このファイルは、掲示板巡回ソフトのログファイルを元に再構成したものであり、投稿時の状態(フォントサイズ、文字の色、リンク等)をすべて反映しているわけではありません。
>ここからは論旨が飛んでしまうとお感じなるかもしれませんが、環境とはそのよう に、実は厳密な実験が難しい場であり、人体もそうではないかと思うのです。特に多種多様な環境要因の どれによってどのような影響がでるかを、それぞれ、実験を行うまでの生育環境が異なる人間に対して厳 密にコントロールして実験することが本当に可能なのかどうかが、僕には分からないところです。
もちろん、マクロな視点で見たときに、環境中のある特定の因子の人体への影響を計測するのは困難です 。しかし、「化学物質過敏症に関する覚え書き」で懐疑の対象になっているのは、そのようなものではあ りません。
>それで教えて欲しいのですが、化学物質過敏症が「存在する」とするエビデンスを出すことと、化学物質 過敏症が「存在しないとする」エビデンスを出すこととは、同じ厳密さで、同じ方法で可能なのでしょう か。
少なくとも、臨床環境医が主張しているように、「ある種の化学物質(たとえばホルムアルデヒド)に対 して、低濃度(たとえば40ppb)で反応する人が存在」しており、「丁寧な問診や他疾患の除外によって、 化学物質に過敏性があるかどうかか、また感受性がある原因物質が何か判断できる」ということが事実で あれば、厳密に証明可能だと思います。ブラインド条件下で、低濃度の化学物質に曝露させて、反応する かどうか見ればよいのです。
実際、北里大学で採用されている診断基準によって、「低濃度のホルムアルデヒドに反応する」とされた 人に、ブラインド条件下で低濃度のホルムアルデヒドを曝露したら、プラセボと変わりはありませんでし た。化学物質過敏症という疾患はそもそも存在しないか、もしくは、存在したとしても北里大学の診断基 準ではそのような人を診断できないのか、どちらかであるというのが結論であろうと思います。後者であ ったとして、これまでそのような基準で多くの人を診断し、治療しているのです。治療の中には、「原因 物質」を皮内に注射するという誘発中和法などが含まれます。Quackeryであると私は考えます。ブライン ドテストでの結果を考慮して、診断基準を見直そうという動きがあればまだいいのですが、そういう話は 聞こえてきません。
化学物質過敏症が「存在しない」エビデンスを出すことは決してできません。幽霊が「存在しない」と証 明することが不可能であると同じです。証明する責任は、存在すると主張する側にあります。念のために 言っておきますが、「化学物質過敏症が存在するかもしれないから何らかの対策が必要である」、という 主張には反対していません(「農薬は全面禁止」といった極端な主張には反対ですが)。化学物質の未知 の害について考えることと、いい加減な基準による診断や、もしかしたら有害かもしれないエビデンスの ない治療法とは、明確に異なると考えます。
僕の専門は水環境です。富栄養化という言葉をご存じでしょうか。赤潮やアオコなど 、特定の植物プランクトンが異常増殖する現象です。一般にはこの現象は、窒素やリンなど栄養物質が増 えて、表層で増えることができる植物プランクトンが増え、それにより底で生える水草や海草が光を受け ることができなくなり枯死、それらが使っていた栄養がますます植物プランクトンに使われるようになっ たと説明されます。この説に立った実験も可能です。ただ、日本については植物プランクトンが増える前 に海草や水草が枯死し、その後で植物プランクトンが増えている水域が多いことが近年分かってきました 。その時期が調度除草剤が大量に投与された時期に重なりますが、どの成分が枯死させたのかは、既に登 録禁止になっている農薬が多いこと、またCNPやPCPには不純物としてダイオキシンが含まれていましたが 、不純物成分だと当時何がどれくらい播かれたのか推定するのさえ困難です。ましてや実験は不可能です 。環境科学にはこのような、厳密な実験ができないという制約があります。近い例では、諫早干拓の影響 を検討するために、水門を長期開門せよとの議論がありますが、あれについても、ここで議論されている ような厳密なエビデンスをコントロールも用意して行うことは不可能です。
ここからは論旨が飛んでしまうとお感じなるかもしれませんが、環境とはそのように、実は厳密な実験が 難しい場であり、人体もそうではないかと思うのです。特に多種多様な環境要因のどれによってどのよう な影響がでるかを、それぞれ、実験を行うまでの生育環境が異なる人間に対して厳密にコントロールして 実験することが本当に可能なのかどうかが、僕には分からないところです。
それで教えて欲しいのですが、化学物質過敏症が「存在する」とするエビデンスを出すことと、化学物質 過敏症が「存在しないとする」エビデンスを出すこととは、同じ厳密さで、同じ方法で可能なのでしょう か。
先程の書き込み、一行目、「臨床環境化学物質過敏症」となっていますが、誤りです 。
「臨床環境」の文字は不要です。
シックハウス症候群は認めるが、臨床環境化学物質過敏症は肯定できないという立場 が妥当だと私も思います。NATROMさんの意見には納得するところ多いです。
しかしシックハウスに関わっていると、人から臨床環境医と同じだと思われることが多いです。
「一部の医師」の仲間だと思われるようですが、不本意です。
しかし、私には、知れば知るほど、むやみにシックハウスだと診断することができないと思えてきます。
結局、その領域には関わらないほうがいいのかなあというのが実感です。
多くのアレルギー専門医が、シックハウスとかに興味を持ってくれない理由に、そういうこともあるのか も知れません。
『化学物質過敏症』どころか、『香り過敏症』という病気があって、日本に100万人 の潜在的患者がいるらしい。(誰かが、化学物質過敏症は約70万人といっていましたが、)なんでこんな 訳わからん病気をつくる医者がいて、とりあげるマスコミがあるのでしょう?
どこまで効果があるのかはわかりませんが、少なくとも、「マイナスイオンの発生」 「セルフィールは完全無機剤なので毒性がなく、人体には無害です」という説明はNGですな。「100%天然 Feイオンミネラル液等を配合」ってのも、意味の乏しい説明です。
シックハウス症候群、化学物質過敏症に関しては、インチキな関連商品を売りつける商売人が結構多いの で、宣伝サイトを参考にするのは危険だと思います。「完全無機剤なので毒性がない」なんて断言するよ うなサイトの内容を信用すべきではありません。
なんかアクセスが一瞬だけ増えていたと思ったけれども、テレビでやっていたのです ねえ。見ておりませんでした。
>自動車には乗れるのね。
だって、番組のスポンサーがトヨタだもの。
自動車には乗れるのね。
たぶん、自動車内の空気を分析して結果を知らせると、卒倒すると思う。
あと、建材の改良で、最近は無垢の木の方が放出量が多い場合もあるんだが・・・
たとえばアセトアルデヒドなど。
テレビ朝日系列の宇宙船地球号で「化学物質過敏症」の人たちを取上げています。
でもその中の「過敏症」の夫婦の奥さんは、かなり化学物質に過敏らしいのに、「茶髪」です。どういう ことなんだろう?
私の推理は空間内にある場の性質と個人の発する生体エネルギーとの干渉様態の乱れ 相の現象だと思います。よつて個々人の情報と環境情報とのハウリング問題です。例えるならマイクとス ピーカーです。対処策は離れること。そして個人の電源オフは死を意味するので論外として生活的観点を
原初的な人体保持に最低限必要な栄養素と生活道具にもつていく方向で既存の生活様式上の環境生態との 関わりあいを合理化し現代的化学要素を電源オフすること。これでハウリング問題解消です
はじめまして!けいぞうと申します。
化学物質過敏症に関する集まりがあります。
皆さんと一緒に討論したいとおもっておりますので、
無料ですので、ご都合宜しい方は是非、遊びに
いらしてください!!!10月23日(土)10時〜
詳細は↓こちらから
http://homepage3.nifty.com/~kaneko/
管理者追記: けいぞうさんは、関連のある掲示板のあちこちにマルチポストしていました。■化学物質過敏症に効くサプリメントで詳しく触れています。
こっちでした。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~s anokuri/panfsuzaifukuayou.htm
二つ目のURLは別の番組じゃ?
マキロンさん、なみなみさん、情報ありがとうございました。
今回の件で思い出したのは、メイドインUSAのUFO番組です。「宇宙人は存在して地球にやってきている! 」とか、「エリアXXは実は宇宙人の基地だ!!」とか、「アメリカ政府は宇宙人と密約している!!!」 とか、まあそういう内容の番組でしたが、番組の一番最後に、とってつけたようではありますが、一応懐 疑派の人が2人ほど出てきて、一言二言、「UFOは宇宙人が地球にやって来ていると考えなくても説明可能 だ」だとか言うのです。報道でもなんでもない、ただのバラエティ番組ではありますが、なるほどフェア プレイ精神の国だけあって、一応は反対意見も紹介するわけだと、感心したものです。
で、報道ステーションはどうか。おそらくは、報道番組の中でも視聴率のよい部類に入るであろう番組で すら、医学界の主流の意見を紹介しない。アメリカ合衆国のUFO番組以下です。報道ステーションの前身で あるニュースステーションには前科があります。有名なのがダイオキシン報道。それから、ステロイド剤 の副作用を過度に強調して、アトピービジネスの後押しをした件。偏向報道と言われてもしょうがありま せん。
http://www.yasuienv.net/DioxSaikosai.htm
http://www.interq.or.jp/ja pan/aschiba/tbs_autism_mercury.html
途中から観たので事件については不正確ですが、、、妻:化学物質過敏症発症のため 、妻の実家のある名古屋へ引越し。夫はそこから片道3時間で滋賀県へ通勤の日々。最初は新幹線通勤で あったが、在来に変えた。夫もうつ病に。同じマンションの住民には洗剤の香りがきついからと無香料の に変えてくれと頼む。マンションから飛び降りる際に夫は妻の両足をつかむが結局は、、、、ここはどう いう状況か説明不足でしたが、説明してほしくないような、聞いてて辛かったです。夫は自殺幇助という ことで逮捕のようです。
ここで青山医院の青山美子医師!「死にたいという患者は多い」
別の老夫婦。妻が発症。山奥の森でテントで寝込んでいる妻をただ見守るしかない夫の映像。これだけの テントやタープならケミカルな匂いがぷんぷんするはずだが風通しがいいので匂わないのか?
