化学物質過敏症に関するリンク集

• Quackwatch（英語）
  健康詐欺、いかさま療法に対する賢い判断のためのガイド。ホメオパシーなどの科学的な証拠に乏しいさまざまな療法を批判的に検討している。化学物質過敏症については、Multiple Chemical Sensitivity: A Spurious Diagnosis、An Analysis of the National Environmental Justice Advisory Council Enforcement Subcommittee's Resolution #21 on Multiple Chemical Sensitivityで扱っている。
  
  
• 市民のための環境学ガイド
  環境問題について、科学的な記述がなされており、内容は信頼できる。化学物質過敏症についての記述もあるが、臨床環境医学の主張を肯定しているわけではないことに注意。"「化学物質過敏症」という言葉は、いささか余分な概念を含んでいると評価される言葉でもある。本質は、あくまでも「シックハウス症候群」であったり、「ホルムアルデヒド中毒」、あるいは、「特定有機物質不耐」であって、「化学物質のすべてに不耐」であるのは、考えにくいことだからである。"
  化学物質はいかに非難されるかでは、不適切な化学物質攻撃を批判している。
  ＡＥＲＡの電磁波恐怖記事。詐欺であると疑われるエコグッズ（体に悪い電磁波の周波数を体に良い周波数に変える「すごい物理学」を使用している）に、不適切な実験でお墨つきを与えている北里大学の眼科の先生とは、化学物質過敏症についての著作もある宮田幹夫先生である。
  上記以外の記事も目を通して欲しい。同じ「化学物質」の害に警鐘を鳴らすのでも、あやふやな根拠を振り回し、むやみに恐怖を煽るだけではかえって逆効果だろう。このサイトのように、しっかりした根拠を元にした「化学物質」批判には説得力がある。
  
  
• 西村有史自家頁
  エイズ問題や政治問題にとりくむ医師のサイト。臨床環境医学批判として科学における不存在証明、詐欺的論理が、それに関連してパロディー「買ってはいけない」がある。
  「臨床環境医学の批判者は、化学物質を売っている大企業の回し者だ」などと思い込んでいる人は、このサイトの作者がどのような政治的スタンスをとっているか、他の記事も見て欲しい。政治信条に関わりなく、科学的思考のできる人ならば、臨床環境医学の主張には懐疑的にならざるを得ないだろう。
  
  
• 農薬のお話
  「農薬や化学物質をけがれとみることが本当の安全性を損なっている」という批判は、農薬に関する話に限らず、臨床環境医学にも通じるものがある。このサイトを読めば、物質名も特定せずに「農薬を使った作物で化学物質過敏症の症状が悪化する」などという主張がいかにうさんくさいものか、理解できるだろう。
  
  
• 食品・薬品安全性研究ニュース
  食物･薬品の安全性に関する論文の要約の和訳。「（多種）化学物質過敏症は環境不耐症と言う方が良い」。臨床環境医学に好意的な論文もある。
  
  
• 健康情報の読み方
  臨床環境医学だけでなく、代替医療全般を考える上で役に立つ。
  
  
• 「MOTTO！食品衛生」
  食物添加物に対する検証。そんなに危険？食品添加物。「買ってはいけない」・・・か？。
  
  
• 週刊金曜日に疑問
  「買ってはいけない」の欺瞞性は臨床環境医学のそれと通じるところがある。
  
  
• どこまで本当？健康情報、どう解釈
  臨床環境医学の主張は、よくて論文報告があるというレベル。具体的な研究に基づいていない主張も多く見られる。