このファイルは、掲示板巡回ソフトのログファイルを元に再構成したものであり、投稿時の状態(フォントサイズ、文字の色、リンク等)をすべて反映しているわけではありません。
TBDDさん、サイトのご紹介ありがとうございます。参考になりました。
>まあ、報道は当てにならないということがよくわかります。
各紙の環境ホルモン報道
http://plaza13.mbn.or.jp/~yasui_it/ED CConc2002.htm
でも、その問題に触れていましたね。
自分の専門分野に関する記事を見てるとわかりますが、本当に報道は当てになりません。たとえば、医療 関係なんかは、「こりゃ全くヒドイ医者だな」って事例と、「うわ〜、こんなんで医療ミスとか言われる と何もできんな〜」って事例がごっちゃになっています。多分、政治や経済などの報道も、私が気付かな いだけで、ずいぶんといい加減な報道がなされているのかもしれません。注意しないと。まあマスコミ側 もたいへんなのでしょう。専門の研究者ですら、非専門の分野には不案内です。マスコミに、あらゆる分 野に通じた万能を求めるわけにはいきません。しかしせめて、公平な報道を心がけてもらいたいものです 。
新聞によって特色って出せないのかな。政治なんかは結構そういうのがありますよね。朝日ではこう書い てあったけど、読売ではどうなんだとか、どちらが正しいのかわからないにせよ、さまざまな意見を比較 ができます。医療関係に強い朝日新聞とか、化学関係なら信頼できる毎日新聞とか、できないのかな。今 回の報道は、一線横並びであまり特色がありませんでした。
かくりさん、はじめまして。
安井先生のページはいつもおもしろいですね。私もいつも拝見しています。
さて、ビスフェノール関連では、やはり業界団体の情報がかなり充実しているようです。
今回安井先生がネタにされた内容についても早々に見解を発表しています。
http://www.bisphenol- a.gr.jp/frame2.html
まあ、報道は当てにならないということがよくわかります。
(環境省、厚生労働省もか?)
安井先生の所で新たに興味深いトピックがあったので貼りつけます.
あそこのHPは面白い.
はじめまして
クハ72 Re Pureさん
>リスクなんてのは相対的なもので「どの選択肢が一番が少ないかは時と場合による、
>臨機応変に判断するしかない」とは言うまでもないことです。
>僕は遺伝子組換食品や食品添加物は避けるべきという考えにはとりあえず賛同は
>しますが、餓死するくらいなら食べます。
日本はイメージ先行でリスク判断のバランスの悪い人が多いように思います
DDTの毒性には過剰に反応するのに,
「マラリアを媒介するハマダラカ類の防除等に使われて,年間何百万人もの人命を救ってきた」
事実は報道されません
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&boar d=1835545&tid=a59a1bca5qa1bca4na4aajfa4ac0ba4a4mfdm3a4oa1a9&sid=1835545&mid=56
『農薬はこわくない 悲しき誤解に抗議する』(村本昇/近代文芸社)
http://www.esbooks.co.jp/search/keyword/keyword?keyword=%C7%C0%CC%F4%A4%CF%A4% B3
%A4%EF%A4%AF%A4%CA%A4%A4&image_disp_flg=1&out_of_print=1&submit.x=16&submit.y=9
で紹介されていた話ですが,
昭和40年代の後半,日本でDDTとBHCの国内使用が禁止された直後に,
日本社会党から公害輸出の議会攻撃を受けて,
DDTとBHCの国内製造と輸出も突然禁止されたそうです
日本の抜き打ち的なDDT輸出禁止のために,世界的にDDTが不足して価格の高騰し,
予算不足によってインドネシアは予定の6割程度の防除しかできず,
デング熱やマラリアの流行による犠牲者が増加したようです
その他のアジア・アフリカのマラリア流行国からも
日本のDDT製造中止を批判する声があがったそうですが,
日本ではほとんど報道されなかったようですし,
日本社会党をはじめとするDDT輸出反対政党からの謝罪も聞いたことがありません
サリドマイドに関しては,催奇性だけでなく,様々な病気に対する有効性も
http://www6.shizuokanet.ne.jp/usr/hitomi/beneign.htm
最近は報道されるようにはなりました
しかし,「サリドマイド事件」の影響で,まだまだ『悪魔の薬』というイメージが強く,
日本の製薬会社から認可申請が出る見込みはなく,
未承認薬なため健康保険を使っての使用はできません
医師が欧米で承認されている医薬品の輸入サポートを行う業者を介して使用しているのが現状のようです
http://1kampo.com/public_html/topics-9 (thalidomide).html
ヤフー掲示板でのご発言をいつも拝見しております。ご笑覧ください。もし、私のペ ージに不正確、不適切な表現等がございましたら、ご指摘くだされば幸いです。
>#リンクに許可は必要ですか?