最後に化学物質過敏症支援センターへの連絡先(電話番号)のパネルをでかでかと出して終わり。
、、、、この番組は第二、第三の犠牲者を出すつもりかと思いました。自殺幇助というのなら夫以外にい るのではないかと。(もちろん化学工場という意味ではありません)
報道の中では、自殺した妻がうつ病の可能性があるという事には、一切触れらていな かったようです。
むしろ、妻の症状は、「化学物質過敏症」であるにもかかわらずそれを医者に理解してもらえず、治療の 方法も見つけられず、行き場を失って自殺してしまった「犠牲者」、という番組製作サイドのスタンスあ りきでした。
さらに別の、山中の森林の「化学物質の無い場所」で「化学物質過敏症」の奥さんとテント生活している 夫のインタビューや、アナウンサーが「化学物質過敏症」の支援センターの連絡先を告知したり、全ての 原因が「化学物質過敏症」であるかのごとき番組の構成でした。
番組は、真面目に自殺の原因を究明しようとする気は無いと思いますね。
うつ病よりも「化学物質過敏症」の方が視聴者にとってインパクトがありますからね。
報道ステーションを見るのを忘れてしましました。どういう報道をしていたのかわか りませんが、「シックハウス症候群」としていたのなら、まあ問題なし。以前から指摘されたまま放置し てしまっているのですが、「化学物質過敏症に関する覚え書き」が「シックハウスは気のせいで説明でき る」論者のバイブル的存在になっているとのことで、再度、シックハウス症候群を否定しているわけでは ないことを強調しておきます。
「化学物質過敏症」としていたのなら、懐疑的な意見があること(ていうか、医学界の主流は懐疑的であ ること)を述べていなければ、客観中立とは言えないでしょう。テレビ番組だから客観中立を求めてもし ょうがないといえばそうですが、「報道」と銘打っている以上、少しでも客観中立であろうとする努力す るフリくらいは見せてもらわなければ。実際の放送ではどうだったんでしょう?それから、これまでの新 聞報道から推定するに、自殺した妻はうつ病であった可能性がきわめて高いと思われますが、その点には 触れられていたのかどうか。特に、主治医が、うつ病である可能性を認識していたか、適切な治療をして いたのかという点が問題となります。自殺を扱うのであれば、シックハウス症候群や化学物質過敏症より も、うつ病対策のほうが報道にふ さわしいのではないか。
臨床環境医な人たちは、「化学物質の曝露で、うつ病が発症する」と主張しますが、まあ例によってまと もなエビデンスはありません。「化学物質の害に対する周囲の人の無理解が妻を追い詰めた」という可能 性もありますが、「化学物質の害を過度に強調することによって、うつ病に対する適切な治療がなされな かった」という可能性も考えないといけないのではないか。
本来ならば、何らかの心の病かもしれないのに、科学的検証もしないで原因を「化学 物質過敏症」で済ませてしまうとは、マスコミというのは本気で、このような悩んでいる人々を助けよう とする気がないのかもしれない…。
ま、朝日は「電磁波」にも熱心ですから、アエラ辺りにも電磁波ネタの記事や広告を、結構載せてました 。
存在すら疑わしい病気を苦に自殺までしてしまった人は気の毒ですが、肯定的に報 道した番組を本気にした人が多数いるのは間違いないでしょう。前番組の所沢ダイオキシン報道以来の大 チョンボかも知れません。
ピークの右にあると死産率が50%を超えてしまうんですね。
丁寧な説明ありがとうございました。
受精→着床→出産の中で、着床→出産に
女性が認識できない着床と流産があって(10日で流産とか)
2週以上生き残れる胎児は体の強い全体の10%ぐらいだ。
全体の死産が減っているから閾は低くなっているはずで
男児の割合が増すのはおかしいぞ?
不妊が増えてる・・・妊娠の閾が高くなったから死産の閾が低くなったんだ。
じゃあ妊娠の閾ってピークの右なの?左なの?
なんて勝手な妄想をしていました。
どこからが妊娠でどこからが死産なのかも知りませんでした。
ごめんなさい。
>解説の閾値の根拠って何?
ええと、閾値がどうとか言う前に、曲線が正規分布をとる根拠について説明しますね。身長や体重などの 量的形質の多くが正規分布をとるように、「病気のなりやすさ」に関しても正規分布をとると考えられる ケースがあります。どういう場合に正規分布をとるかというと、多くの独立した因子が相加的に関与する 場合です。むろん、これはモデルであって現実の世界とどの位異なるかについては検討の余地があるでし ょうが、少なくとも死産は、血友病などの単純なメンデル遺伝する病気と違って、単一の原因で起きてい るわけないよね。死産の原因が多因子"multifactorial"であることが、曲線が正規分布をとるとした根拠 です。完璧に正しいとは言わないけど、近似的にはイイ線いっていると思うけどどうよ?
で、閾値の問題ですね。「病気のなりやすさ」が近似的には正規分布をとるとして、いったいなぜ、病気 になる人ならない人がいるんでしょう?しかも、遺伝的背景はほとんど変化していないのに、糖尿病やア トピー性皮膚炎(これらはmultifactorial diseaseです)は増加しています。こーゆーのを説明するのが 閾値モデルです。環境が変化したことによって、閾値が変化し、これまで病気にならなかった人たちが病 気になるようになったのです(この場合死産は逆)。参考文献にあげていたけど、Tom Strachan and Andre P.Read ヒトの分子遺伝学第二版 メディカル・サイエンス・インターナショナル 第19章が、私の 知る限りでは、日本語ではもっとも詳しいと思われます。孫引きになるけど、原著論文では、Fraser FC. The William Allan Memorial Award Address: evolution of a palatable multifactorial threshold model. Am J Hum Genet. 1980 Nov;32(6):796-813。
>なんでピークの左側なの?
で、この質問でちゃんねらさんがほとんど私の主張を理解できなさそうなのが予想されて鬱です。閾値が ピークの右側だったら、死産率は50%を超えるじゃん。死産率が数%であるという観測値でもって、閾値 がこの辺にあるだろうなと線を引いたのです。(通例として、multifactorial threshold model は、X軸 の方向を感受性に、つまり右にいけばいくほど病気になりやすいとしているので、閾値はピークの右にあ り、閾値より右側の面積が疾患の発症率になります。私のグラフは、右にいけばいくほど体が丈夫として いるので、左右逆の鏡像になりますが、いわんとすることは同じです。それで混乱しちゃったかな?)
要するに言いたいことは、「胎児に異変が起きている」などと考えなくても、
1) 死産の原因はmultifactorialである。
2) 死産の感受性は、男児と女児により平均もしくは標準偏差が異なる。
という前提を受け入れれば、死産率の減少および死産性比の変化を同時に説明できるってことです。2) に反対する人はいないと思います。これまで、死産に男児が多かったわけですから。1)だって近似的に はほとんど正しそうだと私は考えますが、もしかしたら違うかもしれません。
男児の死産の割合が増えているのはなぜか?
解説の閾値の根拠って何?
なんでピークの左側なの?
化学物質過敏症の治療として「中和療法」が挙げられているのなら、誘発中和法とほ ぼ同じものでしょう。日本の臨床環境医学な人たちも、問題のありそうな治療法であることにさすがに気 付かれたのか、最近では誘発中和法については述べていないのに。。
引用文献の二冊については未読です。タイトルだけからは、普通にシックハウス症候群について書かれた 本だろうと思います。室内環境汚染の分野では、シックハウス症候群と化学物質過敏症の区別を厳密にす る人から、その辺の境をあまり気にしない人、臨床環境医よりの人までさまざまなようです。
抗議するのであれば、中和療法が治療法としてエビデンスがあるのか質問するとともに、これまでなされ てきた誘発中和法に対して否定的な論文1)が出ていることを指摘するのはどうでしょうか。加えて、アメ リカ医学協会の論文2)から、化学物質過敏症の概念が医学界で懐疑的に受け止められていることを付け加 えてはどうでしょう。日本化学会は化学の専門家の集まりなので、臨床環境医学について突っ込んで調べ てもらえれば、その怪しさを理解してもらえることと思います。Quackwatchのページ3)を提示するのもい いかもしれません。
1) Fox RA. Sabo BM. Williams TP. Joffres MR. Intradermal testing for food and chemical sensitivities: a double-blind controlled study. Journal of Allergy & Clinical Immunology. 103(5 Pt 1):907-911, 1999
2) AMA Council on Scientific Affairs. Clinical ecology. JAMA 268:3465-3467, 1992
3) http://www.quackwatch.org/01QuackeryRelatedTopics/mcs.html
こちらの板では初めまして。
日本化学会が出版している雑誌で、中高の教員を対象にした「化学と教育」という雑誌があります。その 4月号の記事についてのタレコミ/質問です。
「安全な生活をするための化学」富山大学理学部 山口晴司
最初読んだ感想は、シックハウス症候群と化学物質化敏捷を混同しているありがちな文面で、更に突っ込 むとお題目にどうやってつなげるのか?という内容でしたが、閉めの部分に治療法とあり、これを読んで 「?」と思いました。この内容はどうなんでしょうか?
>運動、温泉、サウナ療法。
>ビタミン剤、解毒剤による解毒。
>中和療法。
更に引用文献には以下のが紹介されていました。
「寿命を縮める家」直井英雄、坊垣和明 ブルーバックス
「室内化学汚染」田辺新一 講談社現代新書
ここでいう「中和療法」とは、誘発中和法なんでしょうか?そうだとしたら、日本化学会に講義しようと 思っています。
#「化学と教育」誌は、過去にマイナスイオンの記事を掲載し、その1ヵ月後に「科学的根拠の薄い記事 を載せてゴメン」という謝罪を出すという、テーマや原稿依頼先をもっと考えろや、と言いたくなるよう なことをする雑誌なので。
お手数ですが、アドバイスお願いします。
>その方々はすでにお知り合いだったのかもしれませんが、「名前、住所、メールア ドレス」という患者の個人情報はすでに匿名サイトの管理人さんが把握しちゃっているということですね 。
「書類を送った」としても、フリーメールのアドレスにPDF形式で送ったのかもしれませんので、名前や住 所までみやこさんが把握したとは限りません。まあそうだとしても、「患者のメールアドレスが匿名の個 人の元に集まるというのもどうか」という意見には賛成です。ものすごーく疑い深くなれば、「CS・SHSの 患者のメールアドレスリスト」は、それなりに価値があるわけですので。
>私は専門職でないのでわかりませんが、お医者様や厚生労働省で何か基準を作るというデータ集めはこん な(おそまつという言葉をつけざるをえません)レベルで行われているのでしょうか?
(みやこさんの主張が事実だとしたら)予備的な調査といったところではなかろうかと。そうだとしても 、批判されうるやり方だとは思います。厚生労働省から夜猫さんにどのような返事が返ってくるか、興味 があるところです。
私は国民福祉にはある程度お金を使ってもかまわないと思っています。特に研究はそ んなものでしょう。
それでもあまりにいいかげんな使い方をされると不信感が募るばかりです。
厚生労働省にはこういう集計によるアンケートも国の正式な書類扱いになるのかという旨の質問メールを 送っています。あと名称についてもおたずねしています。送り先がでっかいところなので返事がいつ返っ てくるかわかりませんが。返ってこないかもしれません。
厚生労働科学研究鳥居研究班という名称がお医者様の指示通りの記載であるということなら、そういう名 称なんでしょうか、、、、お返事メールを待つしかありませんが。
大学の鳥居研究室のメールアドレスもわかってますし、問い合わせてもいいかもしれません。
URL先のBBSを見ますと「一部の方には書類はもう送った」とのこと。
その方々はすでにお知り合いだったのかもしれませんが、「名前、住所、メールアドレス」という患者の 個人情報はすでに匿名サイトの管理人さんが把握しちゃっているということですね。
プライバシーを知りようがない、っておっしゃってましたが、、、充分わかっちゃってるじゃないですか 。それとも私の勘違いでメールアドレスだけお医者様へ渡っていて氏名、住所を聞いたり、書類を送った りの作業はお医者様がやったということでしょうか?
それでも患者のメールアドレスが匿名の個人の元に集まるというのもどうかと思いますが。
「SHS・CSの疾患概念や診断基準を統一するため」という国民の健康に関係する目的なのに、一市民に頼る なんて納得できません。
私は専門職でないのでわかりませんが、お医者様や厚生労働省で何か基準を作るというデータ集めはこん な(おそまつという言葉をつけざるをえません)レベルで行われているのでしょうか?
