我々の起源を説明する説にもさまざまなものがあります。分類することで、このページで批判の対象となっている創造論者がどのようなものか、はっきりさせておきましょう。
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どの説を信じようと、それは批判の対象にはなりません。信仰の自由は尊重されるべきだからです。しかし、「進化論は科学的に間違っている」「創造論は科学的に正しい」という主張は批判の対象になります。ここでは、創造科学だけでなく、エホバの証人の主張も批判の対象になっています。両者は創造を信じていることは共通していますが、例えば地球の年齢については意見は一致していません。読者は創造論もさまざまであることを覚えておいてください。エホバの証人も批判の対象に加える理由は、「進化論は科学的にも間違い」という主張が含まれているからです。
厳密には、進化論批判が悪いと言っているわけではありません。進化論は科学的仮説なのだから批判・検証にさらされてしかるべきです。しかるべき根拠に基づいた批判はいいのですが、「進化について誤解したうえで的外れな批判をすること」「証拠に基づかない説を科学と主張すること」は困り者です。
それぞれの領分を侵さない限りは、宗教と科学は本来対立するものではありません。信仰批判ではないことを明記しておきます。繰り返しますが、信仰の自由は尊重されるべきです。信仰の対象としてふさわしいかどうかは、科学は決めることができません。しかし、創造論者の一部は「創造論は科学だ」と言っています。これは宗教が科学の領域を侵しています。