もちろん不要です。どのコンテンツに対しても、許可も事後連絡もなしに、自由にリンクを張ってくださ い。
このようなページを持っておられることには気付きませんでした。
きちんとこのような場所で情報発信されておられたのですね。
また時間のあるときにでもゆっくり寄らせていただきます。
#リンクに許可は必要ですか?
なんかEMに備長炭にトルマリンにハーブと、流行り物を全部取り入れたみたいですね 。
あ、マイナスイオンもある(笑)
突込み所が多過ぎますよ〜。
>マザータッチは重力波物質であり、重力波を放出しております。
質量のあるものなら重力波物質ではないのかな。そして運動すれば重力波を放出するのでは?
う〜む、嘘ではないのか…
「それ故マイナスイオンの放出力がすばらしい」の「それ故」がさっぱりわかんないけど。
しかしどうやって重力波を測定したんでしょうねぇ。
未知のテクノロジーがあるんでしょうねぇ。
そこの掲示板に、飲んだ感想として「木酢のような臭いがした」とありますが、どうなんでしょう。
合成洗剤や石鹸を嫌う人達なのに、それらよりも「危険な物質」が含まれているかもしれないとは考えな いんでしょうか。
化学物質ではありませんが、原子力関係はまさにその状態ですね。
原子力関係の広報活動は伝道活動になっています。(まぁ事故や不祥事のせいでちょっと変わってきては いますが。)
その結果、広報誌などで原発の基本的仕組みを正しく解説してあっても胡散臭く見えてしまうという事態 に陥っています。
また安全を強調するあまり、危険を前提とした対策自体ができない状態でした。原発にはいろいろな補助 金が地元に下りるのですが、それを大規模事故(要住民避難)対策に使おうとしたら「使い道が相応しく ない」とのことで使えなかったというものもあります。こうなると宗教のようです。
啓蒙・推進する側に対して、反対派も似たようなものでした。ろくに原理も知らないで反対を唱えている 人も多く、またそういう人たちが市民運動の代表のように報道されてきました。
#もちろんきちんと理性的に反対している人(原子力そのものに反対なのか政策に反対なのか、技術的不 備を指摘しているのかを自覚している人)もいます。
こういう人にこそ啓蒙が必要なのですが、そうすると啓蒙書(広報誌)の解説はいつまでたっても小学生 レベルですし、問題はないことを説明するための記述ばかりになります。これでますます胡散臭そうにな ります。
推進側の問題はもちろんですが、頭ごなしな反発・反対・嫌悪をどうするかが啓蒙の、というよりは理科 ・社会科・家庭科(小学校なら総合学習かな)教育の問題でしょうね。
あ、子供だけじゃなく大人もです。
石鹸安全信仰の幻 、文春新書260、大矢勝著をやっと読み終えました。ところで、「化学物質過敏症」でググるとスポン サーとして表示される
飲める洗剤【マザータッチ】
http://www.binchoutan.com/mother.html
をご存知でしょうか。しょっぱなから、「大資本が大量に生産する石油系合成洗剤は、このページにアク セスされるお客様では選択外」ということで、「大量生産された合成洗剤を使用したほうが地球全体とし ての環境負荷は低いかもしれない」と考える人はこのページにアクセスしないようです。