NATROMさま、ご丁寧にお返事いただき、ありがとうございました。
また、ご親切なアドバイス等、本当に恐縮です。
早速、ドクターにご指摘いただいた点をお伝えさせて頂きたく思います。
お忙しい中、私へのメール、更には夜猫さまへのご説明までして頂き、ありがとうございました。
(二度手間を取らせてしまったようで、本当に申し訳ございません)
NATROMさまのおっしゃるとおり、私のサイトでの呼びかけでは信憑性がなかったのでしょう、
今のところ新しい方からのご参加はございませんでしたので、こちらでの募集は中止させて頂き、
公式な公募に関して、ドクターに提案させて頂きますね。
ご多忙中、お手を煩わせ、本当に申し訳ございませんでした。重ね重ね、謝罪申し上げます。
そして、NATROMさまの大変真摯(紳士)なご対応に、あわせて御礼を申し上げます。
件のサイトの管理者の方(みやこさん)からNATROM宛に、メールがきました。
>このアンケートに関しては、私の主治医でもある鳥居新平ドクターより、直々に私のHPで患者さんに向け てアンケートを呼びかけて欲しい、ということで、あくまで個人的な協力としてやらせて頂いております 。名称等も、ドクターから指示されたとおり記載しており、書類の扱いについては、全て厚生労働省にて 正式な書類として保管されるという説明も受けております。
とのことです。どうも私の邪推であったようで、たいへん申し訳ありませんでした。「知らない人まで個 人情報を匿名管理サイトに提供する人がでてこないかな?」という夜猫さんの疑問に関しては、
>また、アンケートにご協力頂く方のプライバシーに関しては、当然ながら私個人が知りえるようなことは ございません。勿論、NATROMさまのようなご聡明なお方であれば、そのようなことは私ごときが申し上げ るまでもなくご理解されておられると思いますが、ご協力頂ける方に、手続き(?)等の手段をお伝えす る・・・これはあくまでその方ご自身の意思でアンケートにご協力頂くという前提の上で、ドクターと相 談し、少し面倒な手続きをとっている訳ですが・・・そのような内容なのです。
ということでした。このような手のこんだやり方をしなくても、信頼できる場所(厚生労働省や大学のサ ーバー内)に連絡先を明示しておき、協力したいサイトの管理者はそのページにリンクを張ればよいので はないかと思います。みやこさんはおそらくは嘘をついているわけではないでしょうが、鳥居新平ドクタ ーが確かにみやこさんの協力を依頼したという証拠は、みやこさん自身の言葉しかないわけです。疑い深 い人はアンケートに協力するのに躊躇するでしょう。あまり良いやり方とは思えませんが、何かそれなり の理由があるのでしょうか。
鳥居新平は、シックハウス症候群と化学物質過敏症に関して、1999年の「アレルギー ・免疫」に総説を書いています。ごく常識的な内容でした。「シックハウス症候群と化学物質過敏症の違 い」というコンテンツを準備中なのですが、そこで引用する予定です。
鳥居新平が厚生労働省の研究班主任をやっても全然おかしくないですし、「SHS・CSの疾患概念や診断基準 を統一するため」にアンケートを募集することもありえないことではないですが、夜猫さんのご指摘のよ うに、匿名の個人サイトを通じてアンケートを募集するっていうのはとても変です。アンケートなら厚生 労働省のウェブサイト内にページをつくればよいわけですし、患者さんのサイトの協力を願うとしてもそ のページへリンクを張ってもらえば事は足りると思います。
>単に患者の勘違いで「医者からアンケートを頼まれた」→「厚生労働省で何かやってた人」→「国の正式 な書類」→「私が全国から集めなくては!」と脳内でふろしきが膨らんでいるだけのような気がします。
という、夜猫さんの推測に私も1票です。鳥居新平ドクターは「お知り合いにSHS、CSと診断されている人 で協力してくれる人がいたら紹介して」とぐらいは言ったのかもしれませが、まさかウェブサイトで大々 的に募集するなどとも思ってもみなかったというところではなかろうかと。
#ちなみに、鳥居新平が「SHS・CSの疾患概念や診断基準を統一する」としたら、夜猫さんのリンク先のサ イトの管理人のような方がきちんと除外できるような診断基準を作ると私は思います。
HNはコロコロ変えてるので、以前もしここで発言していても多分違うHNかと思われま す。申し訳ないです。
さてさて、化学物質過敏症の患者を自称する方のサイトでこんなのがあります。
http://miyako.kuronowish.com/page022.html
記述によると「厚生労働科学研究鳥居研究班主任=鳥居新平ドクター」より「SHS・CSの疾患概念や診断基 準を統一するため」に「現在SHS・CSを「発症されている患者さん」で、
実名(国の正式な書類になりますので)でご回答頂ける方」にアンケートを募集しているとのこと。
そしてそのメール先が匿名HNが管理人をやっている個人サイトなのです。
鳥居新平という方は確かにシックハウス関係で活躍されているお医者様なようですし、「厚生省化学物質 過敏症研究班班員」でもあることは確かなようです。それが「厚生労働科学研究鳥居研究班」という科学 研究?という変な名前に変わっているようですが、、、
しかし、このアンケート、「厚生労働省の正式な書類」なんでしょうか?
「SHS・CSの疾患概念や診断基準を統一するため」の重要なアンケートが匿名での個人運営サイトの管理人 へ委託されちゃうものなのでしょうか?
その間の個人情報の管理は誰が責任とってくれるのでしょうね?
鳥居新平Drは愛知の大学教授であられ、総合上飯田第一病院に非常勤で外来患者を診察されておられるよ うです。このHP管理人も愛知近辺の人らしいので通院されているようですが、それだけの関係で「国の正 式な書類によるアンケート」「疾患概念や診断基準を統一するため」なんてものが委託されちゃっていい のでしょうか?
そしてその募集がHPで「メールしてねえ」です。
本当にこんなことを厚生労働省はやっているのでしょうかね?
単に患者の勘違いで「医者からアンケートを頼まれた」→「厚生労働省で何かやってた人」→「国の正式 な書類」→「私が全国から集めなくては!」と脳内でふろしきが膨らんでいるだけのような気がします。
心配なのはこのサイトの常連はともかく、知らない人まで個人情報を匿名管理サイトに提供する人がでて こないかな?ということなのです。
どう思われますか?
この報告書と関連している研究が、先日の環境ホルモン学会で発表されていました。
発表者は、産業医科大学の唐橋、嵐谷らでした。
10週齢の雌マウスをホルムアルデヒド暴露(2000ppb、16時間/日、5日/週、12週間)し、対照群(清浄空 気)と脳内のプロテインキナーゼC(PKC)活性を比較しています(両者ともn=6)。
対照群と比べて、暴露群は大脳皮質のPKC活性が64.2(実験1)、36.6(実験2)%に低下しています。
詳しいことは忘れましたが、mRNA発現も抑制されていたと思います。
PKCは海馬を介する記憶学習の獲得に関与するといわれていますので、ホルムアルデヒドの長期暴露が記憶 学習に影響を与える可能性が示唆されます。
>平成13年8月の報告書を読む限りでは(以下略)
私が思うに、おそらくこの時点ではまだ批判に耐えうるだけのデータがなかったのでしょう。
発表者は今後も研究を展開していくとおっしゃっていましたので、今年の学会ではさらにデータが増えて きているでしょう。今回の報告などから、今後も400ppbでは定量的なデータは出ないのではないかと私は 予想しています。
しかしながら、400ppbでも何らかの異常が見つかる可能性は否定できません。なぜならば、400ppbの濃度 では、ヒトにおいて眼粘膜、気管、鼻腔に刺激を感じる場合が多いからです。このような状況下で12週間 放置されればヒトではストレスを感じることでしょう。
マウスにおいても同様のことが予想され、個体レベルでのなんらかの異常が見つかることはあり得ると思 います。定量化することは難しいとは思いますが。
また、細胞レベルでの異常を検出することは困難だと思います。
いずれにしても今年の学会での報告が楽しみです。
詳しく論文検索したわけではありませんが、この研究室ではホルムアルデヒドだけでなく様々な化学物質 の毒性について研究しているようです。
国内外で様々な研究室が化学物質などの毒性や内分泌攪乱物質としての作用などを研究しています。この ような現状を知ることもなく、調べる努力さえせずに、批判するということは大変残念に思えます。
もちろん批判するなとはいいません。批判するのならば現状を調べてからすべきであると思います。
>一例を挙げるなら排気ガス、環境ホルモンや、放射線物質等あります。
それらは血中を通り、体中の様々な箇所に運ばれます。
これらが及ぼす影響は様々だと思うんですよ。
ここら辺について研究すれば、色んな病気が治せるんじゃないでしょうかね。
(まだ見ていますか? 投稿者:今ある知識だけで評価してはいけない 投稿日: 1月25日(日)18時53分 52秒 より)
>タバコの煙自体分子であって、それらを吸収している=有害物質を蓄えている確立が高いこと。
これらからも評価することは可能なんじゃないかな?
別に過大評価しているわけではなくて、ただ起因していることぐらい予想つくでしょ?
