進化論と創造論についての掲示板ログ376

2006年08月25日〜2006年09月07日
このファイルは、掲示板巡回ソフトのログファイルを元に再構成したものであり、投稿時の状態(フォントサイズ、文字の色、リンク等)をすべて反映しているわけではありません。いくつかの書名にアマゾンのアソシエイトのリンクを張らせてもらいました。
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いやはや  投稿者:うだうだ 投稿日: 2006年09月07日23時44分

> 私はそのような視点で黒影氏のいびつに偏向したレビューを批判したことはありません。レビューっていうのは、著者がどんな目的でその本を書いたのか、著者の主な主張は何かを簡潔に紹介しながら、自分の意見を交えながら書くものです。

申し訳ない。前文読ませてもらいました。その通りですね。私が横レスで入ってきて好き勝手な事を述べてしまいました。

まあ私としては太田のほぼ中立説は有利な自然淘汰について無視しているってあのグラフが前から気になっていて是非聞きたいと思っていました。まあそれでメビウスさんの発言に相乗りとなってしまいましたが、とんちかんだったようです。

了解了解。


当初の論点から議論しましょう  投稿者:メビウス 投稿日: 2006年09月07日23時21分

うだうださん、
私は最初から、「ただし、分子進化中立説を主張する側も、進化論全体の通説が自然選択説であることは認めています。」と書いています。私の批判の中心は、学説史を無視して黒影氏がきわめて偏向したレビューを書いているということです。
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これもダーウィン、あれもダーウィン 投稿者:メビウス 投稿日: 8月15日(火)12時57分6秒
ミケさんのリンクからアマゾンの進化論関連本へとたどりつきました。そこで「黒影」氏という方がレビューで誇大宣伝をしています。分割して引用、批判したいと思います。
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「分子進化の中立説」向井輝美
自然淘汰と並んで現代進化論の中核をなす論理, 2006/3/13
レビュアー: 黒影 - レビューをすべて見る
分子進化の中立説とは、木村資生によって提唱された進化に関する学説のひとつである。/////////////////////////////
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良く誤解されているのだが、分子進化の中立説はダーウィンの進化論と対立するものでなく、これを補完するものである。/////////////////////////////////////
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「黒影」氏は、タイトルには「自然淘汰と並んで現代進化論の中核をなす論理」と書いておきながら、とうとう本音が出て「補完」にまで格下げになりました。1968年に木村資生が分子進化中立説を主張した時、「ダーウィンの進化論」(a)は分子進化の単位でも適用できるという通説との間で激しい論争が繰り広げられました。そしてその結果、「ダーウィンの進化論」(b)は論破されました。もはやまともな反論はできなくなり敗北したのです。ただし、分子進化中立説を主張する側も、進化論全体の通説が自然選択説であることは認めています。分子進化中立説が、今日、「ダーウィンの進化論」(c)と対立していないのは「ダーウィンの進化論」(d)が分子進化中立説との論争で敗北したからです。
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ダーウィンの進化論をベースにメンデルの遺伝の法則や分子進化の中立説、近年の分子生物学の成果を加味して再編成された現代の進化論は、総合説と呼ばれている。/////////////////
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1930年代から1950年ごろにかけて、集団遺伝学や地質学、古生物学など進化に関連する分野からの研究を取り入れたのが総合説だったのではないのでしょうか。「分子進化の中立説、近年の分子生物学の成果を加味」するよりずっと以前から総合説はあったのです。
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これもダーウィン、あれもダーウィン、
たぶんダーウィン、きっとダーウィン♪、
いったいいつから松坂慶子はダーウィンになったんですか。
(愛の水中花/松坂慶子)
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(a)から(d)は、その後ミケさんからの指摘を受け、
「ダーウィンの進化論の一部である自然選択説」と訂正しました。また、引用で省略した箇所がありますが、特に注記はしていません。
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>どれだけメビウスさんが叫ぼうと木村自身がそこまで(中立説=新進化論「ダーウィニズムを追いやる」)言えないよなって思ってたと思います。>>

私はそのような視点で黒影氏のいびつに偏向したレビューを批判したことはありません。レビューっていうのは、著者がどんな目的でその本を書いたのか、著者の主な主張は何かを簡潔に紹介しながら、自分の意見を交えながら書くものです。

黒影氏のレビューは個々の文章は間違っていませんが、「分子進化の中立説」のレビューとしてはあまりにも偏向しているのです。

ゆん(♂) さん、e10goさん、うだうださん、大反響をかった当初の上述の発言についてはいかがでしょうか。

また、ダーウィンの進化論を形成する5つの理論について何かあるのでしたら、diamonds8888xさんにまずたずねてはいかがでしょうか。

私自身、diamonds8888xさんは、ダーウィンの理論の一部である自然選択説の説明を第3掲示板でしていないので不審に思って適者生存と生存闘争について問い合わせたところ、それはダーウィンの進化論に含まれるという返答をいただきました。


ちゅか  投稿者:ゆん(♂) 投稿日: 2006年09月07日15時44分

ダーウィン自身は、「種の起源」の中で中立説につながりそうな概念について(肯定的に)検討したりしてるんですけどね。


ダーウィンの進化論が(分子進化)中立説を排除している?  投稿者:e10go 投稿日: 2006年09月07日13時03分

メビウスさん初めまして。e10goです。

>黒影氏のレビューを無視して、あくまで進化生物学の学説史的発展という見地からすると、私には地下に眠るMさんの発言は実に鋭い指摘だと思います。ところが、diamonds8888xさんはダーウィンの進化論は5つの理論から成り立っているとして、(分子進化)中立説を排除しています。

(分子進化)中立説は、ダーウィンの死後に発表されてます。
ダーウィンの生存中に中立説は存在していません。存在しない中立説をどうやって排除したのでしょう?

ダーウィンの進化論に中立説に相当する部分は無いでしょうが、
ダーウィンの進化論と中立説が矛盾する訳ではないと思います。
自然淘汰説では、「生存に不利な突然変異は子孫を残せない」となっていますが、
「生存に有利でも不利でもない突然変異」については何も触れていないのでは?
だとすれば、中立説を排除する事にはならないと思いますが。

diamonds8888xさんが投稿内容で中立説に触れていないからと、ダーウィンの進化論で
(またはdiamonds8888xさんが)中立説を排除していると言い切るのはどうかと思いますが。


ほぼ中立  投稿者:うだうだ 投稿日: 2006年09月07日 8時29分

○これらの事実は同義置換が非同義置換に比べ淘汰の効果が弱いが、両者ともに偶然と自然淘汰との両方が働いているとすれば説明できます。遺伝子レベルの進化では偶然と淘汰は切り離せないのです。

要するにですね、ヤフー掲示板でも言ってるのですが、所謂木村が有利な突然変異と言う事を出していたのに対して、ほぼ中立説ではそれがグラフからなくなっています。木村自身、その方向性に満足していたかのような節があった気がするのです。これは私の勘ですけどね。

科学者として自分の説では、既存のダーウィニズムに対して表現形まで網羅して刷新するほどの事は出来ないと言う事じゃ無いかと思うのです。どれだけメビウスさんが叫ぼうと木村自身がそこまで(中立説=新進化論「ダーウィニズムを追いやる」)言えないよなって思ってたと思います。

太田に関してはあまり知らないのでいい加減な事を言ったのかもしれません。

ちょっとコメントが短すぎたかもしれません。昨日時間がなかったもので。まあピント来る人ならあれで良いかと思って書きました。後は自分で調べればよいでしょ。

> 太田朋子氏の進化観については氏自身によるコメントが理想的

ちなみにこれ無いですか?


通説なんて(吉田拓郎「人間なんて」の替え歌で)  投稿者:メビウス 投稿日: 2006年09月07日 6時56分

地下に眠るMさんへ
>「生物は有益な突然変異を蓄積しながら次第に環境に適応していく」というのは、何かこう「目的論的」な匂いがプンプンなんだよにゃ。「有益な突然変異」という方向性が前提とされている目的論に思えるわけですにゃ。それに比べると、木村の中立説には目的論の匂いがしにゃーよな。>>
>ダーウィン進化論の画期的意義というのは、目的論の排除にあるのではなかったかと思うのですにゃ。>>
>生物の身体やら行動の合目的性を、目的論を完全に排除して説明するところにダーウィン理論の瞠目すべきところがあるのではにゃーかと。>>
>だからなあ、分子進化の機構においては木村の中立説こそが、本来のダーウィニズムちゅうかダーウィニズムの本質ちゅうかと合致しているようにしか思えにゃーんだね。デネットのいうように、ダーウィニズムは一種のアルゴリズムであるというのなら、中立説を基盤にしにゃーと整合性がとれにゃーだろうし。>>

黒影氏のレビューを無視して、あくまで進化生物学の学説史的発展という見地からすると、私には地下に眠るMさんの発言は実に鋭い指摘だと思います。ところが、diamonds8888xさんはダーウィンの進化論は5つの理論から成り立っているとして、(分子進化)中立説を排除しています。
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第3掲示板のトンデモネタに対する突っ込み備忘録で
diamonds8888xさん<投稿日: 2006/08/20(日) 12:57:25 [ cix7jPKY ]>がダーウィンの進化論は5つの理論からなりたっていると解説しています。
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 反ダーウィニズムを標榜する人達には何がダーウィニズムなのかが曖昧な人も多いようです。元々のダーウィンの理論は複数の理論からなるのですが、ここでまとめておきましょう。
(略)
ダーウィンの理論はMayr,E.が挙げた5つの理論から成ります。従って反ダーウィニズムと言っても、どの理論を認めないかで色々な形があり得ます。これらの区別もできずに反対のための反対では論外です。
1)進化すること
2)共通祖先と分岐
3)漸進性
4)集団内の個体変異による進化と種分化
5)自然淘汰説
 1と2については以下の区分ができます。
 ラマルク以前: 生物には単純なものから複雑なものまでの序列がある。この"存在の序列"は神が定めたもので変化しない。
 ラマルク説: 現在複雑な生物はより昔に単純な生物として生じて時間と共に複雑化したもので、現在単純な生物は最近発生したためにまだ複雑化する途中である。
 ダーウィン説: 生物は共通祖先から枝分かれして進化した。人も他の下等生物も同じ祖先という点が当時ではラジカルで反発も買った。ラマルク説では祖先は異なる(ので一般からの反発は少なかった?)。
 3の漸進性については断続平衡説が異を唱えた。
 4を河田は「変異型進化」と呼んでいる。対してラマルク説での進化を「変形型進化」と呼んでいる。これは集団内の全個体が一斉に同じように進化するという形である。今西錦二説の「変わるべくして変わる」という説もこの「変形型進化」に該当するだろう。
 5は詳細な解説も世の中に多いので略します。もちろん4の集団内の個体変異が前提であり、個体変異の発生機構解明については、突然変異説の登場や遺伝機構の解明を待たねばなりませんでした。
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ダーウィンの理論はMayr,E.が挙げた5つの理論から成りたっていると、diamonds8888xさんは説明なさっていますが、この5つの理論のいずれかに(分子進化)中立説は含まれているのですか。ていうか、マイアっていつの時代の人ですか。


うだうださん  投稿者:diamonds8888x 投稿日: 2006年09月07日 5時45分

 「太田朋子が必ずしもダーウィニズム補足とは言えない」というのは、引用サイト記事の5)-6)からですか? 中立説の対立仮説としてのネオ・ダーウイニズムと呼ばれるものは木村の「生物進化を考える」で言うところの淘汰万能説のことですから、中立説をも取り込んだ現在の定説としての総合説と同じものではありませんよ。

 それはともかく、出典のわかりにくいURLだけの紹介では読者にはわかりずらいのではないでしょうか。結局、うだうださんは白井浩子さんの解釈を信用したのでしょうか?
 別に怪しい人でもないようですけど、その思考に信頼がおけるかどうかは少し検討してみないとわかりません。もしかしてブレーク・・それともアッチ行き?
http://www.origin-life.gr.jp/3102/3102132/3102132.html

 太田朋子氏の進化観については氏自身によるコメントが理想的ですが、ほぼ中立説の紹介だけ見つけましたので、ひとまず御紹介。最後の各説の図式がわかりやすいですね。
http://www.nig.ac.jp/museum/evolution/evolution.html
http://www.nig.ac.jp/museum/evolution/C/bunsi-01.html

 要するにフィッシャーに代表される淘汰万能説の主張点は「中立な形質なんかない」というものです。これは表原形質に関しては無理からぬ仮説ですが、DNAの同義置換なんて中立ではない理由を考え出す方が難しいと思うのですけどねえ。まあ木村によればフィッシャーの考えには、生物集団は普通はとても大きいと考えられるので淘汰係数がとても小さい形質でも効いてくるのだ、という定量的考察があるのですが。

 最後にレディーズの御紹介
http://www.nig.ac.jp/hot/ohta0606-j.html
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/hagukumu/anokoro/20051128us11.htm
http://www.shortsupport.org/cgi/whowho_bio.cgi?seq=126&orderby=name&direction=ASC


掲示板をごらんの皆さんへ  投稿者:メビウス 投稿日: 2006年09月07日 4時03分

(無題)とタイトルに書き込んで、投稿者に「メビウス」と名乗っている人(9月7日01時59分13秒)がいますが、これは偽者です。

私が「分子進化の中立説」の黒影氏のレビューが偏向していると書いたのは8月15日です。その時、掲示板の常蓮の皆様から厳しい批判を浴びました。私はそれにすみやかに答える責任があると思っていたのですが、ダーウィンの進化論と自然選択説を混同しているとの批判を受け、当初の発言を軌道修正していきました。さらに、事実の捏造といわれても止むを得ないようなミスを犯し、その件についてミケさんとあきさんに謝罪をしました。そのため、最初に黒影氏のレビュー批判をしてから3週間もの間、議論は停滞していました。

ミケさんは
>事実と異なる書き込みについての言及に関しては私は納得しました。ここのところすべきことが多いので本題へのレスは遅れがちになると思いますが取り急ぎ。>>>

これでようやく私の以下の主張の当否について議論ができると期待しています。あきさんが私の「事実と異なる書き込みについての言及に関しては」ミケさんと同様に「納得」していただけたのかどうかについては、返事を待つしかありません。