「もともとマザータッチは抗酸化健康飲料水として開発いたしました。すばらしい抗酸化力は、すごい洗 浄力を持ち、汚れなどの有機物を包み込み、分解いたします」とのことで、実際に飲んだりできるようで す。しかも、「そのうえ、排水は浄化菌(善玉菌)を活性し、腐敗菌などの悪玉菌を眠らせます。その結 果 、河川を浄化」するらしい。なにか、未知のテクノロジーが使用されているのでしょう。
>マザータッチを作るのに使う材料は、以下のものです。
>1.EM発酵物質
>2.ミネラル水(備長炭・トルマリン・貝殻)
>3.ハーブ液(青森ヒバエキス)
>4.レシチン(大豆に含まれている成分)
なるほど、さして害はなさそうです。「すごい洗浄力」が何に由来するものなのかは不明ですが。いろい ろ説明書きがありますが、それを読んでもやっぱりわかりません。
>マザータッチは重力波物質であり、重力波を放出しております。それ故マイナスイオンの放出力がすばら しく、優れた抗酸化力を発揮いたします。
やっぱり、我々の知らないテクノロジーが使用されているようです。
>マザータッチの本質はミネラル+ハーブ水=重力波抗酸化水です。
本質をよく表していると思います。
Googleのスポンサーって、いくらぐらいかかるのだろう。
新しい科学技術を一般市民に説明する場合に、
その科学技術の開発サイド(推進派)の専門家だけでは拙いでしょう。
そういう専門家はその技術を推進する立場にコミットしているので、
どうしてもその技術にとって否定的な情報を軽視しがちで、
推進派の価値観に対する懐疑/嫌悪への共感を持ち合わせていない点が、
問題だと思うのです。
先端技術に対して不安に思っている人たちへの説明では、
結果的に「反対することによって被る不利益」を強調しがちで、
「善き知らせを伝える」伝道活動に陥ることが危惧されます。
かくりさんへ、
>ただ,今の技術革新の速度の早さの中ではこれでは困るのですけどね.
確かに仰るとおりなんですが、
一方で技術革新の速度が早すぎるがために
落伍したというか脱落した気分がして
「どうせチョッとやそっとの勉強したって追いつけない」
「勉強するのはもう諦めた」
と理解するのを放棄していたりする人も多いのではないでしょうか。
そういう人を減らすためには
一般市民に対して先端的な研究や技術を分かり易く解説する
啓蒙活動が必要なのでしょうね。
専門家にならない人のための科学教育というのが
これまで以上に必要とされているように思います。
※因みにタイトルは以前に紹介した
ロビン・ダンバ−の「科学がきらわれる理由」の
帯に出ていた宣伝文句から拝借しました。
安賀須さんの「理解不能なものへの不安」はかなり的を射た解説だと思います.
ただ,今の技術革新の速度の早さの中ではこれでは困るのですけどね.
古いものについてもどんどん新たな毒性が判明したりするし(最近ではアクリルアミドの件が有名かと) ,新たなものもどんどん安全性が確認されているのが現状でしょう.
添加物については,既存添加物として認可されたものは「昔から使っている」という理由だけで安全性が 確認されてなかったりする一方,WHOで安全性が確認されたにもかかわらず,申請がなされていないと いう理由だけで,否認可であった添加物は多数存在します.