(考えを聞きたいんです 投稿者:今あるです 投稿日: 1月27日(火)17時09分21秒 より)
もうごらんになっていないかと思いますが。研究内容を理解する必要はありませんが、このようなことを お書きになるのなら、どのような研究がなされているかといった現状くらいはきちんと把握されたほうが いいと思います。
tf2さん、こんにちは。最新情報の提供ありがとうございました。ぜんぜんチェック していませんでしたので、言われなかったらしばらく気付いてなかったでしょう。MCSの症状誘発が微量の 化学物質の曝露によるものではなさそうだ、というのは前からわかっていたところであり、今回のその知 見を裏付けたということになります。別添えのPDFファイルでは、「複数の化学物質の同時曝露と症状発現 の関係の有無について確認のための研究を補足する必要がある」と書かれていました。やろうと思えばど こまででも疑えますが、どこかで別のアプローチを考えるほうが有意義だろうと私は思います。複数の化 学物質の組み合わせまでテストしていたらきりがありませんから。
>動物実験についても詳細資料を明らかにしてくれないと、逆に「動物実験では悪影響が見られた」という 結論だけが一人歩きしないか心配でもあり、何でこんな中途半端な公開の仕方をしたのかと思ったりしま す。
平成13年8月の報告書を読む限りで は、「動物実験の結果からは、微量(指針値以上)の化学物質の曝露により何らかの影響を有する未解明 の病態(MCS:本態性化学物質過敏状態)の存在を否定し得なかった」の、微量(指針値以上)と は、400あるいは2000ppbのホルムアルデヒドガスのことを指しているようです。どうして詳細を公表せず 、中途半端にしか公開しないのか、たしかに不思議ではあります。いろんな人たちに対する政治的な配慮 や落しどころ、という視点からみたらそんなに不思議ではないのかもしれません。
マウスの実験は、MCS:本態性化学物質過敏状態の存在を否定しえないというよりも、ホルムアルデヒドの 慢性中毒の害を示唆しているように私には思えます。(だいたい仮にこの実験でまったくマウスに害を検 出できなくったって、MCSの存在は否定しえないのだが)。400ppbはWHOの指針値に相当する80ppbの5倍で す。指針値のたった5倍のホルムアルデヒドの曝露でマウスの障害が生じうるのであれば、それは結構重要 なデータかもしれません。実際の建築物内で指針値を超えるホルムアルデヒドが検出された場合、実験室 と異なり、他の潜在的に有害なガスも存在すると考えられるからです。動物実験でいう「微量(指針値以 上)」は、400あるいは2000ppbのどちらなのか、公表してもらいたいです。
はじめまして。科学全般に興味を持ち、擬似科学を憂えている、単なる素人ですが、 ここのサイトは科学的な物の見方を教えてくれるので、大変参考になってます。
さて、2/13に環境省が平成13・14年度の「本態性多種化学物質過敏状態の調査研究報告書」http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=4700を公表しています。詳細は資料 を見ていただきたいのですが、結論として、「二重盲検法による低濃度曝露研究では、ごく微量のホルム アルデヒドの曝露と被験者の症状誘発との間に関連は見出せなかった。」とあり、更に今後の課題の中で は、「いわゆる化学物質過敏症の中には、化学物質以外の原因(ダニやカビ、心因等)による病態が含ま れていることが推察された。」とも記載されています。まだ最終結論ではなさそうですが、個人的には少 し気分的にスッキリしたものを覚えたりします。
この調査、メンバーには北里大学や北里研究所の方も多く、かの宮田幹夫氏が研究実施担当総括をつとめ ておられることや、研究施設として北里研究所の設備を使用したことが記載されており、何となく象徴的 な印象さえあります。
ところが、同時にマウスに対しての曝露テストも行っているのですが、こちらは、詳細な資料はなく、「 嗅覚系におけるニューロンの活動の増強、視床下部−下垂体でのホルモン産生の障害、脳内海馬における シナプス伝達の異常が明らかとなった。」という結論だけ。しかし、<a href="http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=2804>平成13年8月の報告書では、マウスへの 曝露試験では高濃度はともかく低濃度(80ppb)では影響は見られなかった、とあります。
動物実験についても詳細資料を明らかにしてくれないと、逆に「動物実験では悪影響が見られた」という 結論だけが一人歩きしないか心配でもあり、何でこんな中途半端な公開の仕方をしたのかと思ったりしま す。
以上、何故かほとんど報道されていないけれど、それなりに重要なニュースかと思い、書き込ませていた だきました。
今あるですさんの主張が首尾一貫しておらず、体験に基づく推測を根拠なく一般化し ているからです。「結果があっての主張」というのは、「私は確かにインターネットによって体調を崩し た。インターネットは有害である。癌もインターネットが原因だ」ってのと同じです。体験談ならそれは 情報として貴重。それを根拠なく一般化するから駄目なのです。
「パソコンで違和感を覚えるという体験をした」→「OK。その原因について、いろいろ考えてみよう」
「電磁波とかに過敏だった。その証拠にパソコンで違和感を覚える。」→「オイオイ、ホントに電磁波が 原因なのかよ」
>>タバコの害に関しては統計データは山のようにあるけれども今あるですさんが主張したいような「有害 化学物質」の害が全くない
>タバコの煙自体、有害化学物質の集まりですよね?煙の成分調べてくださいな。
タバコの煙に含まれている化学物質っては、今あるですさんが主張したいような「有害化学物質」 なのですか?であるのなら、まったく私は反対しません。今あるですさんはタバコを吸って体調を崩され たのですか?てっきり、「歯磨き粉やシャンプーなどの日用品や化粧品」「合成洗剤」などに含まれてい る「有害化学物質」のことを言っておられたと思っていましたが。
>>有害がどうかは量に依存する
>質問がスルーされているので、
>>では界面活性剤や脂溶性の物質についてはどうお考えですか?
界面活性剤や脂溶性の物質の害についてもやっぱり量に依存します。体に蓄積する物質であっても微量で あれば体に影響を与えないということはあるし、蓄積しない物質であっても大量なら体に有害ということ もあるのです。そういう認識は今あるですさんはお持ちですか?
#石けんも界面活性剤であることは理解してるよね?石けんは安全なのかな?まあかなり安全なのだろう けど、今ある知識だけで判断して良いのかな?
>血中で混ざる可能性ありますよね?
微量なもの同士の相互作用はきわめて少ないと考えられます。分子の挙動等に関する研究をしておられる なら、それは理解できますよね?経験的にも、微量な物質同士の相互作用が問題になったケースを私は知 りません。相互作用によって有害事象が発生する可能性はゼロではない、などと言い始めるのであれば、 今あるですさんが普段食べておられる食品の相互作用によって有害になる可能性も考えないといけません 。
#石けんと他の物質との相互作用は議論しなくてもよいのかな?
>>米国内で確認される推定7万5000種類の化学物質
>実生活でどの程度あるか分からんが、その危険性とか、全く今の世の中では議論されてなかったりするん だよね。酵素なんか血中内でも簡単に結合するのに
私に身近な例で言うと、薬なんかの危険性はかなり調べられるのです。農薬や食物添加物もそう。しかし 一方、天然物の危険性については結構スルーされることが多いのです。そちらの危険性について議論する 必要がありますよね。「何万種類もの化学物質が含まれている」「何が入っているのかわからない」とい う点では、圧倒的に天然物のほうが危険なのです。
それで、今あるですさんはどうしたら良いと言いたいのでしょう?新しい化学物質は全く使用してはな らないと言いたいのでしょうか?それとも、新しい化学物質は他のすべての化学物質との相互作用 まで全部調べて安全性を確認しろと言いたいのでしょうか?
#「天然の物質は安全で、人工の物質は危険である」などという単純な考えは持っていないよね?
>さぁ、違和感がある程度でしたから、頭が変な感覚に陥るといった程度ですかね。
いったいどのようにして違和感が電磁波によるものだとわかったのですか?電磁波とは無関係だという可 能性は?
>化学物質を扱ってるんで、貯まる速度も人一倍。排出するに当たって、尿は臭いは体臭スゲーはで、血液 汚れすぎなことを実感しましたよ。
実感だけで科学的な根拠がありません。具体的にどのような「化学物質」が貯まったり排出したり しているのですか?(タバコ?一酸化炭素?)尿から臭うほどの大量の「化学物質」の曝露を受けている のですか?エスパー的な能力があるのに、その「化学物質」を避けることはできないのですか?同僚の方 々も尿や体臭がすごいのでしょうか?
#尿からそれほど排出されるのであれば、蓄積するものではないだろう。
>じゃー排気ガスやタバコに含まれる一酸化炭素
誰も一酸化炭素の害を否定してはいませんが、一酸化炭素が老い、ボケ、更年期障害、薄毛、アルツハイ マーの原因になるんですか?私が疑問に思っているのは、老い、ボケ、更年期障害の原因が有害化学物質 だという主張です。
しかもだんだん長くなっているので、、、ちょっとめんどいです。
研究者って言っても、学生ですけど。研究生かな、ちょっと誇張してみましたw
>タバコの害に関しては統計データは山のようにあるけれども今あるんですさんが主張したいような「有 害化学物質」の害が全くない
タバコの煙自体、有害化学物質の集まりですよね?煙の成分調べてくださいな。
>有害がどうかは量に依存する
質問がスルーされているので、
>では界面活性剤や脂溶性の物質についてはどうお考えですか?
脂溶性の物質は基本的に、あまった物質は脂肪に蓄積されます。
それと性質が関与するのか分かりませんが、細胞にも蓄積されますよ。
少しは調べてみてはいかがですかね。
それと単体では安全だとしても、「混ぜるな危険」と表示されているものがありますよね。
血中で混ざる可能性ありますよね?
>米国内で確認される推定7万5000種類の化学物質
実生活でどの程度あるか分からんが、その危険性とか、全く今の世の中では議論されてなかったりするん だよね。酵素なんか血中内でも簡単に結合するのに。。。
>体全体に影響を及ぼすほどの電磁波の強さってのは一体どのくらいなのでしょう?
さぁ、違和感がある程度でしたから、頭が変な感覚に陥るといった程度ですかね。
知り合いはそんなこと全くないって言ってたんでね、「症状見て当てはまる」と。
一番当てはまるのはあれだ、センサーなみに危険なものをかぎ分ける能力とかいうやつ。
(こんな事書くとまたあれかな・・・)自分も経験上、そのようなエスパー的な能力があったもんで、「 この臭いは身体に危険だ」って。
まぁ精密検査したさい、分かりましたよその理由が。アレルギーが食べ物以外、すべてにおいて反応して いましたよ。11種全部、医者が驚いていました。
まぁ確かに自分は特例だと思いますよ。化学物質を扱ってるんで、貯まる速度も人一倍。排出するに当た って、尿は臭いは体臭スゲーはで、血液汚れすぎなことを実感しましたよ。
この状態ならアレルギー出てもしょうがないよね。
基本的に自分と症状が同じモノが多いので、化学物質過敏症とかいう奴?あり得るなと思ってますよ。尿 として、汗として排出できなかったさい、臭いもさほどなかったんで。
>もし老いやとまぁ、一応ありがとね、付き合ってくれて。ボケの原因が有害化学物質の曝露であるのな ら、昔と比較して(年齢で補正しないといけないが)現代において老いやボケが多いはずではないですか ?
そう思いますよ。アメリカ人の寿命が延びているのは食生活が豊かになったからでしょ?
何が言いたいか良くわからんが、食生活も含むすべての生活、割合や比率、地域等、比較するには”すべ て同じ条件”でなくてはならないこと。違うのは、「その汚染状態」のみ。
それが科学的な比較ですよ。あわよくば一卵性双生児を使って。。。
>どの物質がいったいなぜ危険なのかを具体的に明らかに
http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&oe=UTF- 8&q=%E6%9C%89%E5%AE%B3%E7%89%A9%E8%B3%AA
そんなこと言ったら歯止めがないですよ、じゃー排気ガスやタバコに含まれる一酸化炭素。
赤血球のヘモグロビンと結びついて一酸化炭素ヘモグロビンとなり、血液中の酸素運搬を妨げるから。
安全性を説くって大変だよね。
>一方、石けんだって有機野菜だって分子とまあ、くだらないツッコミはともかくとして、
解毒可能だよね、最初何が言いたいのか分からなかったですw
>老い、ボケ、更年期障害、薄毛、アルツハイマーに似た症状が出たんですか。
推測ですよ。
>論理の飛躍
これについては確かに飛躍してんな。すげー体の至るとこの不調治ったんでw
とまぁ、一応付き合ってくれて、ありがとね。
うん、考えてみれば、こちらは結果があっての主張だから折れることはないし、過程や結果がそちらに見 えてなければ、そちら側は疑うわな、話し合いは無駄だったね、反省です。
>体内の有害分子が電磁波等で、なんらかの影響(振動等)を受ける。
>多少の知識があれば、なんら不思議なことはないですけどね。
やっぱり「有害がどうかは量に依存する」ことに同意いただけた人の発言とは思えません。「体内の有害 分子が電磁波等で、なんらかの影響(振動等)を受ける」として、体全体に影響を及ぼすほどの電磁波の 強さってのは一体どのくらいなのでしょう?「パソコン等を長期間やっていると違和感を覚える」って、 別に電磁波などを持ち出さなくても容易に説明可能なんじゃないですか。ディスプレイに長時間向き合っ ていて平気な人のほうが少ないでしょう。可視光線も電磁波だってなら話は別ですが。
電磁波過敏症と言われている疾患もありまして、患者さんの主張によれば、携帯電話やパソコンなどが出 す電磁波によってなんらかの症状が誘発されるのだそうです。この主張を検証するには、ブラインドテストが必要な ことには同意されるでしょう。でも、ブラインドテストによって明確に電磁波過敏症を証明した研究は私 の知る限りありません。
ネット上の体験談を聞くに、あまりにも過敏すぎて電源の入っていない携帯電話にも反応する、車で移動 していて送電線が視界に入ったとたんに症状が誘発される、遮断効果などないはずの電磁波防御シールを 携帯電話に貼ると反応しなくなる、などの例があるようです。電磁波過敏症だと主張されている患者さん が、本当は一体に何に反応しているのか、ある程度の推測はできます。
>意識持ったまま、夢っていうのは金縛りみたいな感じかな。これについては経験した人、実生活でもいま したよ。
電磁波や有害化学物質との関連で起こったとは限りません。というか、ほとんど無関係なのだと思います 。昔から、そういう症状は知られていました。
>自分の存在をアピールしての、NATROMさんの主張は、いずれ痛い目を見るよ。
>ttp://www.mamamel.com/hokori/hokori_2.htm
何を言わんとしているのかよく理解できかねますが、ご紹介のサイトはやっぱり商売目的のサイトですね 。インターネット上の情報が必ずしも正しいとは限りません。恐怖を煽る偏った情報に踊らされて不必要 な商品を買わされる自由もありますが、その前に「いったいどうして自説に都合の良いサイトは営利目的 のものばかりなんだろう」という疑問を持つことをお勧めします。
>技術者で、分子の挙動等に関する研究をしてます。
研究者だったらそれにふさわしいだけの理論展開を望みます。今あるんですさんは、量についての考察を まったくしていないのですが、今あるんですさんの研究対象は量について考察しなくてもよい分野なので しょうか?もっと真剣に見合って欲しいんですけどね。
>昔からあるから、有害物質が原因でないという結論なんですか?