>投稿者:メビウス 投稿日: 9月 7日(木)01時59分13秒>>>
がどなたかは存じませんが、他者の名を騙ってしかもその人(私)の主張に批判的なことを書き込むことは二重の意味で卑劣です。混乱されないようにここで改めて私の主張を書き込んでおきます。
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木村資生「分子進化の中立説」紀伊國屋書店、
-----------------------------------------------
-1
序文
本書は分子レベルでの進化的変化、すなわち遺伝物質それ自身の変化を引き起こす主な要因は正のダーウィン淘汰ではなく、淘汰に中立なまたはほとんど中立な突然変異遺伝子の偶然的固定であることを科学界に確信させるため書かれたものである。私がここで分子進化の中立説とよぶ主題は、分子レベルでの進化と変異におけるその当時の新しい発見を説明しようとして1968年に提唱されて以来、多くの論争を引き起こしてきた。過去半世紀以上にわたり進化生物学では、生物は有益な突然変異を蓄積しながら次第に環境に適応していくとするダーウィン流の見解が支配的であり、進化学者はこの原理が分子レベルにまで拡張できるものと当然期待していたので、このような論争が起こったのは驚くにあたらない。(P.11)

-2
私はいく度となく自然淘汰が進化と変異のあらゆる面を説明する万能薬として持ち出されるのに出くわし、がっかりしてきた。ほとんどどんな特殊な観察に対しても、淘汰説の側から説明を工夫することは容易である。しかしそれを証明することはまた別の話である。もっと量的な扱いをすればこのような安易な解釈は避けられるであろう。(P.14)

-3
進化の総合説を美化しようとするこのようないろいろの試みにもかかわらず、この時期は事実上、本質的な進歩はほとんどなかった。(P.37)

-4
1960年代の初めまでには、あらゆる生物学的形質が自然淘汰による適応進化の見地から解釈でき、ほとんどすべての突然変異遺伝子が淘汰に中立ではありえないということに、一般の意見が一致したように思われる。(P.37)

-5
振り返ってみるに、人間の本性とは奇妙なもので、ある学説が多くの人によって好ましいようにたえず語られ、最高の権威者によって書物の中でも保証され、そして授業で教えられると、信念というものが人の心に次第につくられていって、ついには指導原理となり、価値判断の基盤になってしまうように見える。いずれにしろ当時は、淘汰万能主義または「新ダーウィン主義」の立場が生物学の中の歴史の中できわめて確固たる時代で、伝統的な進化総合説の絶頂期であった。(P.39)
--------------------------------------------------
黒影氏のレビューには何も間違いはありません。しかし「分子進化の中立説」がどのような目的で書かれたのか、そして、黒影氏がレビューで書いている分子進化の仕組みがどのようにして得られたのかについて言及していません。分子進化において、分子進化中立説が、ダーウィンの進化論の一部である自然選択説を支持する研究者との間で激しい論争を交わし、そして、ダーウィンの進化論の一部である自然選択説を打ち負かし、屈服させ、反論の材料が尽きたところで、進化生物学者は分子進化中立説を受け入れたのです。

「分子進化の中立説」は、これまでの分子進化中立説に対する批判の反論におそらく半分以上の紙面を費やしています。にもかかわらず黒影氏がレビューでその点に何も触れないのはかなり偏向しています。これは木村が(5)で批判していることです。

黒影氏が
「良く誤解されているのだが、分子進化の中立説はダーウィンの進化論と対立するものでなく、これを補完するものである」
と言っているのは、分子進化の論争でダーウィンの進化論の一部の自然選択説が分子進化中立説に打ち負かされた結果、対立しなくなったんです。黒影氏には、(1)から(5)はなんら価値のない、気に留めたりレビューで触れるほどの異議のないものだったのかもしれません。

レビューというのはその本で著者が何を言いたいのか、どんな目的でその本を書いたのかについて紹介しながら自分なりの批評を加えるものです。黒影氏のレビューにはそういったこと、つまり(1)から(5)には一言も触れていません。したがって黒影氏のレビューはあまりにも偏向しているのです。

しかし私は木村が(1)から(5)で指摘していることを支持します。

(1)から(5)で木村が批判していることは、掲示板でも合意事項となったはずです。
「ダーウィンの間違いは何度も指摘され修正されてきました」
「ダーウィニズム、ネオダーウィニズム、といった表現は、あくまで進化論の通説を樹立した偉大な科学者に対する美称であり、ダーウィンをことさら過大評価したり美化するものではない」
****************************************************


(無題)  投稿者:メビウス 投稿日: 2006年09月07日 1時59分

>「分子進化の中立説」は、これまでの分子進化中立説に対する批判の反論におそらく半分以上の紙面を費やしています。にもかかわらず黒影氏がレビューでその点に何も触れないのはかなり偏向しています。

決して偏向しているから触れないのではないのではないか?


ホリエモンの実の姉のブログ↓
http://www3.ezbbs.net/09/ibconsul/

[管理人注]↑上記09月07日 1時59分の投稿はメビウスさんの偽者によるものです。リモートホストはsoftbank221021192141.bbtec.netでした。


メビウス さんへ  投稿者:ミケ 投稿日: 2006年09月06日19時58分

事実と異なる書き込みについての言及に関しては私は納得しました。

ここのところすべきことが多いので、
本題へのレスは遅れがちになると思いますが取り急ぎ。


あきさんとミケさんに陳謝します。そして議論を始めませんか。  投稿者:メビウス 投稿日: 2006年09月06日19時53分

あきさんとミケさんへの非礼については陳謝し、卑劣な捏造をしたという汚名を謹んで受け入れます。
----------------------------------------------------
>8月15日(火)23時28分34秒 のあき さんの投稿
『あなたの書き方だと、向井先生が著者であるように見える。著者が木村であることを知らないのか?』に対し、メビウス さんは1週間何も発言しませんでした。そして、『それはAmazonの誤記である』と指摘したのは1週間後、8月24日(木)04時36分34秒。「Amazonの誤記であるという指摘をなかったことにしてしまうのですか」という発言があったのが 8月25日(金)03時08分53秒。(それまでにあき さんは発言さえしていない。
****************************メビウス さん、この事実の上で「あき さんの誤解(メビウス さん曰くの)を指摘してから1週間時間を与えた」としか読み取れない書き込みを行うことは事実の捏造です。「Amazonの誤記であるという指摘をなかったことにしてしまうのですか」(好意的に解釈して)故意でないとしても、結果としてはウソついてるってこと。熱くなって、事実を歪曲して伝えたりしてしまうことは誰にでもあると思います。でも、事実との矛盾をハッキリ指摘されたのにそれについて何の言及もない人と真面目に議論することは、少なくとも私にはできません。
-----------------------------------------------
決して捏造や事実の歪曲をするような事を故意に私はしないし、もし誰がどう見てもそうとしか思えないならば、弁解はしません。

あきさん、ミケさん、どうぞお許しください。そして議論を始めましょう。
論争の主題について依然下記の言説は有効だと主張します。
*****************************************************
木村資生「分子進化の中立説」紀伊國屋書店、
-----------------------------------------------
-1
序文
本書は分子レベルでの進化的変化、すなわち遺伝物質それ自身の変化を引き起こす主な要因は正のダーウィン淘汰ではなく、淘汰に中立なまたはほとんど中立な突然変異遺伝子の偶然的固定であることを科学界に確信させるため書かれたものである。私がここで分子進化の中立説とよぶ主題は、分子レベルでの進化と変異におけるその当時の新しい発見を説明しようとして1968年に提唱されて以来、多くの論争を引き起こしてきた。過去半世紀以上にわたり進化生物学では、生物は有益な突然変異を蓄積しながら次第に環境に適応していくとするダーウィン流の見解が支配的であり、進化学者はこの原理が分子レベルにまで拡張できるものと当然期待していたので、このような論争が起こったのは驚くにあたらない。(P.11)

-2
私はいく度となく自然淘汰が進化と変異のあらゆる面を説明する万能薬として持ち出されるのに出くわし、がっかりしてきた。ほとんどどんな特殊な観察に対しても、淘汰説の側から説明を工夫することは容易である。しかしそれを証明することはまた別の話である。もっと量的な扱いをすればこのような安易な解釈は避けられるであろう。(P.14)

-3
進化の総合説を美化しようとするこのようないろいろの試みにもかかわらず、この時期は事実上、本質的な進歩はほとんどなかった。(P.37)

-4
1960年代の初めまでには、あらゆる生物学的形質が自然淘汰による適応進化の見地から解釈でき、ほとんどすべての突然変異遺伝子が淘汰に中立ではありえないということに、一般の意見が一致したように思われる。(P.37)

-5
振り返ってみるに、人間の本性とは奇妙なもので、ある学説が多くの人によって好ましいようにたえず語られ、最高の権威者によって書物の中でも保証され、そして授業で教えられると、信念というものが人の心に次第につくられていって、ついには指導原理となり、価値判断の基盤になってしまうように見える。いずれにしろ当時は、淘汰万能主義または「新ダーウィン主義」の立場が生物学の中の歴史の中できわめて確固たる時代で、伝統的な進化総合説の絶頂期であった。(P.39)
--------------------------------------------------
黒影氏のレビューには何も間違いはありません。しかし「分子進化の中立説」がどのような目的で書かれたのか、そして、黒影氏がレビューで書いている分子進化の仕組みがどのようにして得られたのかについて言及していません。分子進化において、分子進化中立説が、ダーウィンの進化論の一部である自然選択説を支持する研究者との間で激しい論争を交わし、そして、ダーウィンの進化論の一部である自然選択説を打ち負かし、屈服させ、反論の材料が尽きたところで、進化生物学者は分子進化中立説を受け入れたのです。

「分子進化の中立説」は、これまでの分子進化中立説に対する批判の反論におそらく半分以上の紙面を費やしています。にもかかわらず黒影氏がレビューでその点に何も触れないのはかなり偏向しています。これは木村が(5)で批判していることです。

黒影氏が
「良く誤解されているのだが、分子進化の中立説はダーウィンの進化論と対立するものでなく、これを補完するものである」
と言っているのは、分子進化の論争でダーウィンの進化論の一部の自然選択説が分子進化中立説に打ち負かされた結果、対立しなくなったんです。黒影氏には、(1)から(5)はなんら価値のない、気に留めたりレビューで触れるほどの異議のないものだったのかもしれません。

レビューというのはその本で著者が何を言いたいのか、どんな目的でその本を書いたのかについて紹介しながら自分なりの批評を加えるものです。黒影氏のレビューにはそういったこと、つまり(1)から(5)には一言も触れていません。したがって黒影氏のレビューはあまりにも偏向しているのです。

しかし私は木村が(1)から(5)で指摘していることを支持します。

(1)から(5)で木村が批判していることは、掲示板でも合意事項となったはずです。
「ダーウィンの間違いは何度も指摘され修正されてきました」
「ダーウィニズム、ネオダーウィニズム、といった表現は、あくまで進化論の通説を樹立した偉大な科学者に対する美称であり、ダーウィンをことさら過大評価したり美化するものではない」

地下に眠るMさん、うだうださん、貴重なご意見ありがとうございます。できるならあきさんとミケさんからもこのような有意義な意見を伺いたいと思っています。

しかしこれ以上どうやって謝ったら2人が私を許してくれるのか、.......何も思いつきません。


太田  投稿者:うだうだ 投稿日: 2006年09月06日11時35分

木村の弟子の太田って人は必ずしもダーウィニズム補足とは言えないかも。

http://www.ac-net.org/home/shirai/010106.html


目的論  投稿者:うだうだ 投稿日: 2006年09月06日10時09分

何故目的論が駄目なのかがさっぱり理解できない。説得力無し。

> だからなあ、分子進化の機構においては木村の中立説こそが、本来のダーウィニズムちゅうかダーウィニズムの本質ちゅうかと合致しているようにしか思えにゃーんだね。

分子進化の機構においてこの但し書きかすっごく違和感がある。違和感がある以外言いようが無いですけど。

> ダーウィン進化論の画期的意義というのは、目的論の排除にあるのではなかったかと思うのですにゃ。

何かの知識を前提に話しているから何が画期的なのかイミフメイ。

後、ラマルキズムを取り入れてダーウィンが考えたのだから、目的論の排除はダーウィン自身には無理。ダーウィン本人にその意図は無くても。


私はアルゴリズムとして目的が無くても、拒絶反応の様な目的論排除の発想は進化論をゆがめて広めてると考えている。この掲示板で執拗に言われて最近は疑っている。

そもそも育種がダーウィンの大きな根拠であり、良く言われるガラパゴス諸島云々は種の起源を読めば、育種と比べて小さなアイデアになっている。育種と同じ原理が自然界でも働くだろうという類推だと考えている。


中立説こそがダーウィニズム  投稿者:地下に眠るM 投稿日: 2006年09月06日 3時09分

僕が進化論を勉強し始めたのは、メビウスのいう「中立説の勝利」以降のことだからこういう感想をもつのかもしれにゃーのだが。

「生物は有益な突然変異を蓄積しながら次第に環境に適応していく」というのは、何かこう「目的論的」な匂いがプンプンなんだよにゃ。「有益な突然変異」という方向性が前提とされている目的論に思えるわけですにゃ。それに比べると、木村の中立説には目的論の匂いがしにゃーよな。

ダーウィン進化論の画期的意義というのは、目的論の排除にあるのではなかったかと思うのですにゃ。
生物の身体やら行動の合目的性を、目的論を完全に排除して説明するところにダーウィン理論の瞠目すべきところがあるのではにゃーかと。

だからなあ、分子進化の機構においては木村の中立説こそが、本来のダーウィニズムちゅうかダーウィニズムの本質ちゅうかと合致しているようにしか思えにゃーんだね。デネットのいうように、ダーウィニズムは一種のアルゴリズムであるというのなら、中立説を基盤にしにゃーと整合性がとれにゃーだろうし。


連投失礼  投稿者:うだうだ 投稿日: 2006年09月06日 1時13分

大事な事を言い忘れていました。

私分子進化の中立説呼んでいません。

よってその程度の知識による無意味な意見だと思うならスルーお願いします。無いように言及されると多少困るもので。


木村  投稿者:うだうだ 投稿日: 2006年09月06日 1時11分

たまに覗いていた程度ですけど、ちょうど別の掲示板で中立説について話していたところなので横レスします。

生物進化を考える」も読む事をお勧めしますよ。

「良く誤解されているのだが、分子進化の中立説はダーウィンの進化論と対立するものでなく、これを補完するものである」

そうするとこの「」がそれ程違和感の無い言葉に見えますよ。

http://www.brh.co.jp/s_library/j_site/scientistweb/no03/index.html

ここを読むと1〜5の内容を木村が話した事がある程度わかりますよ。自然淘汰万能主義みたいになっている進化論者とは一線を画するが木村の言いたい事だと思います。そしてこの事については、木村が正しいわけでも無いでしょう。中立説とは別に自然淘汰万能主義に対して疑問を持っていると言う事でしょう。