こういったいびつな状態が,今の日本な訳ですが・・・
ちなみに,
>虫がついていたのなら農薬が薄い証拠だと思うのですが
これはおおざっぱに傾向を見るときは正しいでしょうが,目の前の作物の判断には不充分かと・・・除草 剤を沢山まいても虫はつきますし,農薬扱いされていない木酢液(非常に発ガン性の高い物質を含んでい るはず.『農薬のお話』では目の仇にされている.)を使用すれば,ある程度虫が退治出来る様ですが, この場合は「農薬不使用」になるし・・・
ちなみに個人的には有機栽培作物を購入する場合,「木酢液」を使用していないことを確認することをお 薦めします.下のリンクでは,木のダストが一番危険なグループ1(発ガン性が高いことを意味します. おおざっぱにいうと)にランクされていることを見逃してはいけません.
ネオフォビアというような病的なレベルでなくても
未知なるものに対して恐れというか
不安を感じる人は多いでしょうし、
未知なものに対してと同様に、
理解不能なものに対しても不安になる人が多いのではないでしょうか。
遺伝子組換え食品や食品添加物が嫌いな人には
内容が理解できてなくて不安がっている人が多いような気がします。
(クハ72さんのことではありません、念のため)
そういう人は内容を正確に理解するために必要な基礎学力を
欠いていることが多いでしょうし、
そのために必要な勉強しようという意欲も乏しいでしょうから
「今の自分にでも理解できる」通俗的な説明に満足しがちで
そこから中々抜け出せないように思います。
どんなに昔からあるものでも最初は新しかったんですよね。
> 天然のものは昔からあるものだから何となく安心といった
日本の喫煙率が高いのもそこから来てるのかも(考え過ぎか)。
コンサドーレ降格。ホームで決定しなかっただけよかったと思いたい……。
虫食いのある果物だと極端に値段が下がる日本ですから
(虫がついていたのなら農薬が薄い証拠だと思うのですが、、、)
「農薬=穢れ」説は面白いとは思います。
食品添加物でも人工のものは新奇だから不安だし、
天然のものは昔からあるものだから何となく安心といった
そんな構図もあるように思います。
因みに新しい物嫌いは、
ネオフォビア(Neophobia、新奇恐怖症)と呼ばれるようです。
「避けるべき」というより「避けた方がいい」といったほうが良かったかな。
体に害のある可能性のある食品なんて遺伝子組換え食品や食品添加物の他にもいっぱいあるんだし。
どうでもいいけど「辛いものばかり食べてるとバカになる」って昔よく言われたな〜。
私が読み取れなかっただけなのですが,解説わざわざありがとうございます.
読んで見て素直に,
「恐れ」から来るのかも知れませんねえ〜
とも思いました.
前にメインに『農薬のお話』というHPを貼りつけましたが,ここの扉に,
>日本人は生物は元素で出来ていないと考え,農薬や化学物質は「けがれ」と考えている。けがれに定量 的な評価など適用出来ず,如何に少量でも摂取すべきではないとの妄想が生まれる。
と書かれています.この見方も面白いなあと思ってます.
私個人としては,食品を与える立場(=食べていただく立場)として,「十分に安全なもの」を供給して いきたいだけなのであるが・・・今の情勢では「十分に安全なもの」が排除され,「リスク判定がまだの もの」を与えねばならないジレンマに陥りそうでいやなのです.
読み返すと、ものすご〜くひどい文章だったので書き直します。
**************
私は食品添加物のリスクをきちんと評価することができる場合には
食品添加物反対派の人を説得することも不可能ではないと思います。
説得が難しいのはリスク未評価の物質の場合です。
というのは、食品添加物反対派の人には「恐れ」からリスクを過大視し
その物質のリスクを定量的に評価しようと考えもせずに
「拒絶」してしまう傾向があるからです。
一方で、天然の香辛料(例えば唐辛子)でも大量摂取すれば
胃腸にダメージを与えますし、
そのことは食品添加物反対派の人でも理解しているはずです。
ですから彼らが一切のリスクを拒否しているわけでもないでしょう。
そういうことを考えると食品添加物反対派の思考パターンを
単純にゼロリスク探求症候群と見なすのが良いとも思えません。
彼らの思考にはロマンチックな反近代主義に通じるものがあるように思います。
***************
安賀須さん,申し訳ないんだけどどっからご自身のことで,どっから一般論なのかが 見当つかない.