昔と比較すれば、現代は有害化学物質の曝露が多いということには同意いただけますね?もし老いやボケ の原因が有害化学物質の曝露であるのなら、昔と比較して(年齢で補正しないといけないが)現代におい て老いやボケが多いはずではないですか?
>ホルモンバランス異常を起こす原因は何だとお考えですか?
閉経だと思います。
>基本的に自分の考えは、「体臭という有害物質の排出機構」を避けたことが、蓄積の原因だと思ってます 。
いったい何を根拠にそう判断されたのか理解に苦しみます。それで、「かような疾患が汚染化学物質の曝 露が原因であれば、曝露が多い集団ではそうでない集団と比較して、疾患の発生率が高くなるはず」とい う私の主張には納得されたのですか?それとも否定されるのですか?
>>有害物質がこれらの疾患の原因であると、何故にそう思われたのですか?
>自分に似た症状が出たんですよ。確かに、普通だったら端から否定するようなことなんでしょうけどね。
ははあ、今あるですさんは、老い、ボケ、更年期障害、薄毛、アルツハイマーに似た症状が出たんですか 。そのあとの体験談の記述を読んでも、そのような症状は出ていないようですが。百歩譲って、今あるん ですさんの症状は、有害化学物質の暴露が原因だとしましょう。だからといって、老い、ボケ、更年期障 害、薄毛、アルツハイマーも有害化学物質の曝露が原因であろうという見解を持つのは、論理の飛躍では ありませんか。「私はインターネットのやりすぎで頭痛・眩暈・吐き気といった症状が自分に出た。よっ て、インターネットは脳腫瘍の原因であるという見解を私は持っている」というのとさして変わりありま せん。
>ちなみに石原式とかはやってないですよ、ファスティングとかの時点でもう「はぁ?」なんで。
今あるんです式もまったく同じくらい「はぁ?」なのですが。
>有害物質は分子です。人間の体も分子で出来ています。臭いも分子。すべてを分子の観点で考えて欲しい んですけどね。
電磁波は分子じゃないのですが、電磁波の影響は考えなくても良いので?一方、石けんだって有機野菜だ って分子です。とまあ、くだらないツッコミはともかくとして、「有害物質は分子です。人間の体も分子 で出来ています。臭いも分子」だからといって、今あるんですさんの主張を肯定する根拠とは全然ならな いことは理解されていますよね?どの物質がいったいなぜ危険なのかを具体的に明らかにという私 の指摘がなかったかのようです。
ご紹介のサイトや「買ってはいけない」がダメダメであるとか、タバコの害に関しては統計データは山の ようにあるけれども今あるんですさんが主張したいような「有害化学物質」の害が全くないとか、そうい った指摘に対しては反論がないようですが、異論はないんですか。
技術者で、分子の挙動等に関する研究をしてます。
一応、電磁波に過敏という意味はパソコン等を長期間やっていると、違和感を覚える 程度だけど。
一つの症例だよ、調べれば共通していることに気づく。
俺の場合は、ノートパソコンをずっとやっていると、違和感を受けてたがね。
体内の有害分子が電磁波等で、なんらかの影響(振動等)を受ける。
多少の知識があれば、なんら不思議なことはないですけどね。
意識持ったまま、夢っていうのは金縛りみたいな感じかな。これについては経験した人、実生活でもいま したよ。
いずれ、こういった症状はみんなに広まっていくでしょね、生物凝縮によって。
そのさい、NATROMさん、あなたもまた注目されるでしょうね。
自分の存在をアピールしての、NATROMさんの主張は、いずれ痛い目を見るよ。
ttp://www.mamamel.com/hokori/hokori_2.htm
電波さんだったというオチですか。
> 昔から電磁波とかに過敏だったんで、
> 末期的になってくると、意識持ったまま寝て一時間起きれなかったり、
> 寝る直前、意識持ったまま夢を見てたり。
> 今では電磁波の影響がないんですよ。
> 更に、体においては肌荒れ、運動後麻痺する箇所の改善、痔、できもの、
> その他多数の良い兆しがありまして。
> 正直、体においては劇的な変化なんですよ。
> 排出のさい、有害物質の血中濃度を意識的に上げたために
良い味出してますな〜。
>老い、ボケ、薄毛、アルツハイマーは昔からあります。
昔からあるから、有害物質が原因でないという結論なんですか?
>更年期障害はホルモンバランス異常が原因とわかっています。
ホルモンバランス異常を起こす原因は何だとお考えですか?
>かような疾患が汚染化学物質の曝露が原因であれば、曝露が多い集団ではそうでない集団と比較して、 疾患の発生率が高くなるはずです。
基本的に自分の考えは、「体臭という有害物質の排出機構」を避けたことが、蓄積の原因だと思ってます 。
またストレスによる、様々な臓器の不調、血管の縮小も原因の一つであろうと。
育ってきた環境も、影響します。タバコ雰囲気中にある人ほど、体に貯まっている有害物質量は多いでし ょう。
>有害物質がこれらの疾患の原因であると、何故にそう思われたのですか?
自分に似た症状が出たんですよ。確かに、普通だったら端から否定するようなことなんでしょうけどね。
昔から電磁波とかに過敏だったんで、それが普通だと思ってたんですけど。
更に色んな症状が起こってきまして、病院で何度か血液検査、精密検査等したんですけど、異常なし。
末期的になってくると、意識持ったまま寝て一時間起きれなかったり、寝る直前、意識持ったまま夢を見 てたり。
症状が過敏になってきたおり、体臭が酷いことに気づきまして。
で、体臭の原因を突き止めた結果、一つに「薬用石鹸ミ○ーズ」、もう一つに「ある新築の部屋の臭い」 を「そのまま」排出していることに
気づいたんですよ。つまり肺呼吸や、体を洗ったさい血液中に紛れ込んだものと思ってます。
正直、死にかけました、倒れて救急車で運ばれたし、3回死ぬ夢を見たし。
3度目は、寝る前から、息が苦しくて、寝てる最中も苦しいと感じたのを覚えていて、
それで、夢かどうか分からないんですが、目をつぶった時の暗闇が小さくなって「死ぬ!!」って思った のを覚えています。
「死にたくない!!」ってな感じで、頑張ったところ、そしたら暗闇が広まりまして、起きたんですが。 。
起きたとき苦しかったことを、頭がぼーっとした中、覚えています。
たぶんあれで死んでいたら、原因不明、もしくは過労死で済まされていたんでしょうかね。
それから自分で排出の機構を考え、実行した結果、頭からものすごいヤニ臭が出てきましてね。
それで、確信に変わったんですけど。
今では電磁波の影響がないんですよ。
更に、体においては肌荒れ、運動後麻痺する箇所の改善、痔、できもの、その他多数の良い兆しがありま して。
正直、体においては劇的な変化なんですよ。
排出のさい、有害物質の血中濃度を意識的に上げたために、頭が常にかすんでいるような感がありますけ ど。
ちなみに石原式とかはやってないですよ、ファスティングとかの時点でもう「はぁ?」なんで。
本読んでないし。
NATROM さんは、医療に進むべき人間なんじゃないでしょうかね?もっと真剣に見合って欲しいんですけど ね。
有害物質は分子です。人間の体も分子で出来ています。臭いも分子。すべてを分子の観点で考えて欲しい んですけどね。
>何故にそう思われたのですか?
老い、ボケ、薄毛、アルツハイマーは昔からあります。更年期障害はホルモンバランス異常が原因とわか っています。花粉症はもしかしたら排気ガスが関与しているかもしれないというレベル。化学物質過敏症 にいたっては、そのような疾患の存在すら怪しげです。かような疾患が汚染化学物質の曝露が原因であれ ば、曝露が多い集団ではそうでない集団と比較して、疾患の発生率が高くなるはずです。そのような観察 事実はありません。今あるですさんは、有害物質がこれらの疾患の原因であると、何故にそう思われたの ですか?
>確かにそうですね、けど癌にしたってタバコを吸っている人の方が確率的に上がることが統計的なデータ として出ていること。
タバコの害は明らか。統計的データが山ほどあります。しかし、今あるですさんがおっしゃっているよう な疾患に関しては統計的データがほとんどない、あるいは「関係ないという統計データ」すらあるのは、 いったいどうしてでしょう?
>こういうのにしたって、他のリスクを書かない限り、こちら側には伝わってこないよ。
>害の大きさは、いろんな事項がら予想できるでしょ?
そうなんですよ。害の大きさは、いろんな事項がら予想できます。たとえば、現状の日本でのダイオキシ ンの害はほとんど無視しうるレベルだと、さまざまな情報から判断できます。さまざまな情報から害の大 きさを予測すべきであって、「今ある知識だけで評価してはいけない」と思考停止してしまうことではあ りません。
>つか話が飛躍しすぎていませんかね?確立の上で、同等であると思えない、比較する話ではない気がしま すよ。
そう思うでしょう?その人の主張を聞いても、具体的なデータを出すわけでもなく、「インターネットの 害を過大評価しているわけではなくて、ただ起因していることぐらい予想つくでしょ?」などとしか言わ ないのです。議論にもなりません。具体的に、今あるですさんが、どの物質がいったいなぜ危険なのかを 具体的に明らかにしていただかないと、私としてもあまり議論のしようがありません。
>動物にとって有害なことが証明され、そういった情報が公開されていないのが事実 です。
>上の方のURLは最後の方、怪しくなってますけどね。
「有害がどうかは量に依存する」ことに同意いただけたのであれば、上記のようなサイトを紹介するはず がないように私には思えます。両者ともに、きちんとした科学的考察を行なっているとはとても言えませ ん。最初から最後まで怪しいです。よく言えば、騙されやすい善意の人、悪く言えば、誤った恐怖心を煽 って何かを売りつけようとする商売人です。どの部分にでも反論できますが、一例のみ。
>日用品・化粧品メーカーの製造工場の作業員は
>必ず防護服の着用が義務づけられています。
>そうです!
>あの地下鉄サリン事件の防護服です。
>原液が体に直接付着すると、量によっては
>死亡してしまう可能性があるためです。
>そのくらい強い毒性です。。。
有害かどうかは量に依存しますね。大量に身体に皮膚につくともしかしたら死亡してしまうのかもしれま せん(それすら怪しいと私は思います)。で、実際の製品はどうなんですか?死んでしまうですか?有害 なんですか?もしかしたら化粧品は有害かもしれませんが、製造工場の作業員が防護服の着用を義務付け られているという話からはそう結論することはできません。この話を読んで私が思い出したのは、放射線 を扱う検査・治療のときに我々医療従事者が着る防護服です。大量に放射線を浴びると死亡してしまう可 能性があります。自分たちは防護服を着て、そんな放射線をバンバン患者さんに浴びせている我々は、日 用品・化粧品メーカーと同じくらい極悪ですね。
石けんと合成洗剤については、大矢先生の著書を参考に。
http://liv.edhs.ynu.ac.jp/index.html
環境ホルモンに関してはこちら
http://book.asahi.com/review/index.php?info=d&no=4490
少なくとも、「買ってはいけない」を肯定的に引用している時点でダメダメであろうという認識くらいは 持っていただきたいものです。「合成洗剤は有害である」といったウソ情報を流すことによって利益を得 る人もいるのだ、という視点も持っていただければなお良いです。何か例を挙げようと思ったのですが、 すでに今あるですさんが紹介してくださいました。
>肺から侵入した大きな分子が、酵素による解毒を受けないで、便として排出されるんでしょうかね?
>そこら辺は、肺から摂取される分子のサイズと、腸肝循環で受け渡し可能な分子のサイズを比較する必要 がありますが。。
>もしサイズ等知っていたら教えてください。
何がおっしゃりたいのかいまいち理解できかねますが、身体に蓄積しにくい化学物質もあるでしょうし、 蓄積する化学物質もあるでしょう。他の条件が同じであれば、蓄積する化学物質は避けたほうが無難です し、実際にそうしています。問題なのは、「今ある知識だけで評価してはいけない」と思考停止してしま うことです。
>「有害がどうかは量に依存する」
この点については同感です。ただ「有害でない物質なんてない」という考えは、全体の性質を考慮した結 果ではないですよね。
ttp://plaza13.mbn.or.jp/~yasui_it/PVCWitch.htm
について、例えば、ビタミンCは水溶性であるがゆえ、排出機構により大量摂取したとしても、
尿で出される確立が高い。では界面活性剤や脂溶性の物質についてはどうお考えですか?
「化学物質過敏症」という名前は自分も気に入らない。
「有害物質蓄積症」といった貯まるという意味のニュアンスが欲しいと思います。
せめて「化学物質蓄積症」かな。。すべての物質を有害視する患者は、サイト等見てて無知だなぁと思い ますよ。
まぁ以下を見てください。
ttp://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/7948/zittai.html
ttp://www.route8.co.jp/beyou/backvol/11/bak11.htm
動物にとって有害なことが証明され、そういった情報が公開されていないのが事実です。
上の方のURLは最後の方、怪しくなってますけどね。
そもそも人間の酵素は、進化と共に発達してきたものであって、テクノロジーの発達に追いついていない のが現状ですよね。
肺から侵入した大きな分子が、酵素による解毒を受けないで、便として排出されるんでしょうかね?
そこら辺は、肺から摂取される分子のサイズと、腸肝循環で受け渡し可能な分子のサイズを比較する必要 がありますが。。
もしサイズ等知っていたら教えてください。
大気的な汚染はダイオキシンだけではないですよ。
花粉にしたって、人間にして見れば汚染になりますからね。
>そのような病気は「化学物質」とはほとんど関係ないからであり、あるいは、きちんとした医学・科学 の知識を持っている人に
>とってはそのような病気は「化学物質」とはほとんど関係ないことが明らかであるがゆえにそもそも研 究しようとしないからです。
何故にそう思われたのですか?
>「化学物質」の害を過大評価してはならない
確かにそうですね、けど癌にしたってタバコを吸っている人の方が確率的に上がることが統計的なデータ として出ていること。
タバコの煙自体分子であって、それらを吸収している=有害物質を蓄えている確立が高いこと。
これらからも評価することは可能なんじゃないかな?
別に過大評価しているわけではなくて、ただ起因していることぐらい予想つくでしょ?
>「化学物質」以外の害について、ものすごく楽観視していることが多いように見受けられます。
その害とは?またその原因は何かな?例を一つ加えてもらえるとわかりやすいです。
>要するに、「化学物質」の害、がまずありきで、その害の大きさがどの程度のものなのか、他のリスク と比較してどうなのか、
>という思考が十分にできないのです。
こういうのにしたって、他のリスクを書かない限り、こちら側には伝わってこないよ。
害の大きさは、いろんな事項がら予想できるでしょ?
職業病にしかり、タバコにしかり、ドラッグにしかり、医者の薬ですら健康体では必要ない。
>誰かが「インターネットが癌を引き起こさないという明確な証拠はない。今ある知識だけでは評価して はならない。
>インターネットが癌を引き起こす可能性がある以上、インターネットを規制すべきだ」と主張されたと したら、どうお考えになりますか?
その主張を聞いた上で、考慮します。。
>老いやボケや更年期障害が「化学物質」によるものだという主張は、同じくらい馬鹿げています。
血液年齢、汗腺年齢についてのお考えを聞きたい。何故、年を取るにつれて若い時よりも働かなくなると ?
>インターネットが癌を引き起こす可能性は、今ある知識で評価すべきでしょうか?それともすべきでな い?
つか話が飛躍しすぎていませんかね?確立の上で、同等であると思えない、比較する話ではない気がしま すよ。
ただ、やはり主張を聞いたうえで判断しますが。。
>ちょっと一緒に考えて欲しいんです。人間が持っている酵素で人体に入った化学物 質をすべて代謝することが出来るのか?
なかには半減期のきわめて長いものもあるでしょうね。
>大気や土壌が汚染されていると仮定すれば、分子・原子レベルの有害物質が体に含まれているのは明らか です(呼吸、食物連鎖等)。
大気や土壌は汚染されているに決まっていますし、有害物質が体に含まれているのも明らかです。しかし 、「今ある知識だけで評価してはいけない」さんがおそらく見落としていらっしゃるポイントは、「有害 でない物質なんてない」「有害がどうかは量に依存する」ということなんです。ご紹介されているリンク 記事にもこうあります。
>ジャンク・サイエンス・ジュードー:健康にまつわる脅しや詐欺に対する自己防衛術』(Junk Science Judo: Self Defense Against Health Scares and Scams)という著書を出しているスティーブン・ミロイ氏 は次のように話す。「誰もがさまざまな物質にさらされている。低レベルでこうした物質にさらされたか らといって、それが人体に悪影響を及ぼしているという証拠はどこにもない。人々に恐怖感を与えるだけ で、時間とお金の無駄だ」
>ミロイ氏は、これだけ多くの化学物質に囲まれているにもかかわらず、米国民全体の寿命は延びており、 健康も増進されている点を指摘する。
日本におけるダイオキシンの曝露は最近はどんどん減ってきていますが、老いやボケや花粉症は減ってき てはいません。そもそも、ヒトってのは、火がくすぶる洞窟の中で進化してきたのですから、ダイオキシ ンに対する耐性は他の哺乳類よりもずいぶんと強いのです。おそらく、現在の日本人については、ダイオ キシンのリスクはさほど大きなものではありません。この辺の問題については、市民のための環境学ガイ ドあたりで、ダイオキシンを検索してください。
http://plaza13.mbn.or.jp/~yasui_it/FoodRisk2003.htm
http://plaza13.mbn.or.jp/~yasui_it/PVCWi tch.htm
>ここら辺について研究すれば、色んな病気が治せるんじゃないでしょうかね。
>ノーベル医学賞ですら夢じゃない。
>自分の見解だと、老い、ボケ、花粉症、更年期障害、化学物質過敏症、薄毛、アルツハイマーやその他ま で起因していると思ってます。分子ならば根本的な問題だからね。
もちろん、老いやボケや更年期障害に関与する「化学物質」の害を証明できたらノーベル賞ものでしょう 。でも、それだけ大きな名誉が得られるのにも関わらず、そのような研究はほとんどありません。なぜで しょうか?一つは、そのような病気は「化学物質」とはほとんど関係ないからであり、あるいは、きちん とした医学・科学の知識を持っている人にとってはそのような病気は「化学物質」とはほとんど関係ない ことが明らかであるがゆえにそもそも研究しようとしないからです。
誤解しないで欲しいのは、私は「化学物質」の害がないと主張してるわけではないことです。「化学物質 」の害を過大評価してはならない、とは思っています。「化学物質」の害を過大評価することは、過小評 価するのと同じくらい有害です。なぜならが、真の病気の原因から目をそらすことになるからです。「今 ある知識だけで評価してはいけない」などと言って思考を停止しまったら、「化学物質」だけでなく、あ らゆることを危険視しないといけなくなります。でも、「化学物質」の害をことさら言い立てる人たちは 、「化学物質」以外の害について、ものすごく楽観視していることが多いように見受けられます。要する に、「化学物質」の害、がまずありきで、その害の大きさがどの程度のものなのか、他のリスクと比較し てどうなのか、という思考が十分にできないのです。
誰かが「インターネットが癌を引き起こさないという明確な証拠はない。今ある知識だけでは評価しては ならない。インターネットが癌を引き起こす可能性がある以上、インターネットを規制すべきだ」と主張 されたとしたら、どうお考えになりますか?このような主張は馬鹿げたものように思われるでしょう。老 いやボケや更年期障害が「化学物質」によるものだという主張は、同じくらい馬鹿げています。花粉症は もしかしたら関与しているかもしれない、というレベル。これは今ある知識から評価できることです。「 今ある知識だけでは評価してはならない」というのは、思考を停止することです。インターネットが癌を 引き起こす可能性は、今ある知識で評価すべきでしょうか?それともすべきでない?
こんにちは!突然ですが、ひとついいですか?
人間の体は約60兆個の細胞から出来ており、その細胞の一つ一つが分子(原子)から出来ています。
分子レベルで考えると、食事するにも呼吸するにも、人間には不必要な分子がたくさん入ってきます。
ちょっと一緒に考えて欲しいんです。人間が持っている酵素で人体に入った化学物質をすべて代謝するこ とが出来るのか?
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040109-00000006-wir-sci
ttp://www.ecology.or.jp/member/harm/9907.html
上記URLは非常におもしろい結果を示しています。
大気や土壌が汚染されていると仮定すれば、分子・原子レベルの有害物質が体に含まれているのは明らか です(呼吸、食物連鎖等)。
一例を挙げるなら排気ガス、環境ホルモンや、放射線物質等あります。
それらは血中を通り、体中の様々な箇所に運ばれます。
これらが及ぼす影響は様々だと思うんですよ。
ここら辺について研究すれば、色んな病気が治せるんじゃないでしょうかね。
ノーベル医学賞ですら夢じゃない。
自分の見解だと、老い、ボケ、花粉症、更年期障害、化学物質過敏症、薄毛、アルツハイマーやその他ま で起因していると思ってます。分子ならば根本的な問題だからね。
私が「化学物質過敏症に関する覚え書き」を書くきっかけになったのは、ヤフー掲示 板でしばしば書き込みをされているumihikoさんです。umihikoさんは、臨床環境医学及び臨床環境医学に リンクするさまざまな主張を行なっており、そのうちの科学的な根拠のないものについては反論の必要が あると私は考えたのです。2003/ 7/19の発言でも、umihikoさんは、日本バイ・ディジタルO−リングテス ト医学会公式ホームページを好意的に紹介し、「歯科材料や麻酔などを事前にO−リングテストでその人 に合った材料か調べられます。非常に有効な方法だと思います」と書いています。「O−リングテスト診 療を受けれる認定医」には、「化学物質過敏症を診察している医師もいますし、歯科医の方も多くリスト されてい」るのだそうです。Oリングテストがどのようなものかご存知の方には、かの認定医に連なる「化 学物質過敏症を診察している医師」がどういう医師なのか、見当がつくと思います。
ちなみに、Bi-Digital O-Ring TestをPubMedで検索すると、以下のような論文が引っかかります。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/quer y.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=9188913&dopt=Abstract
>When the surface of the gauze facing the wound was examined, it showed strong (+) Qi Gong energy according to the Bi-Digital O-Ring Test.
Bi-Digital O-Ring Testによって、「心霊手術者の気」を測定しているようです。この論文の著者のOmura Yとは、バイ・ディジタルO−リングテスト創始者であるところの大村恵昭氏であろうと思われます。まあ 、心霊手術はいきすぎにしても、臨床環境医学はホメオパシーや分子矯正医学といった分野とリンクして いることが多いわけです。無条件に信頼するのは危険であると私は考えます。
それから、2003/ 7/30の発言で「シックハウス:大阪の裁判所が初の対策へ 原告の要望受け」という毎 日新聞の記事を書いた大島秀利氏に対して私がメール(2月 7日(金)11時29分25秒の発言参照)したことを 受け、「[NATROM]はこんな患者を馬鹿にした抗議をこの記者宛にメールしています」とumihikoさんは書い ています。umihikoさんにリンクしていただいたおかげで、NATROMは患者を馬鹿にしてはいないことが、日 本語を読める方にはご理解いただけたと思います。シックハウス症候群と化学物質過敏症を混同し、根拠 を明らかにせず「国際的に信頼度が高い」と書き、あろうことか「化学物質過敏症:成人患者推計70万 人」という不適切な見出しをつける大島秀利氏のほうが問題ではないかと私は考えます。毎日新聞は記者 の署名がついていますので、その記事を書いた記者が過去にどのような記事を書いたのかを注意してみる ことができるという利点があります。今後、どのような根拠で70万人と推計されたのかは忘れられたま ま、数字だけが一人歩きすることを危惧します。
政治的にも極めて強力なパワーを有する専門家の職能団体であり、
日本医学会の母団体でもある日本医師会が
一般人向けとはいえ公式サイトで
「シックハウス症候群≒化学物質過敏症」としている状況では
マスコミや一般の人がそういう誤解をしていても
それを責める事は難しいですね。
また、本態性多種化学物質過敏状態(Multiple Chemical Sensitivities) 疾患概念,発症機序,および アレルギー,中毒,心因疾患等との異同について、日本公衛誌第46巻第9号p769-777、荒木俊一らでは、 MCS(Multiple Chemical Sensitivities:本態性多種化学物質過敏状態あるいは多種類化学物質過敏症) は、シックビルディング症候群との鑑別診断が必要になると述べられており、両者が異なる概念であるこ とが示されています。この論文では、石川哲による「化学物質過敏症」の定義がいいかげんであることを 皮肉っています。
>さらに、[MCSは、]Chemical sensitivity(化学物質過敏症)との異同が問題になる。石川は最近の総説 中の冒頭の要約で、”化学物質過敏症は有害化学物質による微量・慢性中毒である”と記述し、化学物質 過敏症の本体を中毒と概念化している。石川らの長年の共同研究者である米国のReaらがダラスの民間施設 で診察したChemical sensitivityの症例の内訳は、化学物質によるアレルギーが15%、急性中毒が20%、慢 性毒性が65%であるとのことであった。一方、Cullenの定義に従うとMCSは中毒やアレルギーと異なる非ア レルギー性の過敏症と考えられ、石川らの化学物質過敏症(Chemical sensitivity)は本質的にMCSとは別 の疾患と考えられる。
私のサイトのトップにある「特定の化学物質に接触し続けることによって過敏性を獲得し、以後は超微量 の同系統の化学物質に対してさまざまな臨床症状を呈する状態」という、どうみても慢性中毒とは異なる 化学物質過敏症の定義は、石川らの本からとったはずなんですが。石川による「化学物質過敏症」の定義 は、ころころ変わるのです(ちなみに上記「最近の総説」では、冒頭の要約と、本文で「化学物質過敏症 」の定義が異なるように見える。)そもそも、石川の論文を読むと、CSとMCSを区別しているようには見え ません。でも、マスコミやらに一番登場するのは石川先生たちのグループなんです。だから、「シックハ ウス症候群≒化学物質過敏症」という誤解が生じるのだと思います。安賀須若人さんがリンクした日本医 師会のページは、そういう誤解のもとに書かれたのだと私は考えます。
>実際のところ日本の医学界ではどうなっているのでしょうか?
興味がないからどうでもいいってところだと思います。室内汚染に問題を扱う医師で、注意深い人 は、化学物質過敏症という言葉を避けているように見えます。
>「化学物質過敏症」を「シックハウス症候群」の同義語としているようですが、
>多種類化学物質過敏症という概念については肯定も否定もしていないように見えます。
そもそも多種類化学物質過敏症という概念が議論の対象になっているということが、日本の医師の間では あまり知られていないと思います。一般的な医師の認識は、普通の人のそれとあまり変わらないと思いま す。私は、精神病は脳アレルギーだなどというヤフー掲示板の主張を見ていろいろ調べるまでは、「シッ クハウス症候群≒化学物質過敏症」であり、「耐性の低い人の慢性中毒あるいはアレルギー」であるとい う認識でした。そういう意味で「化学物質過敏症」という言葉が使われることもあります。ただし、この 用法は正しくないと私は考えます。そもそも、声高に化学物質過敏症の危険性を訴える人たちが、アレル ギーでも慢性中毒でもないと主張しているのですから。そういう人の言い分は、以下の図ようなものです (日本語の論文があったはずですが、無くしてしまいました)。
http://doko.totto.to/~tosakai/SHS.gif
化学物質過敏症かつシックハウス症候群の人(緑の部分)はいるけれども、両者が完全に重なり合ってい るわけではないというわけです。家やビルなどの気密的な環境以外でも化学物質過敏症は発症しうるし( 赤の部分)、化学物質過敏症の人でなくても慢性中毒等でシックハウス症候群を発症する(青の部分)こ ともあるという主張です。この図を見れば、「化学物質過敏症はシックハウス症候群の重症例である」と いう主張や、「シックハウス症候群=化学物質過敏症」という主張が不適切なことがわかると思います。 もしかしたら図のような考え方は誤りで、「シックハウス症候群=化学物質過敏症」という主張をしてい る医学論文がもしかしたらあるのかもしれません。網羅的に調べたわけではないのですが、私の知る限り はありません。両者を異なる概念と捉えている論文ならあります。
シックハウス症候群とその対策、アレルギー49(1) 5-8、2000、鳥居新平では、シックハウス症候 群の原因や発生機序、症状、対策が述べられていますが、加えて以下のような記述があります。
>化学物質過敏症について
>本症は大量の化学物質による急性曝露あるいは長期にわたる曝露により、極めて低濃度の化学物質ばかり でなく、多くの化学物質に過敏になる一種の症候群であり、複合化学物質過敏症ともいわれる。
>本疾患概念についてはまだ議論の多いところであり、カリフォルニア医学協会、オンタリオ州保険局、ア メリカ、アレルギー免疫学会の委員会報告では科学的妥当性を欠いているという評価が出ている。
>シックハウス症候群は環境中の生物あるいは化学汚染物質を減らすことで軽減させることはできるが、複 合化学汚染物質過敏症では十分満足させるための室内空気質の環境基準を作ることは困難である。
NATROMの感想は、「真面目に室内汚染物質の対策を考えている人はいろんな意味でたいへんだなあ」です 。
日本の医学界(日医とか)は多種類化学物質過敏症に対して
どういうスタンスをとっているのでしょうか?
>これが「シックハウス症候群」で、化学物質過敏症ともいいます。
http://www.med.or.jp/forest/health/live/ 03.html
というような文章を見る限り
「化学物質過敏症」を「シックハウス症候群」の同義語としているようですが、
多種類化学物質過敏症という概念については肯定も否定もしていないように見えます。
実際のところ日本の医学界ではどうなっているのでしょうか?
この掲示板を見ている人なら、もう知っているだろうと思いつつ情報提供。
当サイトからもリンクしている市民のための環境学ガ イドの安井至さんは、しばしばマイナスイオンに関して批判的なコメントをしています。たとえば、
http://plaza13.mbn.or.jp/~yasui_it /MinusIon020429.htm
http://plaza13.mbn.or.jp/~yasu i_it/NonScienceMinusIon.htm
http://plaza13.mbn.or.jp/~yasui_it/M inusComQues.htm
概ね納得できるコメントだと私は考えています。が、安井さんの発言に批判的な意見が、日本機能性イオ ン協会のサイトに掲載されました。
安井氏の言動に対する意見(日本機能性イオン協会)、山田眞裕さん
http://www.japan- ion.jp/iken/yamada030120.html
水商売ウォッチングで、山田さんの意見に対して批判的なコメントがついています。私が付け加えること はありません。
日本機能性イオン協会の山田氏投稿に関するコメント、天羽優子さん
http://wwwacty.phys.sci.osaka- u.ac.jp/~atom11/wwatch/nion/comment_ni_07.html
ネタ元は、
冨永研究室非公式案内のゲストブック兼掲示板、2003-03-25、3043あたりから
http://wwwacty.phys.sci.osaka- u.ac.jp/~atom11/bbs01/list.php
両者ともに、感情的に見える部分もありますが、こんなのは十分容認できる範囲内だと私は思います。計 算づくでやっているということもありえます。礼儀正しくやることもできますが、見ていて楽しいのはや はり、浅薄だとか稚拙だとかピントはずれだとか見事なダブルスタンダードとかいう言葉が飛び交うとこ ろです。公開する以上は多くの人に見られるということを考え、下品にならない程度に感情的な表現を入 れるというのも、より多くの人に見てもらうためのテクニックの一つでしょう。
今後の注目点は、安井さん自身による反論と、山田さんによる天羽さんに対する反論です。マイナスイオ ン推進派が「観念的でも浅薄でもない」データを出すことを期待しています。議論によって、マイナスイ オンに関してどの程度のことまでなら言えるのか、ということが明らかになって欲しいと願います。
ある人々が、化学物質からなんらかの健康被害を被っている、あるいは、被っている 可能性があるのであれば、なんらかの対策が必要です。そのためには、どのような行動をとったらよいの か考えてみてください。私のサイトを見たらわかるように、私は臨床環境医学に関して批判的であり、多 発性化学物質過敏症(MCS)の存在にもきわめて懐疑的です。ある程度の医学知識を持ち、一次文献にあた る能力のある人が私のサイトを見れば、多かれ少なかれ私の主張をご理解いただけるものと思います。こ ういうサイトを持っていながら、私は化学傷害研究MLにも加入しています。natrom@yahoo.co.jpのメー ルアドレスで登録しました。こっそりと盗み見をするつもりであれば、別のフリーメールやnatromの名前 が入っていない正規のメールアドレスも私は使えたのですが。
「[NATROMを]MLより排除すべき」という意見をおっしゃる方もいらっしゃるようです。MLの管理は管 理者の一存であって、管理者の意向に私は全面的に従うつもりです。しかし、見られて困るようなことを 話しているのでなければ、排除する必要など無いように私は考えます。むしろ、チャンスなのではないで しょうか。私のこのサイトは臨床環境医学に批判的ですが、だからこそ、臨床環境医学に好意的な人に見 てもらいたいと考えています。それが目的ですから。化学傷害研究MLの目的も、化学物質の害について の対策を練ることでしょうから、化学物質の害を過小評価している人にこと見てもらって、考えを変えて もらおうとすればどうでしょうか。
また、MLには一部、NATROMに関する事実誤認の投稿もありますので、ここで反論しておきます。化学傷 害研究MLの参加者の一人が、統合失調症関係のMLから脱会させられたことについては、脱会させられ た参加者に責任があるのであって、NATROMは一切関与しておりません。以下のページを読めば、どのよう な理由によってかの参加者が脱会させられたかについて明らかだと私は考えます。
統合失調症における民間療法について
http://human.kdn.ne.jp/news/021123.html
また、かの参加者はヤフー掲示板においても、精神病が脳アレルギーである可能性があるとするトピック にて
「アレルギー性精神病は全く精神病の事であると言っても間違いではない」
「[精神医学は]組織的な巨大な犯罪である」
という発言をしております。そして、ビタミン大量療法が精神病に効果があるという主旨の発言も行ない ました。現在治療中の患者さんがこの発言を真に受けてしまったとき、どのような事態が起こるのか想像 してみてください。もし統合失調症関係のMLで同様の発言を行なったとしたら、警告を受けても当然で す。アレルギーあるいは化学物質の暴露と、精神病の関係については、臨床環境医学に好意的な医学者で あっても、多くの場合慎重な立場をとっているように見えます。
きわめて極端な発言をする人もいるというだけでは、その分野全体が怪しげであるという結論は導けませ ん。しかしながら、その分野に対する信頼は落ちてしまうのではないでしょうか。メインのページで指摘 したように、化学物質の害の主張の中には、きわめて怪しげなものもあります。正しく化学物質の害を考 えてもらうには、発信する情報の質を吟味する必要があると私は考えます。
2003年01月12日の毎日新聞に以下の記事が掲載されました。
化学物質過敏症:成人患者推計70万人 シックハウス対策急務
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200301/12/20030112k0000m040110000c.html
端的にこの記事の問題点は二点。
1. 化学物質過敏症をシックハウス症候群の重症例であると言い切ってしまっている点。私から言えば両 者は異なる概念だし、臨床環境医学に好意的な医学者にとってすら、化学物質過敏症とシックハウス症候 群は重なり合うことが多いとはいえ、けして化学物質過敏症がシックハウス症候群の重症例であるわけで はない。
2. 「国際的に信頼度が高い、米国の一般的な判断基準となっている問診票」が何を指しているのか不明 。別の情報源から、"Environmental Exposure and Sensitivity Inventory"の簡易版であるらしいQEESIで あろうと思われるが、国際的に信頼度が高いとは言い難いように思う。化学物質過敏症に関しては、疾患 概念や疾患の存在そのものですら専門家の間で意見の一致をみていないのであるから、「一般的な判断基 準となっている問診票」は存在しない。
もちろん、QEESIなりEESIなりのスコアが高い人は、何らかの健康問題をかかえている可能性が高いとみな してはよいように思われますので、日本の一般市民を対象に広範囲な調査を行なうのは意味があることで しょう。しかし、QEESIの高スコアをすなわち化学物質過敏症の可能性が高いとしてよいかは、判断を保留 すべきです。ましてや、化学物質過敏症:成人患者推計70万人という見出しは不適切だと私は考 えます。2003年の1月16日に以下のようなメールを毎日新聞あてに出しましたが、いまだ返事がありません 。もし返事がありましたら、可能な限り返事を掲載したいと思います。**及び[ ]内は個人情報なので伏 せました。
From: [本名] <[フリーメールではないメールアドレス]>
To: simen@mbx.mainichi.co.jp
Subject: 1月12 日付「化学物質過敏症:成人患者推計70万人 シックハウス対策急務」についての質問
--------
**大学の[本名]と申します。化学物質過敏症に関して興味を持っており、「化学物質過敏症に関する覚 え書き」というサイトを開いております。さて、毎日新聞の2003年01月12日の記事、大島秀利さんによる 「化学物質過敏症:成人患者推計70万人 シックハウス対策急務」を拝見いたしました。
>国立公衆衛生院(現・国立保健医療科学院)が、シックハウス症候群の重症例である化学物質過敏症(C S)について、米国の一般的な判断基準となっている問診票を使って日本国内の成人に調査した結果、0 .74%がCSの可能性が高いことが分かった。
とあります。「米国の一般的な判断基準となっている問診票」とは、化学傷害研究MLの投稿によれば、 「ミラー博士らが作成した化学物質過敏症の診断表であるQEESI」のことであるそうです。そこで、医学に 関するデータベース(Medline 1966 to October 2002)を検索してみました。QEESI、"Quick Environmental Exposure and Sensitivity Inventory"をキーワードにしたのですが、ともに一件も引っか かりません。一般的な検索エンジンであるGoogleで検索してみましたが、QEESIで36件、"Quick Environmental Exposure and Sensitivity Inventory"ではわずか9件です(2003年1月16日)。"QEESI"で はなく"EESI"では、医学に関するデータベースで2件のみ検索できました。この2件は同じ著者によるも のです。「米国で広く使われており、国際的に信頼度が高い」問診表にしては、いささか奇妙な結果であ ると私には思われます。
1. 米国の一般的な判断基準となっている問診票とは、Miller, CSによるQEESIでよろしいのでしょうか ?
2. 何をもって、「国際的に信頼度が高い」と判断されたかご教示ください。
3. 「国際的に信頼度が高い」ことを裏付ける資料、できれば国際的な医学雑誌に掲載された論文などが ございましたら教えてください。
また、「シックハウス症候群の重症例である化学物質過敏症(CS)について」との記述があります。化 学物質過敏症の定義や疾患の存在そのものに関してすら専門家の間で意見の一致をみておりません。しか るに、シックハウス症候群の重症例が化学物質過敏症であるかのような記述は混乱を招くことになるので はないでしょうか。アメリカ医師会の雑誌(JAMA)が「国際的に信頼度が高い」ことに異論を差し挟む方は 少なかろうと思いますが、このJAMAに掲載された論文には、
>The MCSS should not be confused with the sick-building syndrome.
(シックビルディング症候群は多種類化学物質過敏症と混同されるべきではない)
と書かれております。同時に、
>there are no well-controlled studies establishing a clear mechanism or cause for MCSS
(多種類化学物質過敏症症候群のはっきりとしたメカニズムや原因を確立したきちんとした対象群をもち いた研究はない)
とも書かれています。Quackwatchというサイトは、科学的な根拠に乏しい治療法に警告を発するサイトな のですが、このサイトでも多種類化学物質過敏症の概念に対して批判が加えられています。日本語では、 私が管理しております「化学物質過敏症に関する覚え書き」が参考になります。ご笑覧ください。
私のサイトをご覧になればご理解いただけると思いますが、微量の化学物質による健康被害や、シックハ ウス症候群を否定してはいません。臨床環境医と呼ばれる人たちによる、十分に科学的な根拠のない主張 を批判しているのです。これは私の個人的な意見ではなく、JAMAやQuackwatchで述べられているように、 主流の医学ではオーソドックな考え方だと思います。私は、シックハウス症候群に対しては、十分な科学 的根拠に基づいた対策が必要だと考えています。国際学会での成果を一般の方々に伝える記事は必要であ ると思いますが、より正確に伝える努力を行なっていただきたく思います。
化学物質過敏症:成人患者推計70万人 シックハウス対策急務(毎日新聞)
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200301/12/20030112k0000m040110000c.html
化学傷害研究ML
http://homepage3.nifty.com/ci/left.htm
AMA Council on Scientific Affairs. Clinical ecology. JAMA 268:3465-3467, 1992
Quackwatch
http://www.quackwatch.org/
http://www.quackwatch.org/01QuackeryRelatedTopics/mcs.html
化学物質過敏症に関する覚え書き
http://doko.totto.to/~tosakai/CS.html
[大学の住所] TEL [研究室の電話番号]
**大学医学部**研究所 [部門名] 研究生
[本名] (携帯:[携帯の電話番号])
安井先生のHPをまた貼りつけます.更新してたし.
新聞では毎日新聞が比較的ましなような評価を受けることが多いのですが(一番ましなのは日経みたいで あるが),果たしてどうか.
この1月の記事中の社説も毎日新聞のである.
>似たようなことは報道されなかっただけで他にもあります。
あれ以後の数ヶ月だけ立て続けに起こる方がおかしいですからね。
まぁそのおかげで通常よりも早く補修が進んだなら良いのですがね。
そこでまた通常の補修を特別対応の補修として報道している可能性もあるんだなぁ、やれやれ。
レス遅れて申し訳ありません。m(__)m
>日本はイメージ先行でリスク判断のバランスの悪い人が多いように思います
山陽新幹線のトンネル剥落事故の時に「同時期のコンクリート建造物は危険だ」と言った報道がなされ 、そのためか乗客が減ったことがありました。日本中を震撼させた事故でしたが、似たようなことは報 道されなかっただけで他にもあります。あの時はたまたま営業運転中の車輛を直撃しただけで大きく 報道されたのでしょう。
あの破損した車輛とコンクリート片を見せ付けられたら大抵の人は新幹線を敬遠したくなります。しか しあれが乗客の命に関わる事故を引き起こす可能性は低いのではないでしょうか。新宿−福岡の夜行高速 バスの需要が伸びたそうですが、どう考えても自動車の方がはるかに危険です。飛行機は……新幹 線と同じ位かな。
TBDDさん読ませていただきました.お返事遅れて申し訳ないです.
>上記に関して、NHK、朝日新聞、毎日新聞は二つの事実について触れることなく報道されており、勝手な 推測かもしれませんが、シンポジウム主催者からの非公式な資料を基に事前に記事を組み立て、当日広島 のシンポジウム会場を取材することなく、発表後の平原教授及び共同研究者である黒木所長にインタビュ ーすることなく、記事を脱稿、報道したと思われます。
このような推測がなされていましたが,もしこれが本当ならこのような取材は止めていただきたいですね .取材した内容の解釈や理解度はどうしようもないのかもしれませんが・・・
NATROMさんへ
HP等で科学系の記事が馬鹿にされている傾向が強いのが朝日(遺伝子組換え反対キャンペーンとかやっ てますし・・・).毎日は馬鹿にされる時もある.
比較的ましなのは日経という判断をされているHPもありますね.
いずれにしろ,新聞は情報発信源にしかすぎないので,その内容の精度は各人で確かめる必要があります ね.
ご意見、ご要望がございましたら、化学物質過敏症についての掲示板または、下記のメールアドレスへどうぞ。