あきさん、ミケさん、申し訳ありませんでした。  投稿者:メビウス 投稿日: 2006年09月05日18時28分

ミケさん
>もう一度、はっきり書きます。あなたが8月26日(土)08時34分44秒に投稿した上記の文章は事実の捏造です。このウソについての私の指摘をあなたが「なかったこと」にするならば、私はあなたを議論する価値のない人間と判断します。>>>

私の粗雑な発言であきさんの人格を傷つけたことを心からお詫び申し上げます。また、丁寧に辛抱強くさとしていただいたミケさんにも感謝いたします。

論争の主題について依然下記の言説は有効だと主張します。
*****************************************************
木村資生「分子進化の中立説」紀伊國屋書店、
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-1
序文
本書は分子レベルでの進化的変化、すなわち遺伝物質それ自身の変化を引き起こす主な要因は正のダーウィン淘汰ではなく、淘汰に中立なまたはほとんど中立な突然変異遺伝子の偶然的固定であることを科学界に確信させるため書かれたものである。私がここで分子進化の中立説とよぶ主題は、分子レベルでの進化と変異におけるその当時の新しい発見を説明しようとして1968年に提唱されて以来、多くの論争を引き起こしてきた。過去半世紀以上にわたり進化生物学では、生物は有益な突然変異を蓄積しながら次第に環境に適応していくとするダーウィン流の見解が支配的であり、進化学者はこの原理が分子レベルにまで拡張できるものと当然期待していたので、このような論争が起こったのは驚くにあたらない。(P.11)

-2
私はいく度となく自然淘汰が進化と変異のあらゆる面を説明する万能薬として持ち出されるのに出くわし、がっかりしてきた。ほとんどどんな特殊な観察に対しても、淘汰説の側から説明を工夫することは容易である。しかしそれを証明することはまた別の話である。もっと量的な扱いをすればこのような安易な解釈は避けられるであろう。(P.14)

-3
進化の総合説を美化しようとするこのようないろいろの試みにもかかわらず、この時期は事実上、本質的な進歩はほとんどなかった。(P.37)

-4
1960年代の初めまでには、あらゆる生物学的形質が自然淘汰による適応進化の見地から解釈でき、ほとんどすべての突然変異遺伝子が淘汰に中立ではありえないということに、一般の意見が一致したように思われる。(P.37)

-5
振り返ってみるに、人間の本性とは奇妙なもので、ある学説が多くの人によって好ましいようにたえず語られ、最高の権威者によって書物の中でも保証され、そして授業で教えられると、信念というものが人の心に次第につくられていって、ついには指導原理となり、価値判断の基盤になってしまうように見える。いずれにしろ当時は、淘汰万能主義または「新ダーウィン主義」の立場が生物学の中の歴史の中できわめて確固たる時代で、伝統的な進化総合説の絶頂期であった。(P.39)
--------------------------------------------------
黒影氏のレビューには何も間違いはありません。しかし「分子進化の中立説」がどのような目的で書かれたのか、そして、黒影氏がレビューで書いている分子進化の仕組みがどのようにして得られたのかについて言及していません。分子進化において、分子進化中立説が、ダーウィンの進化論の一部である自然選択説を支持する研究者との間で激しい論争を交わし、そして、ダーウィンの進化論の一部である自然選択説を打ち負かし、屈服させ、反論の材料が尽きたところで、進化生物学者は分子進化中立説を受け入れたのです。

「分子進化の中立説」は、これまでの分子進化中立説に対する批判の反論におそらく半分以上の紙面を費やしています。にもかかわらず黒影氏がレビューでその点に何も触れないのはかなり偏向しています。これは木村が(5)で批判していることです。

黒影氏が
「良く誤解されているのだが、分子進化の中立説はダーウィンの進化論と対立するものでなく、これを補完するものである」
と言っているのは、分子進化の論争でダーウィンの進化論の一部の自然選択説が分子進化中立説に打ち負かされた結果、対立しなくなったんです。黒影氏には、(1)から(5)はなんら価値のない、気に留めたりレビューで触れるほどの異議のないものだったのかもしれません。

しかし私は木村が(1)から(5)で指摘していることを支持します。

(1)から(5)で木村が批判していることは、掲示板でも合意事項となったはずです。
「ダーウィンの間違いは何度も指摘され修正されてきました」
「ダーウィニズム、ネオダーウィニズム、といった表現は、あくまで進化論の通説を樹立した偉大な科学者に対する美称であり、ダーウィンをことさら過大評価したり美化するものではない」


メビウス さんへ  投稿者:ミケ 投稿日: 2006年09月05日15時53分

私の前回の投稿において話題にしている「ミケの突っ込み」とは、
>おいおいオイオイオイ、、、。
>これまでのメビウス さんの態度から見て、
>単に熱くなって勘違いしただけとは思いますが、これは事実と異なりますよ。

という部分のことであることは理解していただいていますか?
もう一度書いておきましょう。

あなたは、 8月26日(土)08時34分44秒の投稿で、
「あき さんの誤解(メビウス さん曰くの)を指摘してから1週間時間を与えた」
としか読み取れない書き込みを行いました。
しかし事実は以下の通り

**************************************
8月15日(火)23時28分34秒 のあき さんの投稿
『あなたの書き方だと、向井先生が著者であるように見える。著者が木村であることを知らないのか

?』
に対し、メビウス さんは1週間何も発言しませんでした。

そして、『それはAmazonの誤記である』と指摘したのは、1週間後、
8月24日(木)04時36分34秒。

「Amazonの誤記であるという指摘をなかったことにしてしまうのですか」
という発言があったのが 8月25日(金)03時08分53秒。(それまでにあき さんは発言さえしていない

。)
**************************************


メビウス さん、この事実の上で
「あき さんの誤解(メビウス さん曰くの)を指摘してから1週間時間を与えた」
としか読み取れない書き込みを行うことは事実の捏造です。
(好意的に解釈して)故意でないとしても、結果としてはウソついてるってこと。
熱くなって、事実を歪曲して伝えたりしてしまうことは誰にでもあると思います。
でも、事実との矛盾をハッキリ指摘されたのにそれについて何の言及もない人と
真面目に議論することは、少なくとも私にはできません。


>あきさん、アマゾン自体がこの本の表記にミスがあるという私の指摘に耳も貸さず確認もせず、
>かといってアマゾンですから誰でも確認できるのでなかったことにはできないので、
>確認しないまま、自分はあずかり知らないといった風に開き直るのですか。
>1週間あればその間に確認できるだろうと間隔を開けたのに確認せず、
>自分のミスをなかったことにしてしまうあきさん。
(8月26日(土)08時34分44秒、引用者が適宜改行)

もう一度、はっきり書きます。
あなたが8月26日(土)08時34分44秒に投稿した上記の文章は事実の捏造です。
このウソについての私の指摘をあなたが「なかったこと」にするならば、
私はあなたを議論する価値のない人間と判断します。


論争なんて(吉田拓郎「人間なんて」の替え歌で)  投稿者:メビウス 投稿日: 2006年09月05日14時14分

ミケさん
>しかしながら、すでにえめさん、ミケさん、谷庵さんにご心配をおかけして手を煩わせてしまっています。これ以上の悶着を避けるために、分子進化中立説に関する議論は取り下げます。(8月26日(土)23時34分20秒)とおっしゃっていますね。議論をまるごと放棄するのであれば、議論の中で「なかったこと」行為があろうが基本的にそれ以上追撃はしないというのがミケの基本的なスタンスです。でも、議論を再開するのであれば話は別。っていうか、あなたはあのとき、一体何を取り下げたんですか?そんで、なんで舌の根も乾かないうちに再開してるんですか?再開についてのコメントもありませんね。これじゃ、ミケのツッコミを回避するための方便、、、ととられても仕方なくありませんか?、、、ととられても仕方なくありませんか?>>>

分子進化中立説の詳細な内容そのものについての議論を放棄しました。集団遺伝学などについては目下勉強中です。黒影氏のレビューが元の本と比べて著しく偏向しているという主張は取り下げていません。

>これじゃ、ミケのツッコミを回避するための方便、、、ととられても仕方なくありませんか?>>

私は8月30日に、ミケさんの批判を受け入れて当初の文章を修正しました。突っ込みを回避するどころか、それを受け入れています。さらにその後、あきさんから、レビューを批判するなら原著書と照合すべきで、記憶にもとづくべきではないという批判をにもとづいて、「分子進化の中立説」から引用しながら、黒影氏のレビューがあまりにも偏向していると主張しました。

あきさんとミケさんは私の用語の使い方、、あやふやな記憶によるレビュー批判、ダーウィンの進化論と自然選択説をごちゃ混ぜにしていることなど、が主な批判でしたから、それを受け入れて議論をすることにそちらから不満はないはずです。

したがって以下の主張は依然として有効です。
-------------------------------------------------------
木村資生「分子進化の中立説」紀伊國屋書店、
-----------------------------------------------
-1
序文
本書は分子レベルでの進化的変化、すなわち遺伝物質それ自身の変化を引き起こす主な要因は正のダーウィン淘汰ではなく、淘汰に中立なまたはほとんど中立な突然変異遺伝子の偶然的固定であることを科学界に確信させるため書かれたものである。私がここで分子進化の中立説とよぶ主題は、分子レベルでの進化と変異におけるその当時の新しい発見を説明しようとして1968年に提唱されて以来、多くの論争を引き起こしてきた。過去半世紀以上にわたり進化生物学では、生物は有益な突然変異を蓄積しながら次第に環境に適応していくとするダーウィン流の見解が支配的であり、進化学者はこの原理が分子レベルにまで拡張できるものと当然期待していたので、このような論争が起こったのは驚くにあたらない。(P.11)

-2
私はいく度となく自然淘汰が進化と変異のあらゆる面を説明する万能薬として持ち出されるのに出くわし、がっかりしてきた。ほとんどどんな特殊な観察に対しても、淘汰説の側から説明を工夫することは容易である。しかしそれを証明することはまた別の話である。もっと量的な扱いをすればこのような安易な解釈は避けられるであろう。(P.14)

-3
進化の総合説を美化しようとするこのようないろいろの試みにもかかわらず、この時期は事実上、本質的な進歩はほとんどなかった。(P.37)

-4
1960年代の初めまでには、あらゆる生物学的形質が自然淘汰による適応進化の見地から解釈でき、ほとんどすべての突然変異遺伝子が淘汰に中立ではありえないということに、一般の意見が一致したように思われる。(P.37)

-5
振り返ってみるに、人間の本性とは奇妙なもので、ある学説が多くの人によって好ましいようにたえず語られ、最高の権威者によって書物の中でも保証され、そして授業で教えられると、信念というものが人の心に次第につくられていって、ついには指導原理となり、価値判断の基盤になってしまうように見える。いずれにしろ当時は、淘汰万能主義または「新ダーウィン主義」の立場が生物学の中の歴史の中できわめて確固たる時代で、伝統的な進化総合説の絶頂期であった。(P.39)
--------------------------------------------------
黒影氏のレビューには何も間違いはありません。しかし「分子進化の中立説」がどのような目的で書かれたのか、そして、黒影氏がレビューで書いている分子進化の仕組みがどのようにして得られたのかについて言及していません。分子進化において、分子進化中立説が、ダーウィンの進化論の一部である自然選択説を支持する研究者との間で激しい論争を交わし、そして、ダーウィンの進化論の一部である自然選択説を打ち負かし、屈服させ、反論の材料が尽きたところで、進化生物学者は分子進化中立説を受け入れたのです。

「分子進化の中立説」は、これまでの分子進化中立説に対する批判の反論におそらく半分以上の紙面を費やしています。にもかかわらず黒影氏がレビューでその点に何も触れないのはかなり偏向しています。これは木村が(5)で批判していることです。

黒影氏が
「良く誤解されているのだが、分子進化の中立説はダーウィンの進化論と対立するものでなく、これを補完するものである」
と言っているのは、分子進化の論争でダーウィンの進化論の一部の自然選択説が分子進化中立説に打ち負かされた結果、対立しなくなったんです。黒影氏には、(1)から(5)はなんら価値のない、気に留めたりレビューで触れるほどの異議のないものだったのかもしれません。

しかし私は木村が(1)から(5)で指摘していることを支持します。

(1)から(5)で木村が批判していることは、掲示板でも合意事項となったはずです。
「ダーウィンの間違いは何度も指摘され修正されてきました」
「ダーウィニズム、ネオダーウィニズム、といった表現は、あくまで進化論の通説を樹立した偉大な科学者に対する美称であり、ダーウィンをことさら過大評価したり美化するものではない」


あの世から、、、  投稿者:JA50 投稿日: 2006年09月03日16時29分

来たやつはいないから、好き勝手、どうとでも言える、、、っていうオチの笑い話があったような気が、、、(^^)


Re(無題)  投稿者:谷庵 投稿日: 2006年09月03日10時29分

TTさんはどうしてそのことを知ったのでしょうか。
他人を説得するに十分な根拠を示せますか?
自分または誰かの思いこみではないことを証明できますか?

しばらく留守にするので、レスされてもお相手は出来ませんが、
根拠もないものを言いっぱなしってのも見てて気持ちの良いものじゃないので。

本当はスルーが一番なのでしょうが、
出かけるまで暇なんだもん。


独りごとスルーしてくださいな  投稿者:ゆみちゅん 投稿日: 2006年09月03日 7時07分

キリスト者が将来 受けとる新しい栄光の体って進化って言えるのかな?
@死なないんだよ
A老化しないから女性にとって朗報って年齢は加算されます。あたし今年で8000000000000000000000000000000000000000000000000000才なの!って
B翔べるよ、仮りの世さんは水上歩行出来るらしいけど 将来のキリスト者に与えられる復活の体は空中飛行できやす。スーパーマンなのら!ハハハハは母はハハハハハハハハハハハハと笑う。
Cオッチョコチョイでも 怪我しない?かな・ね!八ベエ
Dその他 不思議な特性いっぱいなんだからね
過去ログ参照。

http://6202.teacup.com/remnant/bbs


正解  投稿者:Kumicit 投稿日: 2006年09月03日 2時14分

ミケさん、正解ありがとうございます。

自称創造論者な方々が、自然選択の否定の話をすることが多いようなので、AiGネタを出してみました。

では、正解&解説です。なお、ソースはすべて英文です。

------------------------------------
英文は、Ken Hamが主宰する"若い地球の創造論"の最もアクティブなサイトAnswers in Genesis
http://www.answersingenesis.org/
の「New eyes for blind cave fish?」という記事
http://www.answersingenesis.org/docs2/4361news8-9-2000.asp
からの引用。この記事はAiGが、「洞窟の眼のない魚は、眼を失っても同じ種にとどまっており、しかも眼を作る遺伝情報が失われたのではなく、その眼を作るスイッチが壊れただけなので、進化の証拠ではない」と主張しているもの。引用部分は魚が眼を失う過程の説明。

この記事以外にも、AiGは「突然変異と自然選択」の解説がある:
http://www.answersingenesis.org/creation/v19/i3/beetle.asp

ICRやAiGは「突然変異と自然選択」を理解していないのではなく、理解して創造論に組み込み、その上で「進化はない」と主張。これは用語はともかく、基本線は反進化論者Dentonの本"Evolution: Theory in Crisis"の「小進化あり! 大進化なし!」に沿ったもの。

若い地球の創造論者は、さらに過激に、"ノアの箱舟に搭載可能な生物の数と、現在の種の数の整合性"のため、地理的隔離と自然選択により急速に種分化したと主張
http://answersingenesis.org/creation/v14/i3/finches.asp


これに対して、古い地球の創造論の老舗 Reasons to Believe では、小進化はありうると認めた上で、「種から種への進化はない」と主張:
http://www.reasons.org/chapters/seattle/newsletters/200608/200608.pdf
なお、「突然変異と自然選択」を解説するような記述は Reasons to Believe には見当たらない。
http://www.reasons.org/
また、若い地球の創造論者の展開する「自然選択」を徹底批判:
http://www.reasons.org/resources/apologetics/other_papers/rapid_post_flood_speciation.shtml
(最も楽観的なダーウィニストよりも急速な種分化を主張している。しかし、それは科学的にも聖書的にも証拠がない。ノアの洪水モデルを成り立たせるための必要性から主張しているだけだ)


また、インテリジェントデザインの出発点は"Evolution: Theory in Crisis"をパクった、主唱者Phillip Johnsonの本"Darwin on Trial"
http://home.planet.nl/~gkorthof/kortho19.htm

しかし、主唱者Phillip Johnsonが特に"unguided, blind, purposeless"を嫌っているため、「突然変異と自然選択」を解説するような記述は、インテリジェントデザインの文献群には見当たらない。


不老不死の  投稿者:diamonds8888x 投稿日: 2006年09月02日20時06分

 唯一の不老不死の動物というべきですよね。生物の紹介をするHPなら動物と生物の違いくらいは気を使ってほしいものです。
 単細胞なら不老不死だし、植物でもごく普通です。多細胞動物ならばこそ珍しい。


答えてみる  投稿者:ミケ 投稿日: 2006年09月02日14時30分

>地下洞の闇の中で魚が眼を失う過程を説明した以下の英文は、次のどのポジションから書かれたものだろうか?
>1) 進化論
>2) インテリジェントデザイン
>3) 古い地球の創造論
>4) 若い地球の創造論
(以下略)

まず、「英文」の内容は自然選択的な観点から書かれていることは明らかですが、
これを進化論の立場の人が書いたのだとすれば、わざわざクイズにするまでもないでしょう。
ということで、1)は除外。
被造物だとかカースだとかの言葉からも、宗教的においが嗅ぎ取れます。
自然選択を認めてしまったら「デザイン」ではないので、おそらく2)も除外。

ちょっと反則っぽいですが、出題者から答えを類推。
Kumicit さんは「忘却からの帰還」の管理人さん。
忘却からの帰還では、インテリジェントデザインや古い地球の創造論、
および若い地球の創造論について批判(というかウォッチ?)を行っています。
古い地球の創造論より、若い地球の創造論のAiGについて扱った記事のほうが多い(気がする)。

なので、答えは4)と予想。
予想を検証するのが科学的態度。正解かどうか検証してみました。
でも検証結果はナイショです。


不老不死いうても  投稿者:ゆん(♂) 投稿日: 2006年09月02日13時36分

かなり単為生殖に近いことをしているわけですよね。
一度ポリプに戻るって、自分自身の身体を卵に戻してるようなもんだし。
複雑に発現した「大人の固体」を生殖の際には一旦何らかの形で「リセット」しないといけない、というのはやっぱり多細胞生物の宿命なのかなー。


RE:ラマルクは?  投稿者:diamonds8888x 投稿日: 2006年09月02日11時31分

ラマルクは
1)進化すること  は、認めていました。それどころか元祖です。
2)共通祖先と分岐 は認めていません。というより思いつかなかったというのが正しいのかも。

 ラマルクの祖先観はこれの図がわかりやすいですね。
http://meme.biology.tohoku.ac.jp/INTROEVOL/Page4.html


ちょっと変った病気ハケーン!  投稿者:e10go 投稿日: 2006年09月02日11時25分

躁病について
・爽快気分 生命力が身体全体にみなぎり・・・
・観念奔逸 物事を考える過程が異常に亢進した状態で・・・
・行為心迫 次々に考えが思いつくので、次々に行動に移す状態・・・
・多弁・多幸 よくしゃべり、なんだか機嫌がいつもいいように見えます。
・易怒性・易攻撃性 ちょっとしたこと(特に自分がこれからしようとすること
をとがめられたときなど)にすぐに腹を立て、罵詈雑言を浴びせたり・・・
・誇大的な思考 自分の能力を過大評価したり、・・・発明妄想(大したもの作ってもないのに大発明だと騒ぐ)
が重症になると出てきます。
http://www2.famille.ne.jp/~teddy/honneb/honneb.htm
http://akatan.cool.ne.jp/utu.htm

うつ病や躁うつ病はよく聞くポピュラーな病名だけど、躁病は聞いた事があっても
あまり具体的な症状は知らなかった。

何でこんな事を書くか、と言うと、以前ここに書き込んだ人に当てはまる人がいた様な気がしたもので。

それはお前じゃないかって?。うーん、そうかも(^^;
本人には自分の事が判らんからなあ。でも、第1掲示板に書き込むのは、これが初めてだけど^^。

進化論ネタでなくてスイマセン。


不老不死ハケーン!  投稿者:地下に眠るM 投稿日: 2006年09月02日10時12分

いま、NHK教育の土曜科学塾とかいう番組を見ていて驚愕したにゃんが、
不老不死の生き物がいるちゅうことらしい(ガイシュツかもしれにゃーが

http://www2u.biglobe.ne.jp/~moozoo41/

http://blog.goo.ne.jp/cherry-g8/e/992bc4033c4da71e0ca375a9facd6444


僕の名前はベニクラゲー♪
・・・ま、歌にしたくなる気持ちもわかる。助教授けっこう美声だし。

いまのところ、不老不死(ちゅうか若返り)が確認されているのはこのベニクラゲだけらしいにゃ。
しかし、ほかにいるかもしれにゃーですね。


ああ、そうそう
土曜科学塾のまえに放送している「あいのて」の「ワニバレエ」も最高にゃんな
一度見たら忘れられにゃー


クイズです  投稿者:Kumicit 投稿日: 2006年09月02日 8時34分

地下洞の闇の中で魚が眼を失う過程を説明した以下の英文は、次のどのポジションから書かれたものだろうか?

1) 進化論
2) インテリジェントデザイン
3) 古い地球の創造論
4) 若い地球の創造論


==========================================================================
Imagine a situation in which a group of such 'normal' fish swim into a stream which enters an underground cave, and become trapped in this pitch-dark environment. Their eyes are completely useless here.

But eyes do not 'disappear' just because they are no longer needed. The fish's DNA would have programmed into it the instructions on constructing eyes, and the code on the DNA does not 'know' that the eye is no longer needed, so it will keep on manufacturing eyes, generation after generation.

However, due to the effects of the Curse on all creation (Genesis 3:19, Romans 8:20-22), genetic copying errors (mutations) arise in all living things. In fact, in a moderate-sized population, many of these errors occur in each generation. It is not hard to see how one of these could result in a gene that usually 'switches on' eye development being corrupted, or somehow 'switched off', via mutation.

In a normal above-ground situation, such eyeless fish would probably never survive much past early infancy, because they would be so handicapped both in locating food and escaping predators. So for all practical purposes, we never see eyeless fish in the wild where there is sunlight.

However, in the cave, it is a different matter. The eyeless type no longer suffers this disadvantage compared to its compatriots. Not only that, the eyeless ones even have an advantage over the others. This is because, as fish bumped into rocks and cave walls in the darkness, the eyed ones would be likely to injure their eyes. The delicate tissue of eyes is prone to injury, which would allow harmful bacteria to enter, leading to infection and often death.

The eyed fish would thus have a lesser chance of surviving to produce offspring. Those fish carrying the 'eyeless' genetic defect would have a greater chance of passing it on to the next generation, so it would not take many generations under such circumstances for all the fish to be of the 'eyeless' type.


正常な魚の群れが地下洞への流れに乗って泳いでいき、闇の環境に囚われるところを想像してみよう。ここでは彼らの眼はまったく役に立たない。

しかし、眼が必要なくなったからといって、眼は"失われる"わけではない。魚のDNAは眼を作る命令をプログラムされていて、DNAのコードは眼が必要なくなったことを"知らない"ので、世代を重ねて眼を作り続ける。

しかし、あらゆる被造物へのカースの効果によって(創世記3章19節、ローマ人への手紙8章20〜22節)、遺伝子複製のエラー(突然変異)があらゆる生物に起きる。実際、中規模の群れでは、世代ごとにこれらのエラーの多くが起きる。これらの変化のひとつが、突然変異により、本来は眼の成長をスイッチオンする遺伝子を壊すか、スイッチオフしてしまうことがありうるのは想像に難くない。

普通の地上の環境では、眼のない魚はおそらく幼生の初期の段階を生き抜けないだろう。それは餌の位置を知ることと捕食者から逃れることに非常に大きなハンディキャップがあるからだ。なので、実際、我々は陽光のもとで野生の眼のない魚を見ることはまったくない。

しかし、洞窟の中では事態は違ってくる。眼のない魚は健常な魚に比べて、もはやなんら不利な点はない。それどころか、眼のない魚は他の魚よりも有利ですらある。何故なら、魚が闇の中で岩や洞窟の壁に衝突すると、眼がある魚は眼を傷つけやすい。繊細な眼の組織は傷つきやすく、そこから有害なバクテリアが侵入し、感染を招き、死に至りやすい。

眼のある魚は生き延びて子孫を残す可能性が小さい。"眼のない"遺伝障害を持つこれらの魚は、次の世代を残す可能性が非常に大きく、従って、このような環境で世代を重ねることで、すべての魚が"眼のない"魚になっていしまうだろう。

==========================================================================


やれやれ  投稿者:Kosuke 投稿日: 2006年09月02日 6時40分

第3掲示板がトビずれにつき、こちらで。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/5329/1138967290/71
> 理由はチミが馬鹿だから。

それに「無知」をつけ加えて頂きたく。
何百冊進化論「関係」の本を読んでも↓これだからなぁ。
> 洞穴の中で目が退化したと思われる魚は実は退化したのではなく、
> そのような変異をタマタマおこした魚がその環境の中では生きていくうえで有利だったので、
> 選択圧がはたらき彼等の子孫の数が増えたのだという説明になります。
> これは実にまわりくどいだけでなく、ほとんどありえない説明でしょう。


さよならさんか  投稿者:うだうだ 投稿日: 2006年09月02日 1時00分

あの人こまるんだよな。私の発言も出てるんだよな。ちょっと迷惑。


すみません  投稿者:ゆみちゅん 投稿日: 2006年09月01日20時06分

あきさん
勝手にイメージこさえてしまって…過去ログに北海道オフに るるぶのあきさんって書いてあったし 〜。でもあきさんはあきさんですものね、頑張ってください。
失礼します。


(無題)  投稿者: 投稿日: 2006年09月01日15時57分

創造論者は遺伝子の存在も否定?
遺伝子の存在を認めながら、生物の進化を否定?

どういうスタンス?


みなさま、ご無沙汰しています  投稿者:NORTON3rd 投稿日: 2006年09月01日15時04分

TO:ゆみちゅん

あきさんは男性ですよ。

>キレモノね、頭良い
>高学歴なんでしょうね

博士号をもっていらっしゃるそうですから、ま、高学歴とはいえますね。書いておられるものから推察するに、どうも分子生物学やら生化学やらの第一線の研究者らしいです

ブログに書いてあることも、とんでもなく難しい(っつーか、小生のように読んでいる本の中に亀の子記号が出てくると反射的に『とおりゃあ!』とかいって、二階から放り出したくなる人間にとっては特にそうです)

あきさんのブログ
http://akisince2006.blog.shinobi.jp/


あきさんって  投稿者:ゆみちゅん 投稿日: 2006年09月01日12時23分

キャリアウーマン
キレモノね、頭良い
高学歴なんでしょうね。あたしなんか あきさんの爪の垢煎じてカミツレ入れてハーブティに飲まないと…月とスッポン、あきさんとゆみちゅんだわ
(^ω^)(^Θ^)v


ねぇねぇ、その前に、さ  投稿者:ミケ 投稿日: 2006年08月31日22時41分

まず、以下の書き込みについて、何か一言ありませんか?
他の突っ込みどころに食いついちゃったミケのミスでもありますけど、
ミケがそれ以上突っ込まないからって、
下記を「なかったこと」にされるのはちぃといただけません。

>>あきさん、アマゾン自体がこの本の表記にミスがあるという私の指摘に耳も貸さず確認もせず、かといってアマゾンですから誰でも確認できるのでなかったことにはできないので、確認しないまま、自分はあずかり知らないといった風に開き直るのですか。1週間あればその間に確認できるだろうと間隔を開けたのに確認せず、自分のミスをなかったことにしてしまうあきさん。
>おいおいオイオイオイ、、、。
>これまでのメビウス さんの態度から見て、
>単に熱くなって勘違いしただけとは思いますが、これは事実と異なりますよ。
(以下、8月26日(土)14時30分36秒 の投稿を参照のこと)


メビウス さんが発言を再開したとき、なんですぐにこのことを突っ込まなかったのか、
それが自分でもフシギだったのでログを見直したところ、

>しかしながら、すでにえめさん、ミケさん、谷庵さんにご心配をおかけして手を煩わせてしまっています。これ以上の悶着を避けるために、分子進化中立説に関する議論は取り下げます。
(8月26日(土)23時34分20秒)

とおっしゃっていますね。
議論をまるごと放棄するのであれば、議論の中で「なかったこと」行為があろうが
基本的にそれ以上追撃はしないというのがミケの基本的なスタンスです。
でも、議論を再開するのであれば話は別。

っていうか、あなたはあのとき、一体何を取り下げたんですか?
そんで、なんで舌の根も乾かないうちに再開してるんですか?再開についてのコメントもありませんね。
これじゃ、ミケのツッコミを回避するための方便、、、ととられても仕方なくありませんか?

議論の中身についてのコメントは、上記にレスを頂いてからつけようと思います。


都合により、当分書き込むことができません。来週火曜日以降が次のレスになります。  投稿者:メビウス 投稿日: 2006年08月31日20時33分

あきさん、ミケさん
>レビューが正しく書かれているかは批評するときは、原著と照らし合わせながらすべきだと思います。例えば、黒影氏はこう書いているが、原著の何ページで木村はこういっており、正しく評価しているとはいえない、といったように。記憶に頼るべきことではありません。>>そういった批評に関する安易な態度が、複数の人に批判される批評を生み出す原因だと私は思います。>>
----------------------------------------------------
木村資生「分子進化の中立説」紀伊國屋書店、
-----------------------------------------------
-1
序文
本書は分子レベルでの進化的変化、すなわち遺伝物質それ自身の変化を引き起こす主な要因は正のダーウィン淘汰ではなく、淘汰に中立なまたはほとんど中立な突然変異遺伝子の偶然的固定であることを科学界に確信させるため書かれたものである。私がここで分子進化の中立説とよぶ主題は、分子レベルでの進化と変異におけるその当時の新しい発見を説明しようとして1968年に提唱されて以来、多くの論争を引き起こしてきた。過去半世紀以上にわたり進化生物学では、生物は有益な突然変異を蓄積しながら次第に環境に適応していくとするダーウィン流の見解が支配的であり、進化学者はこの原理が分子レベルにまで拡張できるものと当然期待していたので、このような論争が起こったのは驚くにあたらない。(P.11)

-2
私はいく度となく自然淘汰が進化と変異のあらゆる面を説明する万能薬として持ち出されるのに出くわし、がっかりしてきた。ほとんどどんな特殊な観察に対しても、淘汰説の側から説明を工夫することは容易である。しかしそれを証明することはまた別の話である。もっと量的な扱いをすればこのような安易な解釈は避けられるであろう。(P.14)

-3
進化の総合説を美化しようとするこのようないろいろの試みにもかかわらず、この時期は事実上、本質的な進歩はほとんどなかった。(P.37)

-4
1960年代の初めまでには、あらゆる生物学的形質が自然淘汰による適応進化の見地から解釈でき、ほとんどすべての突然変異遺伝子が淘汰に中立ではありえないということに、一般の意見が一致したように思われる。(P.37)

-5
振り返ってみるに、人間の本性とは奇妙なもので、ある学説が多くの人によって好ましいようにたえず語られ、最高の権威者によって書物の中でも保証され、そして授業で教えられると、信念というものが人の心に次第につくられていって、ついには指導原理となり、価値判断の基盤になってしまうように見える。いずれにしろ当時は、淘汰万能主義または「新ダーウィン主義」の立場が生物学の中の歴史の中できわめて確固たる時代で、伝統的な進化総合説の絶頂期であった。(P.39)
--------------------------------------------------
黒影氏のレビューには何も間違いはありません。しかし「分子進化の中立説」がどのような目的で書かれたのか、そして、黒影氏がレビューで書いている分子進化の仕組みがどのようにして得られたのかについて言及していません。分子進化において、分子進化中立説が、ダーウィンの進化論の一部である自然選択説を支持する研究者との間で激しい論争を交わし、そして、ダーウィンの進化論の一部である自然選択説を打ち負かし、屈服させ、反論の材料が尽きたところで、進化生物学者は分子進化中立説を受け入れたのです。

「分子進化の中立説」は、これまでの分子進化中立説に対する批判の反論におそらく半分以上の紙面を費やしています。にもかかわらず黒影氏がレビューでその点に何も触れないのはかなり偏向しています。これは木村が(5)で批判していることです。

黒影氏が
「良く誤解されているのだが、分子進化の中立説はダーウィンの進化論と対立するものでなく、これを補完するものである」
と言っているのは、分子進化の論争でダーウィンの進化論の一部の自然選択説が分子進化中立説に打ち負かされた結果、対立しなくなったんです。黒影氏には、(1)から(5)はなんら価値のない、気に留めたりレビューで触れるほどの異議のないものだったのかもしれません。

しかし私は木村が(1)から(5)で指摘していることを支持します。

(1)から(5)で木村が批判していることは、掲示板でも合意事項となったはずです。
「ダーウィンの間違いは何度も指摘され修正されてきました」
「ダーウィニズム、ネオダーウィニズム、といった表現は、あくまで進化論の通説を樹立した偉大な科学者に対する美称であり、ダーウィンをことさら過大評価したり美化するものではない」


証明が正しければいいんだ、とフィールズ賞を拒否するなんてカッコよすぎるよ  投稿者:メビウス 投稿日: 2006年08月30日20時53分

4)集団内の個体変異による進化と種分化
5)自然淘汰説
-----------------------------------------------
>生存闘争と適者生存は自然選択説(自然淘汰説)に含まれています。ダーウィンによれば、「適者生存は自然選択の別名でスペンサーによる命名であり、生存闘争の結果として自然選択が起きる」といったところですね。>>

私もずっとそのように認識していました。しかし4と5の説明に適者生存と生存闘争が欠けています。さらに、4と5は連動していると私は思っていました。ところがそれぞれを別の理論として分けていたので、そのようにダーウィンの進化論を分割しなくてはならいのなら、適者生存と生存闘争も別に分けたほうが議論の際、用語の混乱は解消されると判断しました。

そこで、私のこれまでのダーウィンの理論の理解を、そちらの説明に沿って表現し直すと、「ダーウィンの進化論は、生存闘争と適者生存を加えて7つの理論から成り立っている」ということになるのです。しかし、5の中に適者生存と生存闘争が含まれていることが確認できたので「ダーウィンの進化論は、生存闘争と適者生存を加えて7つの理論から成り立っている」と言う必要はありません。

そういったことを踏まえて以前の発言を修正します。
------------------------------------------------------
(8月15日の私の書き込み)
1968年に木村資生が分子進化中立説を主張した時、「ダーウィンの進化論」<1>は分子進化の単位でも適用できるという通説との間で激しい論争が繰り広げられました。そしてその結果、「ダーウィンの進化論」<2>は論破されました。もはやまともな反論はできなくなり敗北したのです。ただし、分子進化中立説を主張する側も、進化論全体の通説が自然選択説<3>であることは認めています。

ちゃんと最初から私は
「ただし、分子進化中立説を主張する側も、進化論全体の通説が自然選択説<4>であることは認めています」と言っています。論争の勝敗に関する表現で誇張のレトリックを使っただけで、こんなに反響があるとは夢にも思いませんでした。
--------------------------------------------------
<1>と<2>をともに「ダーウィンの進化論の一部である自然選択説」と修正します。そして、<3>と<4>をともに「総合説」と修正します。

谷庵さん
レスはしばらくお待ちください。


ラマルクは?  投稿者:谷庵 投稿日: 2006年08月30日12時09分

ラマルクは
1)進化すること
2)共通祖先と分岐
の両者を認めていたのでしょうか。
それとも、ラマルクの説は進化論ではなく、創造論なのでしょうか。


失礼  投稿者:diamonds8888x 投稿日: 2006年08月30日 7時15分

「ただ捕食者と」は書き損じです。


生存闘争など  投稿者:diamonds8888x 投稿日: 2006年08月30日 7時14分

 生存闘争と適者生存は自然選択説(自然淘汰説)に含まれています。ダーウィンによれば、「適者生存は自然選択の別名でスペンサーによる命名であり、生存闘争の結果として自然選択が起きる」といったところですね。語感的には自然選択が一番誤解を受けにくい言葉ではないかとは思いますが。
 「種の起源」3章の生存闘争の章にダーウィンの考えが書かれています。ただ捕食者と

 上記はメビウスさんには常識だと思っていましたが、自然選択とは別立ての生存闘争や適者生存の概念とはどんなものを考えていらしたのでしょうか?

>進化論をあまりにも文明論と絡めて論じるのは、どうなんでしょうか。

 一般的には蛇足にしかならないでしょうね。


適者生存と生存闘争はダーウィンの理論ではないのですね、今初めて知りました。  投稿者:メビウス 投稿日: 2006年08月30日 5時37分

(ダーウィンの進化論)
1)進化すること
2)共通祖先と分岐
3)漸進性
4)集団内の個体変異による進化と種分化
5)自然淘汰説

5は詳細な解説も世の中に多いので略します。もちろん4の集団内の個体変異が前提であり、個体変異の発生機構解明については、突然変異説の登場や遺伝機構の解明を待たねばなりませんでした。
--------------------------------------------------
ミケさんへ
「通常、ダーウィンの進化論というときには、複数の理論の集合として扱われます。」とのことですが、1と2は進化論を支持する者にとって当然のことではありませんか。1と2を否定したらその人は創造論者です。3、4、についてはさまざまな仮説が今後も提出されるかもしれません。5については、ダーウィンの進化論を支持していた人たちが、分子進化にも適用できると思い、結局、分子進化中立説によって論破され、打ち砕かれ、あくまで分子進化の機構においてはダーウィンの進化論の一部の自然選択説ではなく分子進化中立説が通説の地位を得ました。

>あなたにとってダーウィンの進化論と言ったら自然淘汰説のことかもしれませんが、>>

私に限らず、ダーウィンの進化論と言えば自然選択説と生存闘争、適者生存がその中核であると考えているのではないでしょうか。それにダーウィンの進化論から生存闘争と適者生存の概念がいつの間にか消えてなくなっています。ダーウィンの進化論は、生存闘争と適者生存を加えて7つの理論から成り立っているとばかり思っていました。いったいいつから、どのような経緯でこの2つの理論がダーウィンの進化論から消えてなくなったのか、ダーウィンの進化論を正しく理解するためにも、その学説史の変化についての参考文献を教えていただきたくお願い申し上げます。黒影氏の書評に対する批判以前に、ダーウィンの進化論を正しく理解すること、この場合は適者生存と生存闘争の理論がダーウィンの進化論から消えてなくなったという学説史的変化の経緯を理解しておかなくてはなりませんのでどうぞよろしくお願いします。ただし「教科書に書いてある」とはおっしゃらないで下さい。教科書だからダメなのではなく、仮に教科書を勧める場合にも書名と出版社を明記してほしいという意味です。私は理系出身ではないので、単に教科書に書いてあるというだけでは、どんな本が教科書なのかの判断ができないのです。もちろん教科書以外であっても良い本であれば教えていただきたいと思います。

科学はどんな時にも変化することを止めないので、分子進化の機構において、ダーウィンの進化論の一部の自然選択説が分子進化中立説との論争で敗北し、打ち砕かれたのだという周知のことを今さら言う必要はありませんね。

>オマケです。diamonds8888x さんは、西原克成と水幡正蔵をともにトンデモとみなしており、>>>

ええ、私も両者の本をまともな科学からほど遠いという程度の認識はあります。ですからわざわざあるサイトの西原のレビューを是非皆さんに笑っていただこうと紹介しました。ミケさんにはあまりうけなかったようで。


メビウス さんへ  投稿者:ミケ 投稿日: 2006年08月30日 1時23分

はっきり書かないと分かりませんかね。
8月25日(金)10時12分5秒の投稿でも触れたことなんですが。

まずは書評の内容の確認です。
黒影氏は、書評のタイトルで
『「中立説」と「自然淘汰」がともに現代進化論の中核をなす』
と書いていますね。
一方、書評の本文では
『中立説が自然淘汰説を補完するものである』とは書いておらず
『中立説は「ダーウィンの進化論」を補完するものである』と書いているのです。

いいですか?
あなたにとってダーウィンの進化論と言ったら自然淘汰説のことかもしれませんが、
通常、ダーウィンの進化論というときには、複数の理論の集合として扱われます。
参考http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/5329/1138967290/9

書評の批判を議論のコアとするのならば、書評者の意図をきちんと汲む必要がある、
と忠告したはずですよ。

黒影 氏がなぜ自然淘汰説という言葉を本文で用いなかったのか、
常識で考えて、文章を書くときには同じものを異なる名前で書くことはしないものです。

そして、
「自然選択説」という言葉と「ダーウィンの進化論」という言葉が
それぞれ異なるものを指す場合があるということを知っている人
(=大学などで普通に生物学を学んだ人)からしてみれば、
それらの言葉が二つとも出てきた場合、
区別して使っているんだなと受け取るのが普通です。


オマケです。
diamonds8888x さんは、
西原克成と水幡正蔵をともにトンデモとみなしており、
トンデモ理論の本として紹介したので、
「どうなんでしょうか?」と訊かれても困ってしまうのではないでしょうか。


選択なんて/(吉田拓郎「人間なんて」の替え歌で)  投稿者:メビウス 投稿日: 2006年08月29日22時46分

diamonds8888x さん
>「中立説が自然淘汰説をうち負かした」というのは間違いではありませんが、この場合の自然淘汰説というのは上記のように極めて限定された説なのですから、あたかもダーウィン以来の自然淘汰説が深刻な打撃を被ったかのような引用をするのは間違いです。>>>
-------------------------------------------------
私は分子進化中立説と自然選択説との論争はあくまで分子進化の機構についてであることをいつも念頭において発言してきました。

「あたかもダーウィン以来の自然淘汰説が深刻な打撃を被った」と今回の書評の批判で言ったことはありません。私が中立説と略さず、必ず分子進化中立説と言っていることに気づいていただけませんでしたか。分子.遺伝子と表現型の進化の機構の前者に関する学説が分子進化中立説であることを、明確にしておくためです。
----------------------------------------------------
(8月15日の私の書き込み)
1968年に木村資生が分子進化中立説を主張した時、「ダーウィンの進化論」は分子進化の単位でも適用できるという通説との間で激しい論争が繰り広げられました。そしてその結果、「ダーウィンの進化論」は論破されました。もはやまともな反論はできなくなり敗北したのです。ただし、分子進化中立説を主張する側も、進化論全体の通説が自然選択説であることは認めています。
-------------------------------------------------------
ちゃんと最初から私は
「ただし、分子進化中立説を主張する側も、進化論全体の通説が自然選択説であることは認めています」と言っています。論争の勝敗に関する表現で誇張のレトリックを使っただけで、こんなに反響があるとは夢にも思いませんでした。

それと、新今西進化論の本はすでに読んでいるのですが、進化論をあまりにも文明論と絡めて論じるのは、どうなんでしょうか。


仕掛けは?  投稿者:RYU_TI_SYU 投稿日: 2006年08月29日22時26分

>もちろん全く逆のスタンスに立ち、トンデモ「情報ソース備忘録」を作成する自由も保証されるべきでしょう。

それって「週末フィッシングガイド」ってやつなのか?


「情報ソース備忘録」  投稿者:Kosuke 投稿日: 2006年08月29日20時50分

トンデモを書き込む場は、他に沢山用意されています。

「情報ソース備忘録」はあくまでも正統な進化論のデータベースのためのスレッドとして設けられているわけです。

ですから、それに逸脱していると管理人さんが認めた場合は、警告を与えた上で削除するなり、移動させるなりしても良いと思います。

もちろん全く逆のスタンスに立ち、トンデモ「情報ソース備忘録」を作成する自由も保証されるべきでしょう。


ふと思ったけど  投稿者:PDX. 投稿日: 2006年08月29日18時34分

「情報ソース備忘録」に対して、明らかに悪意を持ってトンデモ記事を書き込む人が出た場合はどう対処すべきなんでしょうね?


ところで  投稿者:diamonds8888x 投稿日: 2006年08月29日 5時33分

第三掲示板の「情報ソース備忘録」が本来の趣旨から離れて来てませんか?


中立説の対立仮説  投稿者:diamonds8888x 投稿日: 2006年08月29日 5時26分

 中立説をとりまとめると次のようになります。
淘汰度>0 速やかに定着。小集団では揺動により失われうる。
淘汰度=0 揺動により定着しうる。
淘汰度<0 速やかに消失。0に近いと小集団では揺動により定着しうる。

 中立説の対立仮説は「淘汰度>0以外は絶対に定着しない」というものです。まさに「淘汰万能説」ともいうべき説です。今となっては不自然で、私にとっては理解するのが難しい仮説です。

 「中立説が自然淘汰説をうち負かした」というのは間違いではありませんが、この場合の自然淘汰説というのは上記のように極めて限定された説なのですから、あたかもダーウィン以来の自然淘汰説が深刻な打撃を被ったかのような引用をするのは間違いです。


西原克成  投稿者:diamonds8888x 投稿日: 2006年08月29日 5時25分

>西原の書いた他の本はここまでぶっ飛んでいないということを念のため付け加えておきます。

 そうでしょうか?
http://www.amazon.co.jp/gp/product/toc/4062571978/ref=dp_toc/249-1841521-0306767?ie=UTF8&n=465392
生物は重力が進化させた―実験で検証された新しい進化の法則
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4531062779/sr=1-2/qid=1156793786/ref=sr_1_2/249-1841521-0306767?ie=UTF8&s=books
顔の科学―生命進化を顔で見る

 実験はユニークでおもしろいものもありますけど。私から見ると既に古手の自然選択説誤解屋さん。

 新顔さんがこちらに。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/toc/443401885X/ref=dp_toc/249-1841521-0306767?ie=UTF8&n=465392
http://www016.upp.so-net.ne.jp/neo-imanishi/pages/Frameset.html


ダーウィン淘汰万能主義者を批判することは合意事項の趣旨に沿うことですよね。  投稿者:メビウス 投稿日: 2006年08月29日 4時52分

あきさん 参考文献、関連サイトを教えていただきありがとうございます。

原著書の何ページでは木村はこう言っているのに、レビューでは違うことを言っているといった具体的な指摘がないといけない、というあきさんの指導にもとづき以前の文章を自己添削します。{}に書いているのが今回新たに付け足した部分です。
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これもダーウィン、あれもダーウィン 投稿者:メビウス 投稿日: 8月15日(火)12時57分6秒
ミケさんのリンクからアマゾンの進化論関連本へとたどりつきました。そこで「黒影」氏という方がレビューで誇大宣伝をしています。分割して引用、批判したいと思います。
*************************************************
「分子進化の中立説」向井輝美
自然淘汰と並んで現代進化論の中核をなす論理, 2006/3/13
レビュアー: 黒影 - レビューをすべて見る
分子進化の中立説とは、木村資生によって提唱された進化に関する学説のひとつである。/////////////////////////////
*************************************
確かに進化に関する学説の一つには違いありませんが、分子進化中立説は通説です。それをきちんと書かなければ、分子進化中立説を過小評価していることになります。タイトルには「中核」という表現がありますが、その後に「論理」と書いています。ここに、通説であると認めたくないから「論理」と書いて少しでも格下扱いしようという気持ちがにじみ出ています。
{この部分は特に間違いはありません。}
*****************************************
その概要は、DNA分子レベルでの遺伝子の変異は多くの場合、コドンやタンパク質立体構造の冗長性によって吸収される為、生物の生存にとって有利でも不利でもない中立的な変異であるとするものである。このようにして生じた変異の一部は確率論的に集団に広まり固定化されるため、進化には自然淘汰がもたらすもの以外に中立的な変化が存在する。 /////////////////
***********************************************
これも紛らわしい言い回しです。中立ではなく「わずかに有害な形質を持った個体が存在する」と書くべきですが、
{この部分は保留する。そして「この説明だと中立的な変異が形質に直接影響を及ぼすことがあるのかないのか、あるとしたら自然選択説の適者生存の累積効果による進化と矛盾しないのかという素朴な疑問が生じてくる。この点について著者はどう考えているのかをレビュアーは書くべきだったのではないだろうか」と言い換えます。}
提唱者の木村自身が「中立説」と名付けたことをいいことに、変異によってもたらされた形質のほとんど全ては生存上わずかに有害あるとは書いていません。「生存上わずかに有害」と書くと「適者生存」のイメージが弱まりますからそれを避けたのでしょう。{この部分も留保する。}
*********************************************
良く誤解されているのだが、分子進化の中立説はダーウィンの進化論と対立するものでなく、これを補完するものである。/////////////////////////////////////
******************************************
「黒影」氏は、タイトルには「自然淘汰と並んで現代進化論の中核をなす論理」と書いておきながら、とうとう本音が出て「補完」にまで格下げになりました。1968年に木村資生が分子進化中立説を主張した時、「ダーウィンの進化論」は分子進化の単位でも適用できるという通説との間で激しい論争が繰り広げられました。そしてその結果、「ダーウィンの進化論」は論破されました。もはやまともな反論はできなくなり敗北したのです。ただし、分子進化中立説を主張する側も、進化論全体の通説が自然選択説であることは認めています。分子進化中立説が、今日、「ダーウィンの進化論」と対立していないのは「ダーウィンの進化論」が分子進化中立説との論争で敗北したからです。{木村の本にはもちろんこんなことは書いていないが、「激しい論争によって決着がついたというまさに科学の真骨頂を味わうことができる」と書いたほうがこの本の購読意欲をかきたてることができたろう。しかしレビュアーはこれほど重要なことを黙殺しています。}
********************************************
ダーウィンの進化論をベースにメンデルの遺伝の法則や分子進化の中立説、近年の分子生物学の成果を加味して再編成された現代の進化論は、総合説と呼ばれている。/////////////////
******************************************
1930年代から1950年ごろにかけて、集団遺伝学や地質学、古生物学など進化に関連する分野からの研究を取り入れたのが総合説だったのではないのでしょうか。「分子進化の中立説、近年の分子生物学の成果を加味」するよりずっと以前から総合説はあったのです。疑似科学ではなくちゃんとした科学なら、科学者は、これまでの研究でどの部分が誰の業績かを正しく識別し、また、大きな貢献を果たした研究者の学説にも間違いがあることを指摘することをためらわないでしょう。
{この点についても、分子進化中立説の詳細な研究をあまり理解していなくても書けることなので変更する必要はありません}
一般論としてはレビューを批判するなら原著書を手元に置いて、その相違点や微妙な解釈などを原著書のページを示して引用するという手順が必要ですが、今回の場合はその必要がない部分もあったんです。

「ダーウィンの間違いは何度も指摘されてきましたが
なにか?」と私に言った人の言葉を信じて、淘汰万能主義のレビューを批判しました。これは合意事項の趣旨に沿うものです。


参考文献  投稿者:あき 投稿日: 2006年08月28日 0時16分

>その日付の前後の過去ログをお読みください。その日一日だけでなく何度か分子進化中立説のことを私は話題にしています。

読んでいる、読んでいないにこれ以上ふれるのは、もうやめます。
ただ、いくら話題にしても読んだという証拠にはなりません。その理由は前回に示したとおりです。たとえメビウスさんが私の前に著書を持って現れても証拠にはならないのですから。
読んだということを証明するには、メビウスさんが「分子進化の中立説」に書かれていることを正しく理解していることを示すしかないのです。

>それに私はもともと黒影氏があまりにも総合説にばかり都合良く書き、分子進化中立説を矮小化していることを批判するつもりで書いたのです。ですから、いちいち手元に「分子進化の中立説」を置いて、照合する必要はないと判断しました。

レビューが正しく書かれているかは批評するときは、原著と照らし合わせながらすべきだと思います。例えば、黒影氏はこう書いているが、原著の何ページで木村はこういっており、正しく評価しているとはいえない、といったように。記憶に頼るべきことではありません。
そういった批評に関する安易な態度が、複数の人に批判される批評を生み出す原因だと私は思います。


>分子進化中立説と適応進化をうまくまとめた参考文献

分子進化の基礎は集団遺伝学と分子生物学です。集団遺伝学は教科書を買わなくても、ネットで勉強することが可能です。このサイトでもよく触れられている、安田先生の集団遺伝学講座のサイト(http://www.primate.or.jp/PF/yasuda/index.html)をお読み下さい。
これで不明な点や興味深い点があれば、その時点では本を選ぶことくらいはできるようになっているはずですので、書店で購入すればいいと思います。
分子遺伝学に関しては、Watsonの「遺伝子の分子生物学」 (Molecular Biology of the Gene)がいいと思います。しかし高価ですので無理に買って勉強する必要はありません。中立説と適応進化についてのみ理解するのならば、集団遺伝学を学ぶだけである程度は可能だからです。
分子進化に関する実際の研究状況を知りたいのであれば、例えば東工大の岡田らによるヴィクトリア湖のシクリッドに関する研究がいいと思います。サイトや参考文献については、私のブログ(http://akisince2006.blog.shinobi.jp/Entry/5/)を参照してください。

余談ですが、西原先生のご研究は進化学の専門家には全く相手にされていないといった状況です。以前に西原先生の研究発表を聴く機会があり、ディスカッションもさせていただきました。データも拝見しましたが、サイエンスとして耐えられるデータではありませんでした。西原先生のお人柄はけっして悪くはありませんでした。


静養を勧めていただいたKosukeさんに感謝しつつ是非読んでいただきたい本があります。  投稿者:メビウス 投稿日: 2006年08月27日19時37分

私が、ある人物が自然選択説を過大宣伝する書評を書いていると指摘したところ、大きな反響がありました。そして、病気がぶり返したことを心配して多くの方がラマルクの事を話題にして下さいました。ただ、私は決してラマルクをひいきの引き倒しにしているつもりはありません。というよりそれができる客観的材料は極めて乏しいことくらいの認識はあります。現代にもラマルクに傾倒した立場で進化論を研究している人はいらっしゃいますが、その一人の西原克成の研究を科学と受け止めていいのかどうか、私は戸惑っています。彼はラマルクの進化説を継承する在野の研究者(本業は口腔外科医)ですが、そのレビューを紹介します。

http://www.exa5jp/c11  <無責任回廊EXAS>
(もりげレビュー/MENU/「古い10件」を4回クリック)
原文が長いので、省略や異なる段落を私が1つにまとめている箇所がとても多く、いちいち注記はしていないことをご了承ください。原書とレビュアーの文章の間に///////の記号があるのは、私によるもの。
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内臓が生みだす心』西原克成・著/NHKブックス

脊椎動物の進化から、心と精神の座、あるいはその起源を探ろう、という意欲的な著書。そんな感じの売り文句がついている。カバーの折り返しにはこうある。
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[脳中心の人間観を見直す]
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なるほど。確かに、身体感覚の重要性というものが見直されている昨今だから、そのようなアプローチは必要であるように思える。
著者は、東京医科歯科大卒・東京大学大学院博士課程修了の医学博士。人工歯根、人工骨髄の開発の第一人者で、第32回日本人工臓器学会オリジナル賞第一位獲得。特に、人工骨髄については本当に優れた仕事をなさっているようだ。そんなわけで、心の探究というテーマに斬新なアプローチで迫り、新たな側面を開拓してくれるのではないか、と期待も膨らむ。
だが、ちょっと待ってほしい。カバーの折り返し、もう少しよく読んでみよう。
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心肺同時移植を受けた患者は、すっかりドナーの性格に入れ替わってしまうという。これは、心が内臓に宿ることを示唆している。「腹が立つ」「心臓が縮む」等の感情表現も同様である。高等生命体は腸にはじまり、腸管がエサや生殖の場を求めて体を動かすところに心の源がある。その腸と腸から分化した
心臓や生殖器官、顔に心が宿り表れる、と著者は考える。
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ちょっと、心肺だ。もとい、心配だ。しかし、ここに衝撃度の高いキャッチコピーを置いておくのは常套手段。詳しい研究内容を読めば、納得できる説明が見られるに違いない。というわけで、気を取り直して本を開く。ところが、「はじめに」がはじまってすぐ、読者は嫌な感じの軋みを聞き取る。
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心や思いというのが「存在する」ことを示すことが出来るのは、動物界の脊椎動物の中でも最も由緒ある名門の哺乳動物のうち霊長目ヒト科の人類だけです。
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ですます調のサイエンスものというのは、それだけでどこか異質な印象を受けるのは私だけではないだろう。それが、我々人類を「最も由緒ある名門」の最高峰であると誇り高く宣言するのを見ると、どうにもいたたまれない感じを受ける。この後、筆者は自らの経歴等を紹介し、また彼のいくつかの研究の内容を説明。
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3億年前の脊椎動物に起こった上陸劇の再現実験では、サメを実際に陸上げし、陸棲の脊椎動物への体制の変化を検証しました。すなわち、水中で鰓呼吸をし、血圧が極めて低いサメを陸上げすることにより、のたうちまわって血圧が上昇すると、鰓で空気呼吸ができるようになるのです。
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この「のたうちまわる」が、かなりユーモラスだ。ユーモラスに激しく軋んでいる。普通でないという印象はここにきて確信へと変わる。それは、そのまま(当初とは異なる)期待感へと移ろって――
その期待を、本書は裏切らなかった。はっきり言って、ここまで楽しく笑えるトンデモ本は、滅多にないと思う。もう突っ込みどころ満載である。おもしろすぎる。電車の中で読んでいて、吹き出してしまって周りに白い目で見られたほどだ。どうにかしてくれ。

そもそも何の本なのか、読んでいると混乱してくるのだ。筆者の主張は、「エネルギー保存の法則に則って心を解明しなければならない」「クレア・シルビアの『記憶する心臓』は、重大な書物だ」「私は、サメの脳みそを移植したラットを数ヶ月間飼育した」「冷たい物は身体に良くない」「武士道は、立派だ」「私は、すごい研究者だ」等々、多岐にわたる。そのそれぞれが、まったく独立して存在し、統一感のへったくれもない。結局、本書の主眼は何だったのかすらわからなくなる。
たとえば、筆者が「臨床系統発生学」という学問を作るもとになった症例の紹介というのが出てくる。その学問も正体不明であるが、それ以前に、この症例紹介というのがどういう脈絡でここに挟まっているのか考えれば考えるほどわからない。その内容たるやすさまじいもので、要約すれば「白血病やらアトピーやらアルコール中毒やらてんかんやら肺炎やら重症筋無力症やら、とにかくいろんなものが、口呼吸をやめ、冷たい物中毒を改め、睡眠を充分にとるようにしたら治った」というのである。たしかに口呼吸は身体に良くないだろうし、睡眠は大切だと思う。しかし、それと内臓に心が宿る話と、何か関係があるのだろうか?
また、最終章の最後の節は、武士道の話に当てられている。ふつうに考えれば、最終章の最後というのはまとめであり、最も言いたかった内容が込められているものだろうと思う。それが、武士道。いいのか、それで。
ともかく、本書を貫くめまいのするような感覚は、凄いとしか言いようがない。だが、そういった、この本全体に関わる壮大かつ圧倒的なおもしろさの全貌は、短い評で表すことなど残念ながらできない。これはもう実物を手に取っていただくしかない。掛け値なしにおもしろいから、損は決してしないだろう。
しかし、部分ぶぶんを読んだだけでも、この本は充分なパワーを備えている。
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ドナーが色情狂の心肺を移植すると、レシピエントに本当にのりうつるのですから恐ろしいことです。早くこのような馬鹿げた移植医術など止めなければいけません。
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そりゃ恐ろしい。私は臓器提供意思表示カードを所持しているが、これが役に立った日にはもしかすると身体は弱くとも純真無垢で芯の強い若者だったレシピエントが、妄想癖が強くて卑しくて二次元美少女が好きで八方美人を装って気弱な風にしてるくせに本当は自己顕示欲が強くて自分を無能と言いながらも実は能力があるんだと他人に認めてもらいたがるようなしょうもない人間に変わってしまうのかもしれない。かわいそうに。そんなことならこのカードは捨てた方が世間のためだな。
この、色情狂のドナーという設定を筆者はいたく気に入ったようで、本文中何度もみかける。なぜ色情狂にこだわるのだろうか、というのも疑問ではある。で、今度はこんな。
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尿と生殖物質は生命体にとって完璧に等価なのです。つまり精子や卵子の形成と尿の生成は、心臓のときめきや肺のいぶきと密接に関係していたのです。
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私にはこのふたつの文の繋がりがわかりません。ひとつめの文がわかりません。ふたつめの文もわかりません。したがって、何もわかりません。……そもそも、筆者は卵子が精子と同じように日夜作られ続けていると思っているふしがある。困った。
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帝王切開では母体のお産が完結していないので、交接を途中で中断したように欲求不満となり、母体は出産後あくなき性欲の亢進が起こり、家庭の崩壊につながる恐れのあるトラウマを母体に残すこととなります。(中略)子宮を傷つけられた母親は出産後、閉経した後にも性欲のとりこになって、子どもや家庭をかえり見ないで淫行に走ってしまうこともありますから、注意しなければいけません。

おーい。そして、この文章の見開きの隣のページに目をやると、こんなことが書いてある。
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わが国の古事記にも、皇祖皇宗のワカミケヌノノミコトの父親ナギサタケウガヤフキアエズノミコトの母親つまり神武天皇のおばあさんの豊玉姫は八ヒロもあるフカだったとあります。紀元3000年前の話とされていますが、これを一万倍して三億年前に早おくりすれば、デボン紀にまさにネコザメだったのですから、古事記の伝承は大脳辺縁系の内臓脳、つまり腸で感得した事実だったのです。大和民族は我々の祖先がフカであったことを腸の内臓感覚で知っていたのです。これが腸の細胞が持っている生命記憶であり、腹の文化であり、腹切りがわが文化に根づいている背景にあるわが民族の感性、心の豊かさの由縁と思われます。
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もはや、どこにどういう角度で突っ込みを入れればいいのかもわかりません。
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男女ともに脚を見ているだけで性的に興奮する人がいます。脚だけを使う球技がサッカーです。ワールドカップでは、世界中の男女が興奮しました。ボールを相手のゴールに足だけで蹴って入れるせめぎあいの人の動きが、もしかしたら陰門と卵子をめざして走る精子に似ているのかもしれません。しかも生殖の補助器の脚を中心にして行う唯一の球技です。それで日本中の男女がサポーターとなって興奮したのでしょうか。
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絶対に違うと思います。もう、あげるときりがないから止めよう。ともかく、全編この調子なのだ。脈絡のない妄想がそのまましたためられたような風情。こうなってくると、植物にはミトコンドリアの代わりにクロロプラストがあるのだと思いこんでいたり、相対性理論がまるでわかっていなかったり、といった部分に細かい突っ込みなどやっている暇などない。そんな肝っ玉の小さな本ではないのだから。
ほんとうに、是非、手に入れて読んでみて欲しい。この紹介だけでは、まったくこの本の神髄を伝えられなかったことを理解していただけるだろう。掛け値なしに、おもしろくて興奮する読書体験ができる。
ヒトがネコザメから進化した証拠として載せられている「ネコザメとヒト胎児の顔の比較」の図なんか、爆笑必至ですぜ。
ま、一部では有名なトンデモさんらしいんですけどねー。
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西原の書いた他の本はここまでぶっ飛んでいないということを念のため付け加えておきます。


Re: マルチレス  投稿者:たんぽぽ 投稿日: 2006年08月26日23時57分

>占星術師のブログ見つけたんですが、かなり困惑しているようです。
> http://mademoiselleai.nifty.com/madeailog/2006/08/post_a75e.html

なるほどねえ...
(冥王星が核兵器だというなら、核の時代は終わりと「解釈」して、
すなおに喜べばいいじゃん、なんて思ったけど...)

松本零士氏も、残念がっていたらしいけれど、
あちこちのブログを見ていても、冥王星が惑星でなくなるの、
感情的に受け入れがたい人は、結構いらっしゃいますね。
(いかにも宇宙のはてって感じで、人間がそれ以上踏み出せなさそうな
名前がついていたのも、あるのかもしれないけど...)

そうかと思うと、こんなほほえましい(?)お話もあるけどね。(笑)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060826-00000405-yom-soci


海王星の外側が、冥王星しか知られていなかったうちは、
そのまま惑星に入れても、差し支えなかったんでしょうけれど、
とくに、今世紀に入って、新しくカイパー帯天体が
いくつも見つかって、このあたりのようすがわかってきたので、
認識を改めることになった、ということなんでしょう...

冥王星は、「最後の惑星」ではなく、「最初のカイパー帯天体」
(それとも、「海王星以遠天体(TNO)」っていうの...?)としての、
栄誉に浴する(?)ことになるのかな。


ウチの母校も甲子園で準優勝したことがあります。相手のエースは現西武の松坂(当時横浜高)  投稿者:メビウス 投稿日: 2006年08月26日23時34分

あきさん
>黒影氏の書評を批判するなら、「分子進化の中立説」そのものを自分で読んでからじゃなければ出来ないでしょ。(谷庵さん)>>ということですよ。読んでないとしか思えません。2005年06月24日 5時24分のご自分の発言を引用されていますか、あれが証拠になるとでも?あのページだけ違うサイトから引用したとか、立ち読みしたとか、言われても反論できないでしょう。>>>

その日付の前後の過去ログをお読みください。その日一日だけでなく何度か分子進化中立説のことを私は話題にしています。

それに私はもともと黒影氏があまりにも総合説にばかり都合良く書き、分子進化中立説を矮小化していることを批判するつもりで書いたのです。ですから、いちいち手元に「分子進化の中立説」を置いて、照合する必要はないと判断しました。

しかしながら、すでにえめさん、ミケさん、谷庵さんにご心配をおかけして手を煩わせてしまっています。これ以上の悶着を避けるために、分子進化中立説に関する議論は取り下げます。

>さらに無知に起因する的外れな批判をしてギャラリーの皆様にご迷惑をおかけしていることを反省して欲しいですね。>>

はい。それでは大変厚かましいお願いですが、分子進化中立説と適応進化をうまくまとめた参考文献があれば是非教えていただけませんか。ただし、私は現役の学生でも理系出身でもないので「自分で教科書を買って読め」とは言わないでいただきたいのです。どんな本が教科書か判断する能力は私にはありません。よろしくお願い申し上げます。そして1年後にまたこの問題で議論ができたら...と思っています。

さらに、今後とも引き続き4つの合意事項の有効を確認したいと思います。 よろしいですか<


ビタミンCの例なんか象徴的  投稿者:ゆん(♂) 投稿日: 2006年08月26日22時44分

人間のデザインが「最適」でない好例は、ビタミンCの合成能力なんかにあらわれてますね。

哺乳類はみんな共通して持つ「ビタミンCを合成する能力」を、人間をはじめとする霊長類は失っています。それも、単にビタミンCの合成能力を持たないわけじゃなくて、よりにもよってビタミンCを合成する生成経路の最終段階だけを、遺伝的欠損によって失っているんだそーで。霊長類はせっせと役に立たないビタミンCのまがい物を生産しているわけですな。


偶然がないという証拠は?  投稿者:クハ72 投稿日: 2006年08月26日18時48分

前世からの縁もカルマの解消も、本当にあるのか?
まずは帰納的に立論することから始めよう。


偶然がないとすると、、、  投稿者:JA50 投稿日: 2006年08月26日18時41分

量子力学が成立しないんじゃないの?


今生での出会いも  投稿者:TT 投稿日: 2006年08月26日18時00分

>こうして 転んだのも、イテテテテ(*^ω^*)偶然ではないのけ?

だから偶然は一つもありません。前世からの縁(えにし)とかカルマの解消の為です。
この世とその中にある全てのものが存在する事自体、超不思議な出来事なのです。


すべてのタンパク質が完全に最適化されているという根拠は?  投稿者:Seagul-X 投稿日: 2006年08月26日16時07分

ちょっと遡って、通行人Aさんの過去の投稿をみてみたのですが疑問が解決しないので、質問させてください。


○「しかも、人間の10万種のタンパク質すべてが、最適化に成功しているわけです。」とありますが、この根拠について教えていただけないでしょうか?
私はべつにすべてが最適化に成功していなくても生存に(そして子孫を残すのに)支障がなければいいんじゃないかと思いますが。もちろん、いまのものよりも、より最適化されたものが出現すれば、いまのものは生存に不利だということで淘汰されることもあるでしょうが、それまでは最適化していなくても問題ないんじゃないでしょうか。

たとえばヘモグロビンを考えてみます。鎌状赤血球症なんてのもありますがこれは酸素の運搬能力が低い変異ですよね。ところが逆に運搬能力が高くなったスーパーヘモグロビンなんてものもあります。しかし、これを持っているのは一部のひとに限られるようで、ほとんどのひとはそれより最適化度の低いヘモグロビンしか持っていないわけです。
つまりヘモグロビンに関していえば、かならずしも最適化に成功しているとは限らないわけですね。適当な最適化で適当に成功しているだけでも問題はないわけです。


○遺伝的アルゴリズムの名前が出されているにもかかわらず、アミノ酸配列のすべての組み合わせを試行しないと最適化できないような書き方をされていますが(誤読でしたらごめんなさい)、遺伝的アルゴリズムはパラメータのすべての組み合わせを試行するアルゴリズムだと通行人Aさんが思っていらっしゃるのかどうか、教えていただけないでしょうか?


○「また、タンパク質は、その立体的な構造が機能や性質を決めています。ですので、能力を担うのは、一部のアミノ酸配列で、他の配列はてきとうな配列でいいのですというのは、誤りだと思います。」と書かれていますが、それは「タンパク質を構成するアミノ酸の配列がひとつでも違ってしまったら、そのタンパク質はまったく機能しない」という主張なのでしょうか?

タンパク質の機能が立体構造によるものだというのはたくさんの研究で明らかにされていますが、同時にタンパク質が全体で機能している場合だけはでなく、形状の一部で機能が果たされている場合もあることもわかっています。であれば、それ以外の部分の配列がすこし違って形がすこし変わっても、肝心の部分の形状さえ保たれていればおおむね機能するんじゃないでしょうか?

また、タンパク質の立体構造というのはアミノ酸がつながって長い鎖状になったものが折り畳まれてできるものですよね。で、ここからは私の想像ではあるのですが、ちょうど折れ曲がった部分にあたるアミノ酸はかなり重要で、これが入れ替わると折れ曲がりの角度が大きく変わったりして機能が果たせなくなる可能性が高いけれど、ほぼまっすぐに伸びている部分などはアミノ酸が入れ替わってもあまり構造に影響しない、だから機能もあまり変わらない、ということは考えられるのではないでしょうか?


迷惑をかけているのはメビウスさんです  投稿者:あき 投稿日: 2006年08月26日15時47分

メビウスさんはあまりにもミスや誤読が多く、しかもそれをなかったことにしようとするので、肝心の分子進化中立説と自然選択説の話にたどりつくのはかなり先になりそうです。

>あきさんはこの本の著者が木村ではなく別の名前になっていることを指摘して、私の引用がずさんで、「向井先生が草葉の陰でないておられますよ」と事実誤認による非難をしました。しかしこれはもともとアマゾンの誤記です。「黒影」氏の事は不問にしてそんな言葉を勘違いして投げかけたのです。

アマゾンのミスかは知りませんが、と言ったのは、私が知っているのは黒影さんのレビューの記載されているアマゾンのページにミスがあるということで、その原因がアマゾンにあるのか違うところにあるのかはわからないということです。そんなことは気にしてもいません。また黒影さんがそのミスに気づいているかどうかも気にしません。黒影さんがレビューしたのは記載ミスのあるページに対してではなく原著書に対してであるからです。
また、メビウスさんだけのせいではないと最初に言っていますが、黒影さんのレビューのページにミスがあることを知っていたからこう書いたのです。メビウスさんだけが間違っていたらそうは書きません。
この日本語ならメビウスさんにでもわかりますか?

国語が苦手なメビウスさんのために別の言い方で繰り返しましょう。訳者にこだわったのは、メビウスさんが「分子進化の中立説」を読んでいないということを強調するためです。
読んでいればすぐに気づくだろうし、気づいていれば原著が木村の著書の訳本だということふれていたと思いますが、今頃気づいたのですか?
メビウスさんの批判が正しいか判断するために、メビウスさんには常識ではないでしょうが、一般的には黒影さんのレビューを読むものです。レビューのページにミスがあることにその時点で気づかないと思うのですか?
原著を読む習慣がなければ気づかないと思うのでしょうね。


私は誤記そのものを問題にしてるのではありません。谷庵さんが発言しているとおり、

>黒影氏の書評を批判するなら、「分子進化の中立説」そのものを自分で読んでからじゃなければ出来ないでしょ。

ということですよ。読んでないとしか思えません。2005年06月24日 5時24分のご自分の発言を引用されていますか、あれが証拠になるとでも?あのページだけ違うサイトから引用したとか、立ち読みしたとか、言われても反論できないでしょう。
黒影さんのレビューに対して誤った批判をしているから、原著を読んでいないと判断しているのです。

これほど何度も言ってもメビウスさんだけにはわからないと思いますが、実を言えば、必ずしも原著を読んでいる必要はないのです。むろん分子進化について詳細に知っていて、的確な批判ができるのであれば。
中立説に関する一般的知識がないために的確な批判ができないにもかかわらず、原著を読んでいないのであれば批判ができるのか、という指摘なのですから。

メビウスさんは知らないだろうけど、向井先生は集団遺伝学が専門で、ショウジョウバエを用いた研究などで成果を上げておられます。集団遺伝学の分子進化における役割を考慮すれば、メビウスさんのような間抜けな発言を聴けば泣きたくもなることでしょう。

あなたの書評に対する批判に同意が得られないのはなぜかをよく考えてみた方がいいですよ。
ミケさんや谷庵さんには理解できている私の指摘がメビウスさんには理解できないようですが、このこともどういう意味があるかよく考えた方がいいと思います。
さらに無知に起因する的外れな批判をしてギャラリーの皆様にご迷惑をおかけしていることを反省して欲しいですね。


メビウス さん  投稿者:ミケ 投稿日: 2006年08月26日14時30分

>あきさん、アマゾン自体がこの本の表記にミスがあるという私の指摘に耳も貸さず確認もせず、かといってアマゾンですから誰でも確認できるのでなかったことにはできないので、確認しないまま、自分はあずかり知らないといった風に開き直るのですか。1週間あればその間に確認できるだろうと間隔を開けたのに確認せず、自分のミスをなかったことにしてしまうあきさん。

おいおいオイオイオイ、、、。
これまでのメビウス さんの態度から見て、
単に熱くなって勘違いしただけとは思いますが、これは事実と異なりますよ。


8月15日(火)23時28分34秒 のあき さんの投稿
『あなたの書き方だと、向井先生が著者であるように見える。著者が木村であることを知らないのか?』
に対し、メビウス さんは1週間何の反論もしませんでした。

そして、『それはAmazonの誤記である』と指摘したのは、1週間後、
8月24日(木)04時36分34秒。

そんで、
「なかったことにしてしまうのですか」
という発言があったのは 8月25日(金)03時08分53秒。

確認するために設けられた時間は1週間どころか一晩しかありませんよ。

別にAmazonの誤記だろうが同じことなんですけどね。
Amazon が訳者を著者と誤解しかねないような表記をしていたとしても、
Amazonで書評を書く人は別にそこに触れる義務はありません。
一方、掲示板などで自分が話題に挙げる本の紹介の際にそのような間違いを犯した場合、
「お前、その本を本当に読んだのか?」と疑われることがあるのもまた仕方ないことです。

その疑惑に対する適切な反論としては、
『Amazon が間違っている。』
だけではやや弱く(谷庵 さんの投稿参照)、
『Amazon にあるページをそのままコピペしてしまった自分の不注意である』
というところまでもっていったほうが良いと思います。

そう言うことによって、
「お前、ホントに読んだのかよ」疑惑がそれ以上深まることを防ぐことができます。


なんだかなあ  投稿者:谷庵 投稿日: 2006年08月26日 9時29分

アマゾンが誤記したんだね。
つまり、メビウスさんは「分子進化の中立説」を読んで黒影氏を批判しているのではなく、アマゾンのサイトを見て批判しているのね。
「分子進化の中立説」そのものを読んだのなら、そんな間違いしないものね。

黒影氏の書評を批判するなら、「分子進化の中立説」そのものを自分で読んでからじゃなければ出来ないでしょ。
そんな当たり前のことを、あきさんは言っているに過ぎないと思うのだけど。
何をそんなにいきり立つのだろう。

私には黒影氏の書評も、おかしなことは言っていないように見える。
「分子進化の中立説」を読んでいないので、書評としてではないけれど。


都合の悪い事はなかったことにしてしまうあきさんのためにギャラリーの皆様にご迷惑をおかけしております  投稿者:メビウス 投稿日: 2006年08月26日 8時56分

あきさんはあまりにもミスや誤読が多く、しかもそれをなかったことにしようとするので、肝心の分子進化中立説と自然選択説の話にたどりつくのはかなり先になりそうです。しかしその責任は学問以前の単純ミスさえなかったことにしてしまうあきさんが全面的に負っているのだということをこの際ギャラリーのみなさんにご理解願いたいと思います。

事実をきちんと押さえて話を進めないと、こんな調子で好き勝手にあきさんに都合の悪いことをなかったことにされてしまっては、堂々巡りの押し問答が続くのは目に見えています。

これではまともな議論などできません。あきさんが自分のミスに分別ある対応をするまで、他の方の迷惑にならない程度に、こんな低レベルな書き込みをせざるを得ないことをつくづく情けなく思います。


単純ミスすらなかったことにしてしまうあきさん  投稿者:メビウス 投稿日: 2006年08月26日 8時34分

あきさん

>「分子進化の中立説」向井輝美と書いてあるとこの本の著者が向井先生のようにみえます。著者名を書き、その後に向井輝美訳と書くべきでしょう。書評されている著書について全く知らないで書評を批評しているのではないでしょうね。向井先生が草葉の陰で泣いてますよ。>>>

これがあきさんの勘違いであり、アマゾンの表記ミスであると指摘したにもかかわらず、自分で確かめもしないまま「著者名を書き、その後に向井輝美訳と書くべきでしょう。」と独りよがりのお説教へと続き、「書評されている著書について全く知らないで書評を批評しているのではないでしょうね。」という質問的詰問のレトリックに発展、「向井先生が草葉の陰で泣いてますよ。」とうとう勝手に向井先生を泣かしてしまうほど私はでたらめな引用をして、原著も読んでいないのだろうと勘違いに勘違いを積み重ねて決め付けてしまいました。あきさん、アマゾン自体がこの本の表記にミスがあるという私の指摘に耳も貸さず確認もせず、かといってアマゾンですから誰でも確認できるのでなかったことにはできないので、確認しないまま、自分はあずかり知らないといった風に開き直るのですか。1週間あればその間に確認できるだろうと間隔を開けたのに確認せず、自分のミスをなかったことにしてしまうあきさん。


一度に改良は無理  投稿者:diamonds8888x 投稿日: 2006年08月26日 8時24分

 通行人Aさんの計算は、全くのゼロから最適化された10万種のタンパク質を組み立てる、もしくは見つけだす場合のものです。実際に起きているのは次のようなことです。
 ある時点で生きている生物の持つ全てのタンパク質はほぼ最適化されています。突線変異により、少しずつ異なる配列が常に誕生しており、環境が変化した場合の自然選択はこの変異群の中から行われます。元々最適化されたものからの少しの変異ですから、やはり適していることには違いはありません。というか、生きられないほどに不適だったら除かれてしまうわけで、それが自然選択というものです。

 例えてみれば、通行人Aさんの計算はいきなり10万行ものプログラムを書き上げようという場合の話なのですが、実際の進化の過程は常に動いてはいるプロクラムが少しずつ改良されていくようなものなのです。


向井先生とあきさん  投稿者:メビウス 投稿日: 2006年08月26日 4時46分

あきさんへ
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木村資正の苦悩  投稿者:パラドックス 投稿日: 2005年06月24日 5時24分

「自然淘汰を分類する上で一つの単純ではあるが有用な方法は、それを二つのはっきりした型、すなわち正の淘汰と負の淘汰に分けるやり方である」
「正の淘汰は生物学的に重要であるにもかかわらず、自然界で働いているところは滅多に観察されない。よく知られており、絶えず引用される例はガの工業暗化....昆虫のDDT抵抗性と細菌の抗生物質抵抗性がある。これに比べれば、負の淘汰の例はたくさんある。.....
教科書に出てくる突然変異についての多くの例はこのような性質のものである」
木村資生「分子進化の中立説」紀伊國屋書店、P.135

木村は、正の淘汰はほとんど観察されないと言っていますから、逆に言えばほんの少しはそれも認めていると解釈できなくもありません。しかし負の淘汰に重点を置いているのは明らかです。

前回の書き込みとまとめると、木村は負の淘汰と安定化淘汰は認めていました。しかし正の淘汰については、通説である表現型レベルにおける正の淘汰を否定しようと思ったらよほど分厚い証拠がない限り無理だろうという学者の分別として、とりあえず否定はしないまま終生貫き通したように思います。
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(この書き込みの前後に、常連さん方の分子進化中立説と自然選択説の関係についての当時の書き込みも確認できます。パラドックスは私の旧HN。)

>私が言っているのは、ある著書のレビューに対する批評を、レビューしている原著書の著者名すら知らないで満足にできるのか、ということです。>>>
ここに引用したとおり、1年以上前に私はこの本について当掲示板で取り上げています。これもなかったことにしてしまうのですか。

レビューをしている「黒影」氏が原著書名の訂正をしていないのになぜ同じ理屈で非難しないのですか。

あきさんはこの本の著者が木村ではなく別の名前になっていることを指摘して、私の引用がずさんで、「向井先生が草葉の陰でないておられますよ」と事実誤認による非難をしました。しかしこれはもともとアマゾンの誤記です。「黒影」氏の事は不問にしてそんな言葉を勘違いして投げかけたのです。

>ご自分は発言後1週間たってからレスを付けるのはかまわないが、他人は自分の発言に1日以内にレスを付けないといけないということですか?>>>

あきさん自身が元の表記を確認して、勘違いであることに気づき、私に何か一言あるだろうと期待して時間的猶予を与えたのです。

ところが「アマゾンのミスかは知りませんが」と言っているところを見るとアマゾンのミスを確認もせず、今も草葉の影で泣いておられる向井先生のことを慕い続けているあきさんから私はこれからも恨まれ役になっちゃうんですね。単なる勘違いはだれにでもあることです。それを素直に認められないのは、プライドが高すぎるのか、向井先生のことをよほど慕っていらっしゃったのか、私には理解できません。

引用時の不具合がそもそもアマゾンのミスであることを「アマゾンのミスかは知りませんが」とうやむやにしてしまうんですか。そして私が、それはあきさんの勘違いだと注意しているのに確かめないのはなぜなのですか。

引用の不備について私のことをそれでまずひとしきり非難して主導権を握って(勘違いなのだが)から、分子進化中立説の話題へとつなげていき、さらに優位に立とうというばかげた詭弁術を使おうとしたのではないのですか。違うのであれば、本のタイトルに関する引用の不備があきさんの勘違いであることをまず認め、分別ある一言があってしかるべきです。

とにかくあきさんの意見はあまりにもお門違いであり、一つ一つ指摘すると連投になる可能性があると、まずお断り申し上げておきます。他の方に迷惑にならないように少しずつ間隔をあけますが。


「共振性原理」を知っているかい?  投稿者:rhizomelee 投稿日: 2006年08月26日 3時51分

すべては共振している。
――とうとうクオリアと生命とひもをめぐる
新しい思想が全貌を現し始めた。

物質と非物質(クオリアや生命)を
統一的に理解する共振性原理

の骨組みがほぼできてきた。
常識的な世界の見方とはあまりにかけ離れているので
最初はとっつきにくく戸惑うかもしれませんが、
どうか我慢してじっくりあじわってみてください。
アインシュタインの相対性原理も
当初はとんでもない妄想だとみなされた。
だが、あるがままの世界は
実は、それ以上に
とんでもない構造を持っているのです。

サブボディヒマラヤ共振塾:http:// subbody.com/の「共振論」まで、どうぞお越しください。


マルチレス  投稿者:クハ72 投稿日: 2006年08月25日23時01分

たんぽぽさん
占星術師のブログ見つけたんですが、かなり困惑しているようです。
ttp://mademoiselleai.nifty.com/madeailog/2006/08/post_a75e.html
実在しない星が入っているというのは「と学会」の本で読んだ事がありますが、
必ずしもすべての占星術師が採用しているわけではないようです。
占星術は統一された定義や見解はなく、13星座も日本の一部でしか普及しませんでしたし、
例えば5月21日生まれの人はおうし座なのかふたご座なのか文献によって違うわけですw
学会のようなお互いの研究成果を発表する場はなく、それぞれが勝手にやっているだけですから。

TTさん
だからここで信仰告白しても水掛論にしかならないんですってば。


Re: せつなさああああぁぁぁぁぁん!!!!  投稿者:たんぽぽ 投稿日: 2006年08月25日21時36分

>どうでもいい話だけど、占星術はどうなっちゃうのかな。

占星術は、「小王星」「魚王星」「氷王星」と、
実在しない星が、もともと3つ入っていますよ。
(「ケレス」「カロン」「第10惑星」の和名に、これらを当てたら
ちょうどいいかも? なんて、少しだけ思ったけど...)


ご意見、ご要望がございましたら、掲示板か、 e-mail:natrom@yahoo.co.jpへどうぞ。


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