解説をお願いします.
ちなみに今,世間で不明では有るが一定の割合で存在する人々は,「リスクを評価できない物」に対して 「自分たちが勝ってに良いと思ったものは」全面的に安全と考え,「自分たちが勝手に悪いと思ったもの は」全面的に危険と感じる,困ったチャン状態だと思いますぞ.どれくらいの頻度でおられるか判らんが ,その流れで遺伝子組換えも塩ビも規制がかかっている気がするんだよなあ〜
ハムなどに添加される亜硝酸ナトリウムはニトロソアミン生成の原因になりますが
ボツリヌス菌の増殖を防ぐので食中毒防止に欠かせません。
食品添加物無添加のパンにカビが生えていた事件がありましたが
カビといえば強力な発ガン物質アフラトキシンを思い出してしまうので
パン屋さんはちゃんと保存料を入れておいて欲しいと思っています。
私はリスクをきちんと評価することができる場合には問題がないと思います。
むしろリスクを評価できない物に対して「恐れ」からリスクを過大視し
リスクの定量的評価以前に「拒絶」してしまう傾向なのでしょう。
一方で、天然の香辛料(例えば唐辛子)でも大量摂取すれば
胃腸にダメージを与えますし、
そのことは化学物質嫌いの人でも知っているので
化学物質嫌いをゼロリスク症候群と単純に同一視するのが良いとも思えません。
むしろロマッチックな反近代主義に通じるものがあるように思います。
>僕は遺伝子組換食品や食品添加物は避けるべきという考えにはとりあえず賛同はし ますが
どうしてこう考えられるのか,お聞きしたいな.
リスクに関してはリンク先の本がお薦めかも.
多少毒はあるがBSE関連の情報です.物の見方の参考にはなるかな?
http://square.umin.ac.jp/massie- tmd/bsefacts.html#baka4
東南アジアの山奥では子供が煙草吸ってる地域があるのですが、吸わないと蚊に刺さ れてマラリアに感染する危険があるからだそうで、マラリアのリスク>肺癌のリスクという判断な んでしょう。
同じような例でアラスカでは運転手が凍死しない為に飲酒運転が認められてるそうで、事故のリスク> 凍死のリスクと言うことのようです。
リスクなんてのは相対的なもので「どの選択肢が一番が少ないかは時と場合による、臨機応変に判断する しかない」とは言うまでもないことです。僕は遺伝子組換食品や食品添加物は避けるべきという考えには とりあえず賛同はしますが、餓死するくらいなら食べます。
個人的にはアルコールは18歳で解禁してもいいと思うし(その代わり法令違反はちゃんと取り締まって欲し いが)、煙草は25ぐらいに引き上げても構わないと思う。マリファナは解禁論者のデータが正しければ容認 します。
マリファナの是非については、いったいどの情報が信頼できるのか、判断しかねてい ます。タバコより害がないということはきわめてありそうなことだと考えていますが、有害大魔王のタバ コよりも害が少ないと言ってもねえ。アルコールと比較したらどうだろうか。肝障害や膵炎の原因になる し、なにより、酒飲んで交通事故起こしちゃったり人刺しちゃったりする人もいますからねえ。
害があるからといって、タバコをアルコールを禁止すべきだとは私は思いません(ただし、私がメシ食っ ているところでタバコ吸うのは禁止して欲しい)。仮にマリファナが、タバコやアルコールと同じかそれ 以下の害しかないのであれば、マリファナを禁止する妥当性はあるのでしょうか?「酒飲んでおきながら マリファナ禁止するのはダブスタだろ。解禁して個人の判断に任せるか、でなけりゃアルコールもタバコ も禁止するか、どちらかだ」とも言えますし、「わざわざ問題のあるものを解禁する必要なし。アルコー ルやタバコは、しょうがない。どうせ禁止したところで、現実的にはヒドイことになるだけだし」とも言 えます。ヤフー掲示板などで、大麻解禁を求めるトピックをときどき読んでいますが、こんなこと考えて みたりしています。
われらがカール・セーガンもマリファナ吸っていたそうだし。
セーガン氏大麻愛用 著書に仮名で体験記
http://www.matsuri.net/cannabist/news/news9904-9912.html#17
「人種差別主義が無価値であることを数学的に証明するというアイデア」ってのは、ちょっとアレだけど 、「科学的な洞察や随筆などの着想に役立つ」ってのは、多分本当なのであろう。だからって、解禁すべ きという結論には必ずしもならないとは思いますが。
タバコより害が少ないとは聞いているが……。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020825-00000032-mai-soci
↑
Yahoo!のトップニュースです.
私が何回かリンクを貼らせてもらっている安井先生のHPでも
>電磁波の健康影響については、本HPでも何回も取り上げてきている。97〜98年当時は、疫学調査 の信頼性が低いと考え、また、「いくら強い交番磁場を使っても、実験的には電磁波の影響が見出すこと ができない」という実験結果から、否定的に考えていた。しかし、疫学調査の信頼性が徐々に高くなって くると、どうも、50〜60Hzの電磁波、というよりは、交番磁場によって小児白血病発症のリスクが 増大することを否定できない、という状況になっていると判断するようになり、2000年ぐらいから、 本HPでも何回もそのように記述してきた。
と書いているのでリスク自体があるのは間違いなさそうです.
しかしながら,
>質問:IARCの発がんのランキングから言うと、電磁波はどんなところにランクされるのか。
>回答:Magnetic fields (extremely low-frequency) (Vol. 80; 2002)として、クラス2Bにランクされ ている。
>質問:クラス2Bというと、どんなものがそのクラスに分類されていのか。
>回答:コーヒー、ディーゼル燃料油、ガソリン車の排気ガス、ガソリン、ピックルス(野菜の漬物)、 溶接の煙、などなど。それに様々な化学物質。
このレベルだとトップニュースにする価値がなさそうな・・・・・
なお安井先生のとこの「市民のための環境学ガイド」でもトピックとされていましたので貼りつけておき ます.
これが危険だったら,塊茎で増えていくジャガイモは危なくて食べられないじゃない ですか!!!
種が出来ないバナナとか,ぶんげつで増やしていくサトウキビとかどうすんの!!!
まクローンが危ないと言ってる人は砂糖を食べるなということですね.
クローンであること自体が危険性を上げるとは普通考えないよなあ〜〜
普通は何にも危険がないと思っていて,ふっと危険なものが出たとき「え?なんで?」となるんじゃない だろうか?
P.S.でも最近ジャガイモの危険性が浮上してきているんだよなあ〜
P.P.S 石鹸の本は私も本屋で見かけました.買って読んでみるかな?
遺伝子組換え食品もそうだけど、一部の消費者団体は必要以上に避けてるような気 がする。どんな食品だろうと程度の差こそあれリスクは背負ってるはずだし。
板違いかもしれないけど関連ありそうだからカキコ。
大矢先生の以前の石けん関係の本はざっと読んだことがあります。『石鹸安全信仰の 幻』は新刊ですね。値段も手ごろだし、買っておくか。ご本人のサイトをリンクしておきます。
http://liv.edhs.ynu.ac.jp/%7Emoya/book04.html
大矢先生って、「信じちゃった人」と裁判になっていたはずですが、どうなったのでしょう。
最近読んだ本ですが、こちらの掲示板に少々関係がありそうなので紹介します。
大矢勝『石鹸安全信仰の幻』文春新書、ISBN4-16-660260-8 C0295(\680)
『アトピービジネス』にも通じる、安全/危険の情報と報道の問題が論じられています。
情報・報道だけでなく、「信じちゃった人達」、特にわかっていながらそれを利用する人達を批判してい ます。
もちろん、洗剤・石鹸についてはしっかり書いてあります。
中学・高校の家庭科でこれくらいは教えて欲しいものです(実際どの程度教えているんだろう)。
天然はやりから漢方信仰みたいなのがありますが,最近中国のダイエット食品からみ で肝臓障害が起きる事故が連発してますね(死に至っているケースもあり).
問題があった3品のうち2品は甲状腺ホルモン等医薬品(を使用しているので薬事法違反)が入ってまし たが,残り1品には含まれておらず「3品で共通に用いられている生薬に原因があるのでは」とも言われ ています.
安全性が確認されていない生薬は怖いですね.
それでは、"Organic Faddism"ではどうでしょうか。有機かぶれ。
あと"Nature believer"とか…。自然信者。
ネイチャー・ファディズム"Nature Faddism"では
ファディズムの「物好き、流行かぶれ」の意味から
軽佻浮薄な「大自然大好き」派の人、
C・W・ニコルのミーハーなファンなんかを意味しそうで
ちょっと疑問を持っています。
ネイチャー・ファディズム"Nature Faddism"つうことで
この言葉が世間で定着すれば,名付け親の安賀須さんの名前も残るでしょうし
さてさて最近は非認可添加物や残留農薬に関する話題が多くて仕事が一向に進まない革離でございます. いや決してW杯見ているから仕事していない訳じゃないんだだよ,うん.
そこで色々化学物質の名前が出てくるわけですが判りにくい.
名前もわかりにくいが,安全なのか危険なのか,どういう分析がされているのかが見えてこない.
そこでHPの紹介です.財団法人 三栄源食品化学研究振興財団は結構詳しくかつ正確な情報を手に入れ ることが出来ます.
リンクを貼りつけておきますね.
ではでは〜
"Food Faddism"をグーグルで検索したら、約400件引っかかりました。chemophobiaは 3040件。こっちの方が圧倒的に多いのですね。"Nature Faddism"は0件。安賀須若人さんのオリジナルの言 葉とみなしてほぼよいでしょうね。定義するなら、「天然物のリスクを過小に、人工物のリスクを過大に 評価する傾向」というところでしょうか。
"Food Faddism"を「日本語で検索」したら、一番上に「市民のための環境学ガイド」のコンテンツを発見 しました。リンク張っておきます。
「食べもの情報」ウソ・ホント:ファディズムへの反攻
http://www.ne.jp/asahi/ecodb/yasui/foodfa d.htm
ヒントになったのは↓
フード・ファディズムから思いついたんですけど
>自然=安全、善
>人工=危険、悪
>このありがちな(そして間違った)見方
に対してネィチャー・ファデイズム(nature faddism)なんてどうですか?
きちんとした言葉では
化学物質恐怖症(ケモフォビア chemophobia)というのもありますが
こちらは神経症的なものに対する言葉でしょうから
適用範囲が狭いし、むしろ化学物質過敏症に対する代替用語の候補ですよね。
「『食べ物情報』ウソ・ホント」を紹介しようと思ってたのに。
ブルーバックスだけあってちょっと物足りないけど、バランスがとれていて良い本です。
高橋さんはその後所属を変わられたようです(執筆時群馬大学教育額部教授)。別の所で名前を見かけま した(どこだかは忘れちった)。
「科学報道」(柴田鉄治、ND Books:朝日新聞社)は科学朝日の連載「科学と報道」を編集したものです。 断片的ではありますが、世間の誤解を助長することになる報道の問題点も指摘されています。科学の側で はなく報道する立場からの指摘と反省が書かれています。
まぁなんだかんだ言って、夫々の記事は時代を感じさせるものだなぁ。
高橋久仁子「『食べもの情報』ウソ・ホント」
は革離@隆行さんのリンク先に出ていますね。
不注意でごめんなさい。
こんにちは、
フード・ファディズムについては
講談社ブルーバックスで
高橋久仁子「『食べもの情報』ウソ・ホント」というのがでていますね。
科学不信については
R・ダンバー「科学がきらわれる理由」松浦訳(青土社)
の中で少しばかり考察されていたのを覚えています。
いつの間にやら掲示板が増えている(苦笑)
>自然=安全、善
>人工=危険、悪
>このありがちな(そして間違った)見方
Yahoo!の掲示板じゃKawanoHiromiさんが「フード・ファディズム(Food Fadism)」と紹介していた.まあ これだと食べ物限定になるけれども.
結構良い言葉と思いました.
最近じゃ有機農法で作られた作物のが危ないらしい.皆さんもくれぐれも「自然だから」という理由で商 品を買わないようお願いします.
#だから私の中で生協の評価がものすごく低かったりする.
>これって近年の環境意識の高まりの影響を受けたのかなぁ。
水俣病やらの公害問題の発生にも関係あるでしょうね。一昔前のSFは、結構科学技術に対して好意的だっ たように思います。鉄腕アトムは原子力で動いているし、その妹はウランちゃんだ。いまの時代にこの設 定だと、ブラック・ユーモアだとしか受け取られないでしょう。しかし、手塚治虫が鉄腕アトムを書いた 時代には、明るい原子力時代を象徴する名前だったのです。
他にも、昔は化学調味料は頭をよくするといって子どもに飲ませていたそうです。かたや現代では、精神 病の原因だなどという意見すらある状態。単なるグルタミン酸ナトリウムなのに。どちらの意見も極端な のです。よいSFは、その辺のバランスがとれていると思うのですがどうでしょう。サブカルチャーの研究 は結構なされているようですが、科学技術に対する信頼と不信についての経時的な分析はきっとあるに違 いないと思うのですが、知っている方いますか。
>自然=安全、善
>人工=危険、悪
>このありがちな(そして間違った)見方
これって近年の環境意識の高まりの影響を受けたのかなぁ。
自然食品や東洋医学を過大評価するのと微妙にシンクロしていそう。
欧米ならニューエイジ思想とも関係ありそう。
と学会が「トンデモ本の世界」を出版したおかげで、疑似科学を含む非合理的な考え をひっくるめて、「それはトンデモだ」と呼べて、便利。(もともとのトンデモ本の定義「著者が意図し たものとは異なる視点から楽しめる本」からは明らかにずれているが、それでも便利だからしょうがない 。)少なくとも、「なんだかトンデモないことを言う人たちもいる」ということを知っていれば、ある主 張に懐疑的になれます。「この主張はトンデモかもしれない」と懐疑的になれることで、「トンデモ」と いうキャッチフレーズは有用です(もちろんデメリットはあるけれども)。それと同様に、
>自然=安全、善
>人工=危険、悪
>このありがちな(そして間違った)見方
常々こういった見方を端的にあらわすキャッチフレーズがないものかと考えています。「買ってはいけな い」的、と私は言うこともありますが、あまり一般的ではない。「天然物安全信仰」いうのも、不正確。 「ゼロリスク探求症候群」とい うのは、(悪用される危険はあるものの)有用なキャッチフレーズだと思いますが、上記の見方とリンク するものの同じものではありません。
お下品で失礼。
この世に化学物質じゃない物なんてないのになぁ、と言うのが感想。
自然=安全、善
人工=危険、悪
このありがちな(そして間違った)見方を味方にして広まっていくんじゃなかろうか、と心配。
どこがおかしいかと考えない、そして断片的な情報しか受けない人々は信じこみそうです。
結構もっともらしいし。
あるあるあたりで取り上げられないことを願います(いや、実はちょっと期待してる)。
ゆんさんの指摘を受け、化学物質過敏症についての掲示板を独立させました。質問、 疑問等ございましたら、どんどん書き込みをどうぞ。
ご意見、ご要望がございましたら、化学物質過敏症についての掲示板または、下記のメールアドレスへどうぞ。