり細かい実験って、具体的にどういう実験ですか?や ってきることは、負荷試験でしょう。原理的に、盲検下の負荷試験でなければ化学物質過敏症の診断は不 可能です。


北里の診断方法 投稿者: ゼウシーニャ  投稿日: 4月17日(木)21時07分38秒

北里ではクリ−ンル−ム内に設置された特殊ブ−スの中で
かなり細かい実験を行ない、MCSを診断しますが、、分かっているのでしょうねー
???

臨床環境医が自分でチャレンジテスト(負荷試験)  って ??



何ですか これ、、?


シックハウス症候群では? 投稿者:NATROM  投稿日: 4月16日(水)22時10分56秒

Kさんのお話を聞くに、シックハウス症候群+心因性の反応(+もしかしたらアレル ギー?)で説明可能なように思います。臨床環境医がいう「化学物質過敏症」の概念を無理に当てはめな くてもいいのではないでしょうか。匂いがしないはずの「超微量」の「化学物質」に反応したりはしない のでしょう?また、喘息と化学物質過敏症は根本的に異なります。前者には客観的な診断方法も、治療法 もありますし、細胞・分子レベルでの病態も分かっています。後者は、いまだに病気の存在自体が議論の 対象になっています。


>それと同じように化学物質の臨床試験なんかもほとんど無意味な結果しか得られないでしょう。
>一人一人原因、症状、発作頻度が違うのですから。

しかし、臨床環境医が自分でチャレンジテスト(負荷試験)ではじめて化学物質過敏症であることが最 終的に証明される超微量の化学物質に反応すると言っているのです。臨床環境医の主張は間 違っていることには同意できますか。


>最後に一つだけ理解してほしいのは、化学物質等に対し「症状」が現実にある、
>という事です。それだけは確かです。

「匂い」を自覚できるほどの濃度の化学物質に対して症状が出ることは否定していません。それは、臨床 環境医の言う「化学物質過敏症」の概念を用いなくても説明可能です。私は臨床環境医の主張する科学的 に怪しげな概念は批判していますが、患者さんの症状を気のせいだなどと言っているのではありません。


つづき 投稿者:K  投稿日: 4月15日(火)20時46分40秒

はっきりいってアレルギー症状というものは千差万別であり、その原因について特定 するのは不可能だと思います。ただ、何らかの化学物質に過敏になりすぎる「症状」というのは、間違い なくあると感じています。原因が化学物質の高濃度曝露であるとか、精神的なものというのはそれこそ千 差万別で切り離して考えるべきです。
当事者としては、
症状「喘息」
原因「気温体温変化 環境変化 ペットやたばこ粉塵 精神不安」
というのと同じで、この場合は
症状「匂いや化学物質に体が重度に過敏に反応するようになる」
原因「化学物質による高濃度曝露 精神不安、環境変化」

と分けて考えるべきだと思います。
アレルギー症状だという事をまず第一に認識すべきです。
喘息患者に喘息発作を出せといってすぐでるものではありません。
それと同じように化学物質の臨床試験なんかもほとんど無意味な結果しか得られないでしょう。
一人一人原因、症状、発作頻度が違うのですから。
最後に一つだけ理解してほしいのは、化学物質等に対し「症状」が現実にある、
という事です。それだけは確かです。
私は現在この先どうやって治療すればいいのか・・・と調べている最中ですが、
係れるような医者も見当がつかず(当方広島)結局喘息と同じく根本的には、
対処療法しかないだろうなというのが結論です。
推敲もせず書きなぐりで駄文失礼致しました


当事者としての体験談です 投稿者:K  投稿日: 4月15日(火)20時45分0秒

私は幼少から20程度まで小児喘息持ちで、車や排気ガスや特殊な匂いなど過敏なほ うで苦労していたのですが、いわゆる化学物質過敏症の発症、症例を調べようやく最近の体調不良の原因 がこれだな・・とわかったものです。
去年秋くらいに部屋を変え、
ヤフオクからとある中国製らしき椅子を購入し、実家で増築された8畳の部屋に部屋
で日中過ごすようになったのですが、この時はくさいなぁ・・でも原因はわからない、という程度のもの でした。
3ヶ月して元の部屋に戻る事になったのですが、その際購入した椅子も流用していると、やはり臭いので 原因がこの椅子にあるとわかり、間近に何度も嗅いでしまいました(今思えば大失敗ですがこの過程が高 濃度曝露じゃないかなと思います)

でこの椅子を廃棄し、しばらくは問題なかったのですが、体調は何かストレスがたまるような、怒りやす くなってるなと自分で感じるような生活が続いていたのですが、2月末に新しいノートパソコン(dell製 )を購入したのですが、この時から私の人生が狂い始めました。
明らかに排出口から出る空気が新品パソコン特有のそれの匂いが出ており、(ちなみに同じ製品で他の方 は匂いがするのは確かだが気になる人は少数でした)
過敏なほうではない妻ですら「喉痛くなるかも」という感じで、
私は次第に耐えられなくなってしまい、仕事柄長時間パソコンに向かわなくてはいけないのですが、2, 3時間以上すると 目、頭の中の左上辺り、首筋の後ろ辺り(特に左)が痛い、胃も時々痛い、腸の辺り もシクシクする、といった症状が多く出るようになりました。
特に精神不安が一番の問題で、元々大学生の頃から将来の不安などを感じると時々ハっとかウワっと声を 出したくなるくらいの恐怖を感じる事はあったのですが、数ヶ月に一回で特に気にもしてなく2月くらい まではひどくはなかったのですが、最近では妻の前でその声を出しそうになったりという事が週に1,2 度と増えてしまいました。
うつ病なんて他人事だと思ってました。心の病なんて本人次第だと本気で思っていました。自分でそれを 自覚した時に、なんでこんな事に・・という気持ちでいっぱいです。
上記症状になってから、このパソコンが特別匂うだけだろうと、新古品に買い替えましたがやはり排気口 から同じように匂いを感じ(妻的にはこちらは前よりはマシでそこまで気にならないそうです)症状は同 じでした。

パソコンが原因でないなら、気の病かと思い、
他の部屋で試しに生活すると症状は全くでません。空気が良いと思われる環境で生活すると体調は良くな ります。
HEPA+ホルムフィルタ付きの空気清浄機を購入しましたが、影響はほとんどありませんでした。アレルギー が起きる物質が取りきれてないのか何なのかは不明です
最終的に、パソコンをとなりの部屋へ移し、モニタだけを部屋においていますが、
となりの部屋からの隙間からも当然空気は漏れますので、その匂いを時々感じ、
たまに体調が悪くなります。
中古パソコンの場合VOCなどはあまりでないらしいですが、父所有の6年目くらいのパソコンがある部屋だ と何も感じません。
手持ちのデスクトップPCの近くにいてもそほぼ症状は起きません(肩は普通にこりますが)。
この一連の流れ以来、とにかく匂いがすべてダメになりました。

ファブリーズの匂いをかいだだけで、最初に購入したノートパソコンの匂いが蘇って来るような感覚に襲 われ体調も少し悪くなります。
モノにもよりますが新品特有の匂いを感じると同じように気持ちが悪くなります。
部屋を換気してパソコンも全くつけないと改善します。
20歳まで喘息だった身からいうと、こういったアレルギー的反応というのは、
医療現場で原因を実証するのはかなり難しい事と思います。
私自身も結局何で喘息発作が出て、何で治ったかすらわかりません。
当時も発作を出せといわれて出やすい環境にしても出ない時はでないし、
飼っていたペットが死んでから出なくなったのも偶然かもしれませんし原因かもしれません。(発作が始 まったのは飼う前からですが)
つまる所アレルギー系の医療は実際に症状は起きているわけで、
千差万別でもその都度できる事をしてあげるしかないと言う事です。
喘息、と一言言っても色々あります。
化学物質過敏症もそれと同じだと思います。
喘息を苦に気分が滅入り自殺してもあの苦しさを知っているものからいうと、
何も不思議だと思いません。
それと同じように化学物質過敏症からうつになり自殺なされたと聞いても、不思議だとは思いません。
飛躍しすぎて馬鹿馬鹿しい話でしょうが、自殺者やうつが増えている理由も化学物質や電磁波等環境によ るものが大きいと体験した人間からは個人的には思っています。


化学物質@@症 投稿者: ゼウシーニャ  投稿日: 3月17日(月)04時02分36秒

私はまだ誰もこの@@症と言い出していない 今からはるか20年近く前に
とても苦しい症状を発症し、精神混乱しながらも、苦しみの中で

自分自身で、さまざまなシチュエーションにおいて、さまざまな原因を探りながら
自らの検証において ◆化学物質「拒絶症」
という名前をつけて呼んでいました。

まさか、それから数十年後に「化学物質過敏症」などという呼び名が
この世に出現するなど 思ってもみませんでした。

医師や周囲がこの「化学物質過敏症」という呼び名を言い出すより はるか以前に
「化学物質を拒絶している自分」をはっきりと自覚した事は
興味深く思います。

「化学物質だ‥ 絶対に原因はこれだ‥」と私が言い出したとき
周囲は私を「気狂い」よばわりしましたが、のちにMCSを知り
びっくりしましたね。

なぜなら 医者よりも研究者よりも、誰よりも
これに気づいたのは 

私が一番早かった事を知ったからです。


さも「霊症」の類いと言いたげな方々も 中にはいるようですが
私は霊症については はっきりと分かる質で、さらに何とかできる
特別な質ですからよく分かるのですが 

あの頃のパニックなどは それとは違いましたね。

何度も実験しました。

「化学物質」を吸入したり、避けたり、
誰も研究している人などいない、と思っていましたから
自分で。 納得でしたから、精神科には絶対に行きませんでした。

けっきょく、正解でしたね。


今、ですか???  今は「化学物質拒絶症」はずいぶん良くなっていますよ。

有害物質の少ない所へ引っ越して、ずいぶんたちますから。
以前とは揮発性有害物質の濃度が屋外も屋内も全くちがう、そんな暮らしをして
もう10年になります。(発症して20年弱)

◆でも、化学物質への「拒絶」はし続けるように努力しています。

基本的な呼吸さえ いちおうきちんとできる状態にさえ在れば
化学物質は拒絶したほうが けっきょく長い目でみれば「健康体」でいられますから。

最も大変なのは、ほ乳類の象徴である「肺呼吸」が困難になることですね。
いちおう、呼吸くらいはできる空気でなくてはね。

多くの発症者が「呼吸」で死ぬ思いをしていますが
私もそうでしたから、あ、やっぱり、という感じです。


とにかく、びっくりです。
昔の私のような人たちが、こんなに周囲にいるなんて。


ちなみに、私は 精神優良☆ 性格優良☆ 健康優良☆ 美肌☆ 頭脳明瞭☆ です。

ただ、「化学物質」を 拒絶して生きているだけなのですが‥

まあ、現代ではこれが最も難しい。













後悔 投稿者:Seiji-Y  投稿日: 3月 8日(土)05時03分4秒

 何だか、とんでもない掲示板に入り込んでしまったようです。この掲示板では、な んか私が悪者みたいに思われているようで、ついていけません。場違いでした。もうこの掲示板に書き込 みすることはないでしょう。さよなら。


NATROM 様へ 投稿者:Seiji-Y  投稿日: 3月 7日(金)16時47分4秒

 ご意見、有難うございます。どこで診断を受けたか、どんな治療をしていたのかは 、もう死んでしまったわけですから、答えは控えさせて頂きます。ただ、精神科には、「躁鬱病」と診断 されました。刃物で殺されかけたことも、しばしばです。それ以上申し上げることは、どうかお許し下さ い。
 妻のような犠牲者がこの先現れないことを願うばかりです。
http://seijiy.hamazo.tv/

http://seijiy.hamazo.tv


Seiji−Yさんへ 投稿者:NATROM  投稿日: 3月 7日(金)01時38分23秒

ブログからの転載か、それともご本人なのかよくわかりませんが、ご本人だとしてお 話を進めます。

それは大変でしたね。奥様は「化学物質過敏症」の診断はどこで受け、どのような治療をされましたか? また、精神科による介入はありましたか?化学物質過敏症の患者さんの嗅覚は鋭くなると言われますが、 実験的にはプラセボと区別できないこともあります。その場合、本当に「化学物質」に反応しているのか どうかを、よく考えてみるべきです。今後、科学的に化学物質過敏症の研究が進み、奥様のような事例が なくなるよう願っています。


執行猶予 投稿者:Seiji−Y  投稿日: 3月 6日(木)21時44分12秒

私は、2002年12月25日に精神科に初診、うつ病と診断されました。妻が化学物質過敏 症という悪魔のような病気になり、それこそ地獄のような生活でした。           化学物質 過敏症は悪魔です。近所の人が合成洗剤で洗濯していたら、無添加の洗剤にして下さい、と頼みに行かさ れ、逆に住居の管理人さんに告げ口されて、こちらが、注意をされる有様。化学物質過敏症の患者の嗅覚 は、犬や仙人に匹敵するものです。普通の人が感じない臭いにも反応してしまうのです。こちらの苦情に 対する苦情は山ほど受けました。化学物質過敏症の患者には、生きる権利はないのでしょうか?            そのうちに、妻は化学物質のみならず、きんもくせい、い草、醤油、炊飯器でご飯が炊け る時の臭い、ホウレン草を浸している時の臭いなどにも反応するようになりました。
 病状が悪化し、妻は電磁波過敏症にもなってしまいました。これは、もう普通の生活ではありません。
 私のうつもひどくなり、死ぬことを考えました。死んだ方がラクです。電磁波過敏症だとテレビはもち ろん、給湯機、洗濯機もダメです。洗濯は、私が浴室で手洗いしていましたが、それではおっつきません 。買うしないのです。妻は精神障害者の二級の障害年金を月あたり約8万円受給しており、妻のお母様よ り、月あたり10万円の援助を受けていましたが、それでも足りません。家計簿を付けていましたが、月 あたり、80万円を超える出費です。私の給料は40万円でした。普通の人なら充分にやっていける額で す。でも、それでも足りないのです。何回、死のうと思ったか判りません。
2004年 4月25日未明、妻は飛び降り自殺をしました。私は、必死に自殺を止めていたのですが、法律上、 自殺幇助の罪で逮捕されました。納得がいきませんでした。妻が死んで一番悲しむのは私であり、私は最 後の最後まで止めていたのです。
 容赦なく、高校教師は懲戒免職になりました。留置場、拘置所と普通の人なら経験しない所に裁判の判 決が下るまでの約半年間閉じ込められました。拘置所のご飯は、麦が混じっているのか茶色でした。こん な私を支えてくれたのは、高校時代の友人、大学時代の友人、それから、全国の化学物質過敏症の援助団 体、それに患者さん達でした。
 判決は、2年2か月執行猶予3年と言い渡されました。この事件の特異性から、「報道ステーション」 でも特集されましたし、週刊誌にも載りました。  昨年の11月12日午前0時に、無事、執行猶予の3年 が経過しました。長い3年間でした。常に何物かに狙われているような生活でした。
 私のうつ病は、まだ完治していません。薬を飲まなくても大丈夫な状態が完治した状態だと思っていま したが、考え方を変えました。この病気と一生付き合っていこうと。誰だって、風邪をひいたら薬を飲む んだし、精神安定剤や抗うつ剤を飲んでも恥かしいことではない、と考えるようにしました。それから、 この病気は周囲の人から理解されにくい病気です。憂鬱のひどい症状だと考えている人が多いみたいです が、全く異質のものです。それから、この病気は努力とか根性は不用のものですから、厄介です。私の場 合、完治してはいないものの、薬を飲んでさえいれば、普通に仕事ができますので、有難いことです。
前科者の私を拾って下さった会長に感謝するべく、「岩盤房きらく」で、一生懸命仕事をして行きます!

http://seijiy.hamazo.tv/


555さん、こんにちは 投稿者:NATROM  投稿日: 2月27日(火)23時37分59秒

書き込みありがとうございました。臨床環境医学が代替医療であり、科学とは距離を 置いた新しい医療であるというのはご指摘の通りです。みんながそれを分かっていればいいのですが、し ばしば「最先端の医療だ。これを知らない日本の医師は勉強不足だ」などと主張されることがあるのが問 題だと思います。代替医療であると明示されていない代替医療はQuackeryに過ぎません。

ArnetzやBellについての情報提供には感謝します。化学物質過敏症とされる症例の中には、パニック障害 と似通ったメカニズムによって症状が起こっている例もあるのではないかと私は考えていますが、そうし た考えにも関連すると思います。化学物質過敏症とパニック障害についてはいくつか論文もあるようです が、決定的なものはないようです。なにしろ、化学物質過敏症とされる症例があまりにも多様であるので 、研究も難しいのでしょう。「まずはきちんとした検査方法や診断基準を確立すること」が急務であると いう指摘には深く同意します。


ごめんなさい 続きです 投稿者:555  投稿日: 2月24日(土)13時06分31秒

分量が多すぎたため、分割して続きを書きます。

環境中の化学物質によって健康被害が出るという考え方に対して
多種化学物質過敏症という新たな病気のメカニズムを
科学的に解明していこうという人々もいます。
一方で、治療を最優先し
代替医療に活路を見出す人々もおります。
これはこれで一つの考え方ですし、
私自身、代替医療も利用できるところは利用しています。
ただ、彼らの言う化学物質過敏症には
中毒やアレルギーも含まれており
新たな「病気」というより「症候群」と考えるのが正しいかと思います。
つまり、
多種化学物質過敏症(MCS)と化学物質過敏症(CS)は似て非なるものなのです。
非常にわかりにくい話ですが
この二つを混同しているために
世間ばかりか患者も勘違いをしてしまっているのが現状です。

最後に、
Altenkirchらは、患者を次の4つタイプに分類しています。

@様々な化学物質に反応し、身体的・精神的な症状を示す者
A様々な症状が化学物質によって誘発されるが、基本は心理的ストレスによる者
B他の疾患(身体的・精神的)を見落とされている者
C化学物質とは関係ないのに、特定の医師やメディアや団体などにより「自分は化学物質に反応している 」と刷り込まれた者

彼はBのタイプが最も多く@は最も少ないだろうとしていますが、
このような状況は日本にも当てはまるのではないでしょうか?
化学物質の恐怖を過大に語るのは非科学的ですが
そうかと言って、
Cのようなタイプを取り上げて「こんな病気は非科学的」と断じてしまうのもやっぱり非科学的です。
このような不幸な状況を乗り越えるためには、
まずはきちんとした検査方法や診断基準を確立することが急務かと思います。
そして、患者自身も広い視野で情報を収集し
様々な批判にも率直に耳を傾ける勇気が大切かと思うのです。
「だって、現に私は苦しいのよ」
そう喚いているだけでは、
本当に理解して欲しいNATROMさんの様な方々の理解は得られないでしょう。

初めての書き込みなのに、長々と申し訳ございませんでした。





はじめまして 投稿者:5 55  投稿日: 2月24日(土)13時04分42秒

NATROMさん、はじめまして。
化学物質過敏症に関するお話、興味深く拝見いたしました。
おそらく、過敏症患者が目にしたら目くじらを立てて怒り出すような話ですが
これも一つの意見として、むしろ真面目に傾聴すべきご意見かと思います。
かくいう私も化学物質過敏症との「診断」を受けています。
そのため、患者と言われる方々と接する機会も普通の方よりは多いかと思いますが
正直、私自身「……?」と思われる方が多いのも事実です。

教育実習に行って、シックスクールで発症しました……

そんな程度で発症するの? と、私は思うのですが、
こんな話にも「それは大変だったわね」と何の疑いも持たないのが
化学物質過敏症患者の世界です。

さて、NATROMさんの臨床環境医に対するご批判ごもっともですが、
あまりしつこく指摘するのも大人気ないというか……。
おそらく石川氏らを中心とするグループを指しているのかと思いますが、
彼らの考え方はReaらの説をそのまま踏襲し
それに、ご専門である有機リン慢性中毒の概念を加えたものと理解しています。
彼らの化学物質過敏症という考え方は、
そもそもの出発点が代替医療です。
医学というか、科学とは距離を置いた新しい医療を目指しているわけで
それを科学的にどうだこうだと言っても議論は噛み合わないでしょう。
巷で人気の健康食やサプリメントやデトックスを
お医者様がちょっと医学的にアレンジしてやっているようなものです。
問題は、これを科学だと勘違いしている人が多いし
有名な「バケツ理論」を真顔で語る人が後を絶ちません。
困ったものと、私も考えております。

ただ、NATROMさんにも誤解していると思われる節がありますので
多少補足させていただきます。
1987年にCullenによって定義された多種化学物質過敏症は、
中毒・アレルギーとは異なる第3のメカニズムによって起こる病気です。
もちろん、そのようなメカニズムが存在するかどうかが議論の争点であり
多くの研究者がその解明に取り組んでいます。
中でも有力なのはBellらの研究で、
化学物質の嗅覚への刺激が繰り返されることで
時間依存的に神経細胞の化学物質に対する耐性が喪失し
その影響が大脳辺縁系の異常を誘発するという考え方です。
彼はてんかんモデルのキンドリング現象を参考にしているようですが
これによって発病する病気を、彼自身は化学物質不耐症と呼んでいます。
Staudenmyerを持ち出されていますが、
彼の心因説も臨床環境医と似たり寄ったりです。
そもそも、彼が実験の対象にした人がMCS患者なのかどうかも疑わしく、
きちんとした科学者からも方法論的なミスを指摘されています。
ただ、心理学的な影響を無視できないと考える研究者も多く、
ArnetzはBellの説を補足し
強い心理的ストレスも神経を感作し
化学物質とストレスの相乗効果によって
神経系ばかりか内分泌系・免疫系・その他様々な臓器にまで症状が及ぶと考えています。
実は、私もこの考え方に共鳴しております。


お返事に感謝 投稿者:お さる  投稿日:10月 4日(水)19時16分32秒

>実はAにもBにも無関係であったという可能性を考慮すべきです。症状の波が「化学 物質」とはまったく無関係であり、たまたまBを排除したときに症状が治まったことをもって、Bが原因で あったと誤認したのかもしれません

仰る通りです。
あれこれと疑心暗鬼に疲れてきています・・・

私も原因を化学物質のみに限定することには、問題があると思います。
スギ花粉の時期、電磁波の強い場所、風邪を引いた時、食物アレルギー症状が出ている時、
ストレスが強く掛かっている時は、化学物質への反応も悪化します。
仮に、化学物質過敏症が治ったとしても、食物アレルギーや、スギ花粉症まで
綺麗に治ってしまうとは思えませんし、やはり、それら症状を引き起こしている
「何か」があるように思えてなりません・・・

<<私は北里で診断済みの患者です。>>


>あらあら裁判所が… 投稿者:TBDD  投稿日: 9月 1日(金)07時21分3秒

なみなみさん>
北里大学医学部、もしくは他の「化学物質過敏症」について、「先進的に」取り組んで
おられる病院の診断書を出してきたのでしょう。多分。

アセトアルデヒドその他が発生ということになっていましたが、
一般的な室内空気のバックグランド量と比べてどれ位多かったのか、興味あるところです。
おそらく、やや多め(台所でガスコンロ、もしくは石油ストーブで暖房と同程度)くらいだと
推測します。


あらあら裁判所が… 投稿者:なみなみ  投稿日: 9月 1日(金)00時40分57秒

「化学物質過敏症」を認めるような判決を出してしまいましたね。

「電気ストーブで化学物質過敏症 ヨーカ堂に賠償命令」
http://www.sankei.co.jp/news/060831/sha08 7.htm

仮にストーブに何らかの欠陥があって、異臭がしてたとしても
「化学物質過敏症」で結論付けて良いんですかね。
まぁ、原告の方も「化学物質過敏症」と医者に診断されたからなんでしょうが、
そんなに安易に「化学物質過敏症」の診断を下すお医者さんは多いのでしょうか。


Re:ブラインドテストの必要性 投稿者:NATROM  投稿日: 8月29日(火)22時46分29秒

>薔薇アレルギーの婦人は、人工的な薔薇を構成する物質の何かに反応した
>という可能性はないでしょうか?

その可能性はありますが、だとしても、本物のバラをアレルギー症状なしに嗅げるようになったという逸 話から、本物の薔薇に対する反応は心理的な要因によるものだったわかります。


>そのプラセボに含まれる何か、もしくは、プラセボを嗅がせる際の何か
>(チューブ,機器から発せられる電磁波など)に反応した可能性はないでしょうか?

プラセボに対しても常に反応するのであれば、「プラセボを嗅がせる際の何か」に反応した可能性も考慮 すべきでしょう。しかし、実際には、プラセボに反応したりしなかったりしたのです。


>Aに反応したと思い、Aを生活から排除しても、一向に症状は治まらない。
>実はAを置いていた台のBに原因物質が含まれていた。Bを排除したら症状が治まった。

実はAにもBにも無関係であったという可能性を考慮すべきです。症状の波が「化学物質」とはまったく無 関係であり、たまたまBを排除したときに症状が治まったことをもって、Bが原因であったと誤認したのか もしれませんよ。健康食品などの代替療法が「効いた」と誤認される事例と原理的には同じです。最近、 これをテーマにブログを書きました。

インチキ医療がなくならない理由
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20060816#p1

「殆ど効果のないものが医療機関で使われるとは考えられない」というmariさんの主張に対する反論でも あります。


ブラインドテストの必要性 投稿者:おさる  投稿日: 8月27日(日)12時02分14秒

北里で患者と診断された者です。
「ブラインドテストの必要性」について1つ意見があります。

薔薇アレルギーの婦人は、人工的な薔薇を構成する物質の何かに反応した
という可能性はないでしょうか?
また、環境省のテストでも・・・
>※  プラセボ:患者が暴露したガスに対象化学物質が含まれていない状態。一般に医薬品等の効果を評 価する場合の対照薬として、二重盲検法に用いる。
そのプラセボに含まれる何か、もしくは、プラセボを嗅がせる際の何か
(チューブ,機器から発せられる電磁波など)に反応した可能性はないでしょうか?

素人なので詳しい事は良く分かりませんが・・・
Aに反応したと思い、Aを生活から排除しても、一向に症状は治まらない。
実はAを置いていた台のBに原因物質が含まれていた。Bを排除したら症状が治まった。
今の私の毎日はそんな毎日ですので・・・


(無題) 投稿者:なみなみ  投稿日: 8月25日(金)23時58分2秒

お暑い日が続きます。皆様いかがお過ごしでしょうか。
最近日本テレビでも「化学物質過敏症」を取り上げていますね。
8/18日放送の深夜番組、NNNドキュメント06「カナリアの子供たち」というタイトルです。
http://www.ntv.co.jp/document/

翌朝のズームイン朝でも、この素材で特集が組まれていました。
しかし相変わらず、過去のテレ朝と同じようなスタンス。
「科学物質過敏症」に対してまともな検証は行わず、「過敏症」の人たちを
興味本位で取り上げていただけにように思います。

マスコミには、もう少し自らの存在意義を示してほしい…。


被害者が詐欺師をかばい、懐疑論者を非難する 投稿者 :NATROM  投稿日: 8月14日(月)23時57分54秒

>NATROMさんは、科学的に化学物質過敏症が証明されていないから懐疑的なんですよ ね?

加えて、臨床環境医学が病的科学の要素をたくさん備えているからです。「多種類化学物質過敏症」とさ れている患者さんの苦痛は疑っていません、と私は明確に述べています。しかし、臨床環境医たちが、き ちんとした研究成果を発表すれば、患者さんたちは救われる可能性があるのに、彼らはそうしません。


>科学的にいろんな議論をする為の掲示板であるなら、飲尿療法や手かざしを引き合いに出さずに、堂々と シックハウス症候群は認めているが化学物質過敏症は懐疑的である、理由を科学的に(メカニズム)書い ていかれてると、より面白い掲示板になるのではないか?と思います。

化学物質過敏症に懐疑的である理由は科学的に書いています。もしかしたら、mariさんは掲示板だけ見て 、本サイトのほうは読んでいないのかもしれませんね。左下のほうに「ホームページへ」というボタンが ありますので、そこを押せば本サイトにリンクしています。


>シックハウス症候群や化学物質過敏症を全く知らない人が読んだら、NATROMさんは詳しそうに見えるかも しれませんが、少し分る人から見たら、たいしたことないと思います。

私のページは、それなりの科学的思考を出来る人が対象ですので、もしかしたらそうでない人が見たら「 たいしたことない」と思われるかもしれません。


>化学物質過敏症について懐疑的な掲示板とかえて貰えませんか?

肯定的な掲示板にも同様のことを言えれば中立的ですね。他のページが「臨床環境医学を盲信しているホ ームページ」ときちんと書いていれば、私もバランスをとってもよいです。


>本当に何も知らないのだなーとつくづく思います

セルロースが化学物質であることを知らない人にとっては、私が何も知らないように見えるのかもしれま せん。


>オーガニック(無農薬)だから何でも食べれる訳ではありません
>住めたり住めなかったりします
>針葉樹の多い山はダメだけど、広葉樹の多い山なら大丈夫という事もあります

まあそういうケースを含めて、それにしては「人工の」物質に偏って反応していないか、ってことです。 私がいつも思うのは、ダメだったケースは、後付けで理由をつけていないかってことです。本当は化学物 質の暴露と無関係に調子がよくなったり悪くなったりしているのに(空気のキレイ所で療養を開始しても 症状が悪くなるように)、症状が悪くなった後に、「針葉樹がダメだった」「ポリエステルの服がダメだ った」などと誤認していないのか、ということです。「ホメオパシーに効果がないなら、使う意味がわか りません」などと考える人が陥りやすい誤謬です。誤認によるものであれば、「人工の」物質を犯人にす るという偏りが生じる理由が説明できます。


>一般社会で通じる議論の仕方も同時に勉強した方がいいと思います。

一般社会では科学に疎い人も多くいますので、科学的には間違っていても共感を得るような主張が通った りします。そういう方針をとってもいいのですが、私はあくまでも科学的にいきたいと思います。臨床環 境医学の主張は、科学の世界では通用していません。だから、石川哲は、一般書には「医学的にも化学物 質過敏症患者が存在することが完全に明らか」と書けるけれども、論文では書けないのです。私のサイト の主な目的は、「一般社会では化学物質過敏症の存在があたかも議論の余地のない事実であるかのように 扱われているけれども、医学的・科学的にはそうでないのだよ」と示すことです。科学的思考のできない 人には通じないですが、それはもうしょうがないです。


議論をしたいのなら科学を勉強しよう 投稿者:NATROM  投稿日: 8月14日(月)23時56分53秒

よく読んでとかいう以前に、mariさんは最低限の科学的思考方法を身につけてくださ い。科学の世界で通じる議論の仕方も同時に勉強した方がいいと思います。治療法の効果判定には、比較 対象試験が必要なのですが、その理由はおわかりでしょうか?


>通常の薬もあるのに、なぜレメディを使うのですか?効果がないなら、使う意味がわかりません。

自然治癒もしくは症状の増減が起こる疾患であれば、たまたま良くなっている時期にある治療を行なえば 、実際には効果がなくても、「効果あり」と誤認することがあるのです。


>NATROMさん実験してデータを集めたのですか?

私自身は実験はしていませんが、多くの発表された研究があります。


>日本の医療機関で科学的根拠がない治療方法や効果のない薬を使っている。ということですがどういうこ とでしょうか?具体的に教えてください。

ぶっちゃけ、保険適用になっている漢方薬で、厳密に効果が証明されていないものはいくらでもあります 。漢方以外でも、効果がないとしてすでに保険適用から外されたもので言えば、脳循環改善薬のアバンが あります。ちなみに、アバンはかなりの量を使用されており、患者本人、使用した医師それぞれ、効果を 実感していました。効果のないものでも効果があると誤認されることもあるというよい例です。「効果が ないなら、使う意味がわかりません」とmari さんならおっしゃるかもしれませんが。


>天然の有害物質(化学物質と同じような働きをするもの)があるのに、患者は、人工の化学物質だけ選ん で反応しているというように感じられます。違いますか?

「圧倒的に人工の『化学物質』に反応することが多い」、ということと、「合成の化学物質のみに反応し 、天然の有害化学物質には反応しない」とは違います。よく読んでください。ちなみに、天然の有害物質 を、化学物質と同じような働きをするものとする理由がよくわかりません。天然の有害物質は化学物質で しょう。無害な物質だって化学物質ですが。


>シックハウス症候群は数年前に、国に認定されましたが、それまでは外的な要因とは全く関係ない精神的 なものと考えられていました。

「精神的なものと考えられていた」といのは嘘だと思います。せいぜい、「そう考える人もいた」という ぐらいでしょう。なぜなら、シックハウス症候群は、その発症メカニズムは通常の慢性中毒と基本的に同 じであり、化学物質過敏症のように法外なものではないからです。私の判断基準は国の認定ではなく、科 学的な根拠の有無です。シックハウス症候群は、科学的根拠があるから国に認定された、それだけのこと です。


>次に、また橋場京子さんのことですが、都合のいい部分だけを抜粋されてますね。

ええと、都合のいい部分だけを抜粋したのは、mariさんのほうが先なのですが。私は、『いわゆる「化学 物質過敏症」とは異なるように思えます』としか書いていないのに、「安易に、化学物質過敏症ではない と否定」したかのようにmariさんは書きました。


>ホメオパシーは現在の段階で科学的に効果を証明することは難しいだろうと思います。

mariさんが科学について理解していないからそう思うだけです。科学的に効果を証明することと、 メカニズムを解明することは別です。メカニズム不明であっても、効果が証明されている治療法は いくらでもあります。ホメオパシーに本当に効果があるのなら、ホメオパシー治療を受けた群と、受けな かった群で、差が検出できます。差が検出できないならば、それは効果がないということです。


>十分に説明可能ならNATROMさんの研究を厚生労働省に説明したらいいのではないですか?

mariさんは科学について理解していないから誤解しておられるだけです。心理的な要因で説明可能であ るということと、実際に症状が心理的な要因であると証明することとは異なります。


>また、証明が不十分なものを「完全に証明された」とありますが
>どこに、そのような記述があるのですか?

臨床環境医たち、具体的には石川哲らが、著作の中で言っています。たとえば、

>こうした検査によって、医学的にも化学物質過敏症患者が存在することが完全に明らかです。(「化学物 質過敏症」P184、柳沢幸雄 石川哲 宮田幹夫)

医学的に明らかなら、一般書じゃなく、論文にして発表すればいいのに。


書き忘れです。 投稿者:mari  投稿日: 8月14日(月)16時21分23秒

フィトンチッドに反応するので都会に避難する化学物質過敏症患者なんて聞いたこと ありません。

とありますが、私の知っている患者さんは、木から出ているテレピンに反応して、田舎町に引っ越しまし た。町ももちろん色々ありますが物件も近所にドライクリーニングのお店がないか、工場がないか、材木 店(木だけでなく防腐剤の匂いもします)がないか、家自体も古いところなど、色々気をつけて探されて います。その方にとっては、山の中の木の家で暮らすより、その方が楽なのです。
また、木(テレピン)に反応するといっても、生えている木は大丈夫だけど切った木はだめだったり、木 の節(付近に多く含まれている)があまり入っていない部分を選ぶと大丈夫だったり、人によって色々で す。無垢の木の家も材質や経過年数により濃度も変わりますので、それによって住めたり住めなかったり します。
生えている木でも植林のように杉ばかりのところ檜ばかりのところに居られないが、数本の檜や広葉樹は 大丈夫だったり、様々です。
針葉樹の多い山はダメだけど、広葉樹の多い山なら大丈夫という事もありますし、山がダメなら町だけで なく海の近くに引越しされている方もいます。

聞いた事ない。という前に調べてくださいね。


続きA 投稿者:mari  投稿日: 8月14日(月)14時00分50秒

また、飲尿療法や手かざしと書かれていますが、それは、何ですか?
科学的にいろんな議論をする為の掲示板であるなら、飲尿療法や手かざしを引き合いに出さずに、堂々と シックハウス症候群は認めているが化学物質過敏症は懐疑的である、理由を科学的に(メカニズム)書い ていかれてると、より面白い掲示板になるのではないか?と思います。
正直、今の書かれ方では、素人が少しネットや本で調べればわかるレベルを、幽霊の存在やよくわからな いものを出してきて、化学物質過敏症を怪しげな物だと書いているだけに思います。
もっと、科学的に書かれたらどうですか?
シックハウス症候群や化学物質過敏症を全く知らない人が読んだら、NATROMさんは詳しそうに見えるかも しれませんが、少し分る人から見たら、たいしたことないと思います。

テレピンに反応するから都会に避難した人の話聞いたことないですか?どのように調べたのですか?私は 、今ほど重症になる前は都会の古びた町の古びた家が楽でした。
都会は排気ガスも濃いですし、人も多いので合成洗剤、香料色々な物があります。田舎は田舎で
排ガスは殆どないですが、農薬散布があります。農薬散布の時期はとてもキツイのでその時期だけ
都会に避難する人もいます。
人によって、何がましで何に酷く反応するかは、以前も書きましたが違うのです。
基本的に、化学物質(天然も含む)の濃度の低い環境が楽に過ごせます。ただ、当然ですが、そんな完全 にきれい場所は存在しません。そうなったら、どこが自分にとってマシな空気かを選んで
暮らしていくしかありません。


最後に、NATROMさんが懐疑的な方だと知らず、うっかり相談される方が今後もいるかもしれません。その 間違いをなくす為にも、化学物質過敏症についての掲示板というタイトルだと、まるで肯定派懐疑派、両 方の意見が聞けるようなイメージをもちます。なので、化学物質過敏症について懐疑的な掲示板とかえて 貰えませんか?そうすれば、検索してもひと目で懐疑的な人だと分ります。
野菜に関しても、オーガニック(無農薬)だから何でも食べれる訳ではありません(もちろん軽度の人と 重度の人では違います)野菜の成分によって食べられない物は色々あります。それ位、本当に少し調べた ら分るのですが・・
本当に患者の実態を何も研究されていないのですね。

 化学物質は含まれています。主成分はセルロースでしょう。セルロースは化学物質ではないとで も? それから、微量でも植物由来のアレルゲンが含まれていれば、アレルギーを起こしえます。 化学物質過 敏症の患者さんの中に、「植物由来の衣服は反応するから、人工化学繊維100%のも のしか着られない」 という人がそれなりにいれば、「患者さんが反応するのは、圧倒的に人工の 『化学物質』である」など とは書かないのですが。

また、このように書かれていますが、本当に何も知らないのだなーとつくづく思います。
微量の化学物質に反応しますが、反応する中にも、濃度の濃さ、影響力の強さ(例えば、除草剤と防虫ス プレーと天然の防虫成分であるテレピン、全く同じ量をある空気中に撒いたとして、それが
同じくらいの危険度と考えますか?または影響力と考えますか?少し考えれば分ると思います。また、考 えて分らなければ、測定して研究してみてください。一般的に天然の化学物質よりも人工の化学物質のほ うが強い物が多いです。だから、オーガニックコットンよりも、シルクよりも、ポリエステルの服に反応 する人のほうが多いのです。わかりますか?
とにかく、懐疑的な立場であっても、もう少し突っ込んで研究した後に、自分の意見を固めていくのが良 いと思います。
また、一般社会で通じる議論の仕方も同時に勉強した方がいいと思います。

NATROMさんにとっては、不愉快な内容でしょうが、カッカする前に色んな事を考えてみてください。失礼 します。


続き@ 投稿者:mari  投稿日: 8月14日(月)13時59分12秒

ホメオパシーは現在の段階で科学的に効果を証明することは難しいだろうと思います 。
極々微量のものが体に作用する事が、簡単に証明できるなら、シックハウス症候群や
化学物質過敏症のように、これまで考えられなかった極微量の化学物質が体に作用する
ことなど簡単に説明できるはずだからです。しかし、シックハウス症候群のメカニズムなど全体的な事は まだ解明されていません。化学物質過敏症もそうです。患者の体感から言って、この物質ではどういう症 状が出るとまとめることはできますが、個人的な体験なので、化学物質によるものか心因的なものか証明 する事はできません。ただし、厚生労働省の見解でも、様々な角度からの研究が行われているが心因的な 立場からの研究でも解明する事はできていない。とかかれています。
NATROMさんは、”mariさんの経過は典型的なもので、心理的な要因でも十分に説明可能であり”と書かれ ています。厚生労働省の現在の見解が必ず正しいかどうかは、わかりません。しかし、十分に説明可能な らNATROMさんの研究を厚生労働省に説明したらいいのではないですか?
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/02/h0227-1.html#betu
厚生労働省の見解 ↑
また、証明が不十分なものを「完全に証明された」とありますが
どこに、そのような記述があるのですか?
現在でも、メカニズムは研究中です。
NATROMさんは、科学的に化学物質過敏症が証明されていないから懐疑的なんですよね?
病気はあるけれど、メカニズムはわからない。という病気も存在していますよね?
病気に苦しんでいる人は、早く治療法方を見つけて欲しいと望んでいます。
その原因は、何でもいいんです。しっかり研究を行って、真の原因を突き止めたら
もっと効率的な治療法も見つかるでしょう。
今までになかった病気に懐疑的になる気持ちはわかりますが、これまでの常識じゃ
考えられない。ばかり言ってないで、研究を勧めていって欲しいと思います。
突き詰めて研究していった時のNATROMさんの意見を聞いてみたいです。
(結果的に懐疑的でも肯定的でもどちらでも構いませんが、今のNATROMさんのご意見は
表面をかすっているだけのような状態に思われます。)


よく読んでくださいね。 投稿者:mari  投稿日: 8月14日(月)13時57分49秒

こんにちは。
何度も言うように、ホメオパシーの肯定にこだわっている訳ではありません。(使用されている事実を書 いているのです。通常の薬もあるのに、なぜレメディを使うのですか?効果がないなら、使う意味がわか りません。世界中に広がろうと広がらなかろうと、研究文があろうとなかろうと、そこにその事実がある のです。事実を解明していくのも科学の役割と思います。
また、ホメオパシーの効果についてですが、単にプラセボとかかれていましたが、NATROMさん実験してデ ータを集めたのですか?
また、日本では漢方なども処方されますが、漢方は科学的なものなのですか?アメリカではハーブが処方 されるそうです、それも科学的なことなのですか?わかりやすく教えてください)
私がここでホメオパシーを例えにしたのは、NATROMさんのHPでMCSに近い概念として、ホメオパシー、 マイナスイオンなど書かれていますよね。ホメオパシーの事を知っているようなので、わかりやすい例と して出したのです。
次に、日本の医療機関で科学的根拠がない治療方法や効果のない薬を使っている。ということですがどう いうことでしょうか?具体的に教えてください。そして何のために役に立たないと思われることをしてい るのですか?患者の体にも(しんどくて病院に行っているのに、効果のない薬をだされるだけなら、かえ って体に負担です。)また医療費が問題にもなっている現在なぜ、そのような無駄な事をするのですか? 本当なら問題だと思います)


また、天然の有害化学物質には反応しない。と書いてないと言う事ですが、以前の書き込みで
こう書かれています。この意図はどういうことでしょうか?

 オーガニックの衣類、布、無垢材にも化学物質は含まれています。私の疑問の一つは、患者さん が反 応するのは、圧倒的に人工の「化学物質」であることです。人体に有害な天然由来の化学物 質だってい くらでもあるのにも関わらずです。食物アレルギーに関しては、このような不思議な 現象は見られませ ん。

天然の有害物質(化学物質と同じような働きをするもの)があるのに、患者は、人工の化学物質だけ選ん で反応しているというように感じられます。違いますか?
天然であろうが人工であろうが、自分にとって耐えられない濃度なら反応します。



シックハウス症候群は数年前に、国に認定されましたが、それまでは外的な要因とは
全く関係ない精神的なものと考えられていました。
現在でも、基本的に微量の化学物質によるものとされながら、どのようなメカニズムか解明されていませ ん。さらに多くの種類の化学物質に反応する化学物質過敏症も解明されていません。
病気の事を調べた上で、化学物質過敏症に懐疑的な立場を取るなら、当然シックハウス症候群でも懐疑的 な立場をとることになると思いますが、そうではなさそうですね。
判断基準は、国の認定なのでしょうか?

次に、また橋場京子さんのことですが、都合のいい部分だけを抜粋されてますね。
私は、他の病気の可能性がないか医療機関で見てもらい、何もなければ、化学物質過敏症を見てもらえる 病院を受診した方がよいのでは?と書いたのです。
当然、他の病気も考えられます。だから、上記のように解体のですが、その部分割愛された上で反論して ますね(人の言った言葉を割愛(編集)して反論する事に意味があるのでしょうか?)


臨床環境医学は、ホメオパシーと同様に、現在の科学で説明しきれ ない 投稿者:NATROM  投稿日: 8月14日(月)03時11分30秒

>自然界などの事も、すべて科学で説明できますか?証明できますか?

できませんが、それが何か?「何を否定し、何を否定していないか」を読んでください。

・科学がすべてだとは言っていません。
科学的手法によれば臨床環境医学の主張は十分な根拠はない、とは言っています。科学がすべてではない のですから、科学的な証明が不十分な治療法を選択する患者さんがいてもいいとは思います。問題は、証 明が不十分なものを「完全に証明された」などと嘘をつくことです。患者さんの選択は、正しい情報を与 えられた上で行われるべきです。
http://members.jcom.home.ne.jp/natrom/de ny.html


科学的根拠が不十分なことを承知の上で、ホメオパシーや臨床環境医学を選択するのは、別に私は止めま せん。私は科学的に根拠のある医療を受けたいし、患者さんにも科学的に根拠のある医療を受けて欲しい ですが。なので、私の掲示板で質問されれば、科学的に根拠のない診療を行なっている病院の受診は私は 勧めません。いずれにせよ、「臨床環境医学は、ホメオパシーと同様に、現在の科学で説明しきれない」 、ということについては同意できそうでなによりです。飲尿療法や手かざしも同様ですが。


>最後に、化学物質過敏症は合成の化学物質のみに反応し、天然の有害化学物質には反応しない。
>と書かれていますが、間違いです

どこに「天然の有害化学物質には反応しない」と書かれていますか?単に思い込みで書かれては困ります 。天然の化学物質に反応することがあるのは認めています。けれども、天然の化学物質と比較して、圧倒 的に人工の「化学物質」に反応するというのは事実ではないですか。フィトンチッドに反応するので都会 に避難する化学物質過敏症患者なんて聞いたことありません。柳沢幸雄らの本に、石油ストーブをはじめ としてさまざまな人工の「化学物質」に反応するのに、桜の木を燃やして暖を取るのは平気な例が紹介さ れています。ホルムアルデヒドやダイオキシンを初めとしてきわめて多くの有害な「化学物質」が生じて いるのに。無農薬で育てた野菜には多くの天然農薬が含まれていますが、「天然農薬に反応するので無農 薬野菜は食べれない」という例を聞いたことありません。


>オーガニックの布、無垢材の家に化学物質は含まれている。との事ですが、オーガニックの布に含まれて いる有害な化学物質を教えてください。

化学物質は含まれています。主成分はセルロースでしょう。セルロースは化学物質ではないとでも?それ から、微量でも植物由来のアレルゲンが含まれていれば、アレルギーを起こしえます。化学物質過敏症の 患者さんの中に、「植物由来の衣服は反応するから、人工化学繊維100%のものしか着られない」という人 がそれなりにいれば、「患者さんが反応するのは、圧倒的に人工の『化学物質』である」などとは書かな いのですが。


医療機関で使われていれば効果があると信じてよいのか?  投稿者:NATROM  投稿日: 8月14日(月)03時10分15秒

>私の体験談のどの部分が、懐疑的な立場を支持する根拠なのでしょうか?

mariさんの経過は典型的なもので、心理的な要因でも十分に説明可能であり、私のサイトを十分に読まれ ている方々にとっては、とくに臨床環境医学に肯定的な情報ではないことがわかります。「懐疑的な立場 を支持する根拠」となるのは、mariさんがホメオパシーに肯定的であり(肯定的と書いてないというなら 「殆ど効果のないものを医療機関で使われるとは考えられない(だから医療機関で使われている以上、ホ メオパシーは効果があるはず)」などと考えるような人であり、と読み替えても可)、よって自然科学の 手法に不慣れであることが明確であるからです。ぶっちゃけ言いますと、「ホメオパシーにひっかかって いるような人だから、臨床環境医学にもひっかかっているのだ」というわけです。


>どこが、安易に肯定して、どこが無責任なのですか?不思議に思います。

それならば、逆に聞きますが、一体誰が安易に化学物質過敏症を否定しているのですか?「お話を聞くだ けでは断言はできません」と断った上で、「セカンドオピニオンを求めてはどうか」と私は言いました。 実際、橋場京子さんに書き込みには、化学物質過敏症の最大の特徴であるところの、「超微量の同系統の 化学物質に対してさまざまな臨床症状を呈する状態」かどうかの情報がありません。発症原因が疑われる 「クロマイとエンペシドとアデスタン」に少量に曝露される機会があるとは思えません。ならば、化学物 質過敏症ではなく、他の疾患の可能性のほうが高いと判断できます。さらに、「化学物質過敏症をみても らえる病院で診察してもらうように」というアドバイスは、私にとっては無責任きわまりないものです。 「科学的に根拠のない疾患を診ているような病院で診察してもらうように」と言っているようなものです から。


>私は、どこにも肯定的と書いていません。

mariさんは、「なぜ極限まで希釈されたレメディーが人間の体に作用するのでしょうか?」と質問しました 。前後の文脈からも、「極限まで希釈されたレメディーが人間の体に作用すること」を事実としてお考えな ようです。十分にmariさんはホメオパシーに肯定的だと思いますが。実際のところは、複数の研究が、極 限まで希釈されたレメディーは作用しないことを示しています。ホメオパシーに関してはかなり調べられて いますので、「現在の科学のレベルでは説明ができない」でもなければ「効果があるという科学的根拠が ない」ですらなく、「効果がないという科学的根拠がある」というレベルです。


>殆ど効果のないものを医療機関で使われるとは考えられないので

このように誤解している人がいるからこそ、「医療機関で使われている!」という宣伝文句が有効なんで すね。「医療機関でも使われている」で検索した結果を以下のURLで示します。

http://www.google.co.jp/search?q=%22%E5%8C%BB% E7%99%82%E6%A9%9F%E9%96%A2%E3%81%A7%E3%82%82%E4%BD%BF%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3% 82%8B%22&hl=ja&lr=&rls=GGLD,GGLD:2004-04,GGLD:ja&start=10&sa=N

mariさんは、これら「医療機関で使われている」治療法のすべてが効果があるとお考えなのですね?私は 、効果があるものもあれば、ないものもあると思います。逆に聞きますが、ホメオパシーが効果があるの なら、きちんと論文として発表され、世界中の病院で使用されていないのはなぜですか?新しい治療法は 、効果があるかどうか検討され、世界中の医師が使用できるように発表され、(各国の医療制度によって タイムラグがあるもののいずれは)世界中の病院で使用されるようになります。ホメオパシーについては 、効果がないことが示されたため、伝統的に利用されてきた一部の国以外では採用されていません。


>化学物質過敏症に限らず認定されている病気でも、現代の科学で治療できない病気はいくらでもあります 。治らない病気は科学的に根拠がない病気なのですか?

いいえ。治らない病気であろうと、発症メカニズムが不明であろうと、経験的な手段によって病気の診断 が可能であれば、独立した疾患とみなされるべきです。化学物質過敏症が正式な疾患として認められてい ない理由は、診断方法がきわめて恣意的であるからです。もし、盲検下で、微量の化学物質によって症状 が誘発されることが確認できれば、独立した疾患として認められるべきです。


つづきです。 投稿者:mari  投稿日: 8月13日(日)10時40分18秒

私は、どこにも肯定的と書いていません。
たぶん現在の科学で説明しきれないであろうレメディ(ホメオパシーに使われる薬の総称です)
がヨーロッパの医療機関で公的に認められ使用されているという事実を書いたのです。
私がいいたいのは、殆ど効果のないものを医療機関で使われるとは考えられないので「科学的根拠がない 」のではなくて、現在の科学のレベルでは説明ができないのではないか?ということが言いたいのです。 自然界などの事も、すべて科学で説明できますか?証明できますか?
私は、科学は人間が一生懸命勉強してきた知識の積み重ねだと思っています。現在は多くのことが
科学で分るようになりました。しかし、化学物質過敏症に限らず認定されている病気でも、現代の科学で 治療できない病気はいくらでもあります。治らない病気は科学的に根拠がない病気なのですか?
また、日本でも科学的に根拠のない治療法があると言う事ですが、それは何ですか?病院で行われている 事ですか?

最後に、化学物質過敏症は合成の化学物質のみに反応し、天然の有害化学物質には反応しない。
と書かれていますが、間違いです(調べましたか?単に思い込みで書かれては困ります)
少し調べれば直ぐに分ります。きっちりと調べた上で議論して欲しいと思います。
オーガニックの布、無垢材の家に化学物質は含まれている。との事ですが、オーガニックの布に含まれて いる有害な化学物質を教えてください。無垢材のほうは材木に含まれるテレピンの事と思われます。濃度 が高い低いは木によって違います。
しかし、オーガニックの布にどのような天然の有害化学物質が含まれているのか是非教えてもらいたいと 思います。

(読んでいる方へ)
私の書き込みの内容を少し違うように表現されていたので、反論となりました。
反論なので、少し強い口調もありましたので、不愉快に思われたらお詫びします。


話の展開に少し無理ないですか? 投稿者:mari  投稿日: 8月13日(日)10時38分26秒

こんにちは。

NATROMさんが懐疑的立場である事は、よく分っているのですが
文章が論理的に展開されているとは思えない部分があるので
もう少し、説明したいと思います。

まず、私の体験が化学物質によるものか心理的なものかわからない。と言う事ですが
これについては、NATROMさんの意見なので、何も思いません。
ただし、私の書き込みが懐疑的な立場を支持する根拠にしかなりません。とありますが
私の体験談のどの部分が、懐疑的な立場を支持する根拠なのでしょうか?
また、NATROMさんの書き込みの中には、下記に書いて行きますが、何ヶ所も、私の文章をよく読まずに飛 躍しているところがあります。

まず、安易に化学物質過敏症を否定しないでほしい。とのコメントに対して
安易に化学物質過敏症を肯定するのは無責任ではないですか?と書かれています。
しかし、きちんと読んで頂けたら分ると思いますが、私は、他の病気の可能性がないか
病院で調べてもらった後に、何もなかったのなら、一度化学物質過敏症をみてもらえる
病院で診察を受けた方が良いと思う。という意見を書きました。
どこが、安易に肯定して、どこが無責任なのですか?不思議に思います。

次に私がホメオパシーに対して肯定的ということが、他の読者にとって非常に示唆的でしょう。と
書かれていますが、ここでも飛躍しています。


話の展開に少し無理ないですか? 投稿者:mari  投稿日: 8月13日(日)10時37分4秒

こんにちは。

NATROMさんが懐疑的立場である事は、よく分っているのですが
文章が論理的に展開されているとは思えない部分があるので
もう少し、説明したいと思います。

まず、私の体験が化学物質によるものか心理的なものかわからない。と言う事ですが
これについては、NATROMさんの意見なので、何も思いません。
ただし、私の書き込みが懐疑的な立場を支持する根拠にしかなりません。とありますが
私の体験談のどの部分が、懐疑的な立場を支持する根拠なのでしょうか?
また、NATROMさんの書き込みの中には、下記に書いて行きますが、何ヶ所も、私の文章をよく読まずに飛 躍しているところがあります。

まず、安易に化学物質過敏症を否定しないでほしい。とのコメントに対して
安易に化学物質過敏症を肯定するのは無責任ではないですか?と書かれています。
しかし、きちんと読んで頂けたら分ると思いますが、私は、他の病気の可能性がないか
病院で調べてもらった後に、何もなかったのなら、一度化学物質過敏症をみてもらえる
病院で診察を受けた方が良いと思う。という意見を書きました。
どこが、安易に肯定して、どこが無責任なのですか?不思議に思います。

次に私がホメオパシーに対して肯定的ということが、他の読者にとって非常に示唆的でしょう。と
書かれていますが、ここでも飛躍しています。
私は、どこにも肯定的と書いていません。
たぶん現在の科学で説明しきれないであろうレメディ(ホメオパシーに使われる薬の総称です)
がヨーロッパの医療機関で公的に認められ使用されているという事実を書いたのです。
私がいいたいのは、殆ど効果のないものを医療機関で使われるとは考えられないので「科学的根拠がない 」のではなくて、現在の科学のレベルでは説明ができないのではないか?ということが言いたいのです。 自然界などの事も、すべて科学で説明できますか?証明できますか?
私は、科学は人間が一生懸命勉強してきた知識の積み重ねだと思っています。現在は多くのことが
科学で分るようになりました。しかし、化学物質過敏症に限らず認定されている病気でも、現代の科学で 治療できない病気はいくらでもあります。治らない病気は科学的に根拠がない病気なのですか?
また、日本でも科学的に根拠のない治療法があると言う事ですが、それは何ですか?病院で行われている 事ですか?

最後に、化学物質過敏症は合成の化学物質のみに反応し、天然の有害化学物質には反応しない。
と書かれていますが、間違いです(調べましたか?単に思い込みで書かれては困ります)
少し調べれば直ぐに分ります。きっちりと調べた上で議論して欲しいと思います。
オーガニックの布、無垢材の家に化学物質は含まれている。との事ですが、オーガニックの布に含まれて いる有害な化学物質を教えてください。無垢材のほうは材木に含まれるテレピンの事と思われます。濃度 が高い低いは木によって違います。
しかし、オーガニックの布にどのような天然の有害化学物質が含まれているのか是非教えてもらいたいと 思います。

(読んでいる方へ)
私の書き込みの内容を少し違うように表現されていたので、反論となりました。
反論なので、少し強い口調もありましたので、不愉快に思われたらお詫びします。



ホメオパシーと臨床環境医学は同類である 投稿者: NATROM  投稿日: 8月13日(日)00時51分6秒

mariさん、こんにちは。書き込みありがとうございました。しかしながら、mariさん の書き込みは、化学物質過敏症あるいは臨床環境医学に懐疑的な立場を支持する根拠にしかなりません。 mariさんの体験談だけでは、症状が「化学物質」によるものなのか、それとも心理的な要因によるものな のか、区別できません。発症のきっかけはシックハウス症候群であるので、おそらくは化学物質の暴露と 心理的な要因の両者が関与しているものと思われます。


>今までの科学や西洋医学の考え方すれば、信じられない事もあるかもしれません。
>しかし、思い込みではなく、実際にそういう患者がいてるのです。環境の悪化などにより今後増えてくる と思います。

「実際にそういう患者がいる」ことは否定していません。「症状が『化学物質』によって誘発される」と いうことに懐疑的なのです。「化学物質」の暴露によって症状が誘発されるかどうかで化学物質過敏症の 診断が可能とされていますが、盲検下、つまり患者さんに「化学物質」かどうか知らせずに暴露させても 、症状は必ずしも誘発しません。一方、「プラセボ」、つまり何も「化学物質」の暴露させなくても、症 状が誘発されることもあります。これは、化学物質過敏症の症状が、化学物質ではなく、心理的な要因で 誘発されることを示しています。


>安易に、化学物質過敏症ではないと否定するのは辞めて欲しいと思います。

安易に化学物質過敏症であると肯定するのは無責任ではないですか。橋場京子さんの場合は、きっかけが 薬剤投与であったとしても、「超微量の同系統の化学物質に対してさまざまな臨床症状を呈する状態」か どうかについて情報がありません。本当に薬剤投与が原因だったかどうかすら、分かりません。


>ヨーロッパではレメディ(もとの物質が含まれないほど薄められている)が公的に認められ
>医療の現場でも使われています。
>なぜ極限まで希釈されたレメディーが人間の体に作用するのでしょうか?科学的な説明ができるなら教え てください。

ホメオパシーのことだろうと思います。極限まで希釈されたレメディーは、単なるプラセボと同等ぐらいに しか、人間の体には作用しません。ヨーロッパあるいは世界中どこの国であろうと、ホメオパシーの効果 を科学的に認めている国はありません。単に、伝統的に、あるいは医療費の問題で、科学的に根拠のない 薬を使うこともあるというだけです(日本でも、伝統的に、科学的に根拠のない治療法が認められていま す。)

mariさんがホメオパシーに肯定的であることは、他の読者にとって非常に示唆的でしょう。ホメオパシー がどういうものかについては、たとえばマーティン・ガードナーが「奇妙な論理」でとりあげられている ように、よく知られています。私の主張は、臨床環境医学や化学物質過敏症の概念は、まさしくホメオパ シーと同類であるというものです。一部の医療機関でホメオパシーが使われている理由と、一部の医療機 関で化学物質過敏症の診療がなされている理由は、基本的には同じものです。


>なんとか化学物質が含まれない物を集められたとしたら、それはどんな物ですか?
>オーガニックの衣類、布、無垢材の家、無垢材のオーダー家具
>あと何かありますか?それだけで生活できますか?よく考えてみてください。

オーガニックの衣類、布、無垢材にも化学物質は含まれています。私の疑問の一つは、患者さんが反応す るのは、圧倒的に人工の「化学物質」であることです。人体に有害な天然由来の化学物質だっていくらで もあるのにも関わらずです。食物アレルギーに関しては、このような不思議な現象は見られません。


つづき 投稿者:mari  投稿日: 8月12日(土)18時39分28秒

私は、初期の頃ネットでシックハウスや化学物質過敏症を調べ、症状は一致している が見てもらえる病院が遠くにしかなかった事(当時)治らないと記入されていた事で、あっさりと(症状 が進んでいく事を知らなかったので)治療を放棄し、とても後悔しています。
今までの科学や西洋医学の考え方すれば、信じられない事もあるかもしれません。
しかし、思い込みではなく、実際にそういう患者がいてるのです。環境の悪化などにより今後
増えてくると思います。
なので、橋場京子さんは、一度他の病気の可能性がないか病院で調べた後、
化学物質過敏症をみてもらえる病院で診察してもらった方がいいと思います。
始めは一つの化学物質に過敏なだけでも、ほっとくと多種類に移行する可能性があります。
安易に、化学物質過敏症ではないと否定するのは辞めて欲しいと思います。

また、現代の科学は医療は進んでいるかもしれませんが、万能と考えるのは間違いだと思います。
ヨーロッパではレメディ(もとの物質が含まれないほど薄められている)が公的に認められ
医療の現場でも使われています。
なぜ極限まで希釈されたレメディーが人間の体に作用するのでしょうか?科学的な説明ができるなら教えて ください。
今現在の知識(科学)で考えられることを元に全てを考えていくのは、どうかと思います。
化学物質過敏症がある、ないを科学的に証明するよりも、人助けの為に研究等してくれる方が
よっぽど助かります。

最後に、テレビ番組などを見た感想で、なぜ過敏症なのにこれは大丈夫なんだ!?と言う方に
お返事です。
多くの物に反応しますので、他の人と同じ物も(特に強い物はだいたいかぶる)あるし違う物に反応する 事もあり人によって違います。
化学物質過敏症を食べ物アレルギーに置き換えるとわかりやすいです。
卵・蕎麦・トマト・麦・米・豆・牛乳・玉葱・スパイス・・
など多種類の食べ物にアレルギーがある感じです。
他の人の場合は
卵・蕎麦・小麦・マンゴー・・・
また他の人の場合は
卵・蕎麦・豆・キューリ・・・
のように重なる物もあれば、重ならない物もあります。
また、過敏症ではあるけど、ビニール袋は比較的マシ、防虫剤は息止まりそうとか
程度の差もあります。
非常に多くのもので苦しくなっている人を見て、じゃああれは何で使えるの?
と思うかもしれませんが、我慢してなんとか使えるものは使わないと、生活できません。
例えば車ですが、どうしても人がいる所にいかなければいけない用事があれば
電車や自転車などで人(合成洗剤・整髪料・香水・防虫剤などの匂いがあるので)に直接会うよりは、一 人の空間をキープできる車の方がその人にとったらましなのだと思います。
あなたの身の回りから化学物質が使われているものを除いたら何が残りますか?
たぶん何もないと思います。
もし、あなたが発症したらどのように生活しますか?
なんとか化学物質が含まれない物を集められたとしたら、それはどんな物ですか?
オーガニックの衣類、布、無垢材の家、無垢材のオーダー家具
あと何かありますか?それだけで生活できますか?よく考えてみてください。

懐疑的観点からの掲示板と言う事ですが、事実を知らない方もいらっしゃるようなので書き込みました。


化学物質過敏症 投稿者:mari  投稿日: 8月12日(土)18時38分58秒

私は、家のリフォームをきっかけにシックハウス症候群になりました。
家に入れば具合が悪くなり、離れれば少しすれば元にもどるのです。
たまたまシックハウスの事を聞いたので、調べてみると症状が全く同じで、ああこれだなと思いました。 治療法がない(薬がない)ということで病院にも行かず、新しいビルなど苦しくなる所
だけ避けていました。
数年間そのままにしておいたのですが、徐々に苦しくなる種類の化学物質が増えていき
5年ほど経った頃には、ついに職場にも入れなくなりました。(ワックスや整髪料などで)
空気清浄機を何台か設置し、頑張りましたが、どうにもならなくなりました。
都会に住んでいた為に、空気のキレイ所で療養を開始しましたが、1ヶ月ほど経った頃から
どんどん症状が悪化(離脱症状と思います)しました。現在は、それから1年ほど経ちますが
少しづつ回復に向かっています。
職場を離れないといけなくなった頃には、多種類の化学物質に反応し、治療をするにも
有効と思われる薬やサプリメントまで飲む事ができない状態までなってしまいました。
もっと、早く治療にとりかかれば、もっと短期間で回復する事が出来たと思います。
なぜなら、これを飲めば治るという薬がない現在、毎日の食生活を気をつけたり、汗をかくように
軽く運動したりがメインになってきますが、重くなると今まで隠れていた食べ物アレルギーがでてきたり 、運動し様にも、空気がかなりキレイじゃないと外に出る事の出来る日が限られています。
プラス合成洗剤などに反応するようになったら、人が来るところには行けません。
とにかく重症になってからでは、治療をするにも物凄く制限を受けるのです。


論文を書きませんか 投稿者:西村有史  投稿日: 2月15日(水)17時49分54秒

はじめまして。わたしは「化学物質過敏症」というテーマからはずいぶんご無沙汰し ています。その意味で昔話のようになるのかもしれませんが、わたしはこの問題での一番の難点は、この 「疾患」の概念がアカデミックに議論されてこなかったことにあると思います(日本の医学の学会が議論 をする場からほど遠いことも関係しているのでしょうが)。
 以前臨床環境医の論文を片っ端から収集して、「科学的根拠に基づく化学物質過敏症」というものを書 こうと思ったこともありましたが、あまりに煩雑で断念しました。熱意のある方にやっていただければと 思うのですが、いかがでしょう。

http://www.geocities.jp/srybx731/index.html


Re:薬で過敏症になりました 投稿者:NATROM  投稿日: 1月15日(日)20時26分38秒

橋場京子さん、こんにちは。お話を聞くだけでは断言はできませんが、橋場京子さん の症状の原因が薬である可能性は否定できませんが、いわゆる「化学物質過敏症」とは異なるように思え ます。今の主治医の説明に納得できないのであれば、セカンドオピニオンを求めてはどうでしょうか。


薬で過敏症になりました。 投稿者:橋場京子  投稿日: 1月14日(土)20時55分32秒

私は48才の女性です。5年前に不妊治療を受けようとしましたが、子宮卵管造影検 査のためには膣内の細菌が−にならなければならないと言われ、膣錠(クロマイとエンペシドとアデスタ ン)を100錠入れられ、膣錠の痛みや違和感に耐えられなくなり今度は消毒をされ激しい痛みになり、 5年経った今でも激しい違和感に苦しめられています。医者は更年期障害だとか精神科に行きなさいとか 言いますが、薬に反応して激しい痛みや違和感になったのだから薬が原因だと思います。私は薬の大量使 用によって化学物質過敏症になっていると思います。ご意見をお願いします。(匿名希望)


フッ素だヒジキだ 投稿者:通りすがり  投稿日: 7月 9日(土)00時37分48秒

どうなんでしょう?
http://homepage2.nifty.com/smark/F&As-Che.htm
ここの制作者の方は、以前は「日本人は牛乳ではなく野菜や海藻をたっぷりとってカルシウム補給をしま しょう」とおっしゃっていたはずですが。
http://homepage2.nifty.com/smark/CaMFVegi.htm
http://homepage2.nifty.com/smark/Milk- EST.htm


テレメンタリー 投稿者:TBDD  投稿日: 6月16日(木)21時59分59秒

裏番組の都合上、最初の半分くらいしか録画できなかったんですがね。
飛ばしまくりでした。ごてどんが可哀想でした。
相変わらず、都合のよい「病気」だな、との感を強くしました。
ちなみに、診断書は、は〜。北里「柴三郎先生は草葉の陰で泣いておられるに違いない」。
何よりびっくりしたのは、ごてどんが・・・ はぁ。

蛍、今年はもうシーズン終わりましたが、来年は高速を飛ばして、見に行かれてください。
私もそこにはもう数年行ってませんが、おそらくまだすごいと思います。
それだけの値打ちはあると思います。人も多いけど。

http://kids.yahoo.co.jp/docs/event/hotaru2005/spot/7/43_2.html


テレメンタリー 投稿者:NATROM  投稿日: 6月14日(火)06時53分26秒

TBDDさん、ありがとうございます。

内科開業医のお勉強日記で、さっそく言及されていました。
http://intmed.exblog.jp/m2005-06- 01/#2017619

私の住んでいるところでは、たぶん土曜の朝にあるようです。今ビデオが壊れているので、見れるかどう か…。どうでもよいことですが、5年間保障がついていたのですが、保障期間が終わったとたん、ほぼ1日 のずれで壊れました。タイマーがついていたとしか思えん。


またぞろ 投稿者:TBDD  投稿日: 6月13日(月)23時55分43秒

テレ朝系列で以下の番組があります。
お暇ならご覧になって、コメントお願いします。
NATROMさんがどこにお住まいか存じ上げませんので、放送日はご自分で
お調べください。
ちょうど放送日にビデオが空いていない(というかおそらく録画する価値がない)ので。

「安息地は山の中」〜化学物質過敏症と闘う夫妻〜
真っ黒なサングラスに大きなマスクをした女性が山の中でテント暮らしを続けている。
化学物質に過敏に反応するこの女性は現代社会で生活することが難しい。
症状が悪化すると、目が見えなくなり、呼吸が苦しくなってくる。この世の中には
私の住む場所がない、これ以上耐えられない、化学物質から逃れたい。
夫婦がたどり着いたのが山の中だった。9年間にわたってこの病気と闘ってきた
熊本市の夫婦を通して、深刻な現代病の実態に迫る。
(制作:熊本朝日放送)

http://www.tv- asahi.co.jp/telementary/


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このサイトは下層のコンテンツを含め、リンク自由です。 作成者:NATROM/電子メール:natrom@yahoo.co.jp(化学物質過敏症についてのメールは、件名に「化学物質過敏症」を含めると早く返事がもらえます